リンコ NO.1 戦前 パイロット 輸出用 その2 | 萬年筆グラフ 目録



「ホームズ 今日はパイロット・・・??
いや 何か おかしいぞ?」

 

 

 

 

 


「これは 一見パイロットに見えるが
 実はやっぱりパイロットだった・・・
という激レア物だ。」


 

 

「金張りクリップの刻印は パイロットですね。
戦前R型・セル軸だから 昭和13年以降・・・
戦中ならば 金は使えない?」


 



「キャップリングが無くて線彫り・・・
吸入は アイドロッパー式・・・
ペン先は・・・。」

 


 


ペン先・刻印
WARRANTED
”PILOT”
14K
MADE IN JAPAN
ー<1>ー
HARDEST
IRIDIUM

「戦前・・・昭和12年頃の14K・刻印ですが
 パイロットなら 必ず裏に
製造年月が刻印があるはず・・・
いや・・? 見当たりませんね。」

 

 


ペン先・裏 

 

「なぜか 『4』とだけ刻印されている。
胴軸の刻印を見たまえ。」




 


胴軸・刻印

「ありふれた戦前・R型の
スモール・Nマークです。」

「ワトソン君 その裏側だ。」

 

 


もうひとつの胴軸・刻印 

「ええ??・・ リンカーン??・・
リンコノ??・・
MADE IN JAPAN・・・」

 「”LINCO NO.1”
リンコ ナンバー・ワン
と読む。」

 「何が何だか 判らなくなってきました??
有り得ない組み合わせです。」

「これは パイロットの海外輸出用という事だ。
入手先は 米国だからな。」


プラチナ 輸出用 HIFRA

パイロット その他の輸出用


「なるほど。
そう言えば戦前に・・・
『フランクリン』という名で輸出したと
社史にあります。

でも リンコって何でしょうかね?
リンコンなら知ってますが・・。」

「90WC 西独ーコロンビア戦
1-1
後半45分

 

 

バルデラマのスルーパスを受けて・・・
 

 

 

 GK股抜きシュートを決めたのが・・・

リンコンだ。」

 


リンコ No.1
戦前・パイロット
R型・セル軸 アイ・ドロッパー式
輸出用