パイロット A式 透明 中芯先端のCリングを外す。 | 萬年筆グラフ 目録

 

 

パイロット A式 透明軸

昭和24年

 

 

中芯は透明で鉄芯なしで

逆ネジ固定。

破損の可能性が大きいので

尻軸側から外さない。

 

*ペン先側からゴム板で

中芯を固定し 細い棒で

中芯先端のCリングを外す。

爪楊枝は強度が不足なので

竹串を削って加工。

 

 

竹串でCリングの隙間を

後ろへ押してゆく。

 

 

 

中芯凹のCリングを

段差の向こうへ置いてゆく。

 

 

 

Cリングを凹から

完全に脱出させる。

この状態で中芯を

勢い良く引き出して

Cリングをスポンと外す。

 

 

A式の中芯・内筒は

多数在庫あり。

 

*エボナイト製のCリングは

外し易く 取り付け易い

絶妙な大きさで作られている。

 

 

 

 

 

 

 

尾栓ユニット 9層

茶色半透明の樹脂製

 

①底座 

②白ゴムパッキン

③蓋 (薄い5円玉)

④オイルタンク

⑤内にフエルト

⑥蓋

⑦白ゴムパッキン 

除去して画像には無い。

⑧蓋

⑨マイナス付きネジ蓋 

 

*白ゴムは質が悪く

加熱で粘液状になって

胴内にベタベタ付着する。

コレを丁寧に時間をかけて

除去する。

 

 

 

パッキン交換

底座

シリコン板  透明

外9.0 内3.0 厚さ1.0

オイル・タンク 

ひまし油を浸したフエルト

シリコン板  透明

外9.0 内3.5 厚さ1.0

マイナス付きネジ蓋

 

中芯径 透明 3.2

 

*組み上げ

先に

中芯に尾栓ユニットをセット

次に

中芯先端のCリングを取り付ける。

この状態で

マイナス・ドライバー

または 爪楊枝を

マイナス付きネジ蓋の凹に

差込んで捻じ込んでゆく。

 

 

*透明中芯は摩擦が大なので

ワセリンではなく

良質のグリスを塗る。

中芯上下動は軽く

数回で満タンとなる。

吸入量

1.0cc