34【俺からもう話すことないけど】 | 美容室経営コンサルタント 神之門政隆(かみのとまさたか)のブログ

美容室経営コンサルタント 神之門政隆(かみのとまさたか)のブログ

創業は28年!スタッフ現在100名現在11店舗
ヘアデザインコンテストでは世界大会でも3度出場!
自己記録入賞歴は128個!
私ができる要素
・月間100万売上スタイリスト
・対人関係能力アップスキル
・多店舗展開ノウハウ



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【俺からもう話すことないけど】




「俺からもう話すことないから?」

あと1週間で退職したいって言ってきたスタッフが「お話があります」って言ってきた。


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美容師になるために高卒で入社して、働きながら通信で美容学校に通ってた女の子です。


福島の田舎からでてきて、やっと免許が取れたばっかりの時期でした


純粋に親御さんの気持ちで対話しようと思った


「中途半端になるから絶対駄目‼︎
腕に職を身につけるんだから、辛いことの方が多いに決まってじゃん!親御さんは何て言ってんの?」


「お前の人生だからお前が決めろって言ってくれました」


「絶対ウソでしょ?
もしそうなら俺から親御さんに電話する!
仕事って、そんな甘ちょろくないこと一番しってる親御さんじゃないですかって?」


「それだけはやめてください!もう決めたんでお願いします。」




「絶対後悔するのわかってるから、認めたくない!こんな中途半端な状態って、俺が親なら絶対ゆるさない!」



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「あの~お話があります」
1週間後、退社するスタッフが接触してきた



「えっ?何?
十分おれの想いは話したから、俺からもう話すことないけど?」



「本当にお手数かけてすいません」




なに~もう~辞めるスタッフがまだ話あるってなんだろう?



正直、ちょっと面倒くささを感じた


一階にカフェで話を聞いた

開口一番!
「辞めること辞めます!
もう一度ここで働かせてください‼︎」


「えっ?どういうこと?あれだけ辞める、辞めるって言っていたのに、何があったの?」


「はい、この間!田舎の友達と電話で話してたら、お母さんの話になって・・・」


「お母さん?」


「はい、友達  お母さんと同じ職場で働いていてお母さんが心配してたよって言ったんです」


「お母さんなんていってたの?」



「はい、お母さんは帰ってくるの嬉しいけど、ちゃんと技術身につけて、もうちょっと我慢して続けて欲しいって涙流してたって、友達から聞いたんです」




「・・・・・。」


「だから、もうちょっとここで頑張ります。




「もうちょっとって!なんだよ(笑)」




「あっ!すいません」



「親の気持ちに触れたんだね!いいお母さんだね!大切にしなきゃだ‼︎」




正直!美容スキルは毎日の鍛錬とセンスが必要です。それ以上に人間関係をよくすることも求められる職業です。理不尽なことも降りかかります、そんな中で続けられるには、なりたいイメージが強くないと難しい職業だと思います。親御さんの後ろ盾も子供の成長には最も欠かせないと感じる出来事でした



多謝