戦争は悲惨なものです。

ジャン=ポール・サルトルの言葉に、

「金持ちが戦争を起こし、貧乏人が死ぬ」とあるように、

一部の人達の私利私欲のせいで、多くの民が振り回され 犠牲になるように見えます。

特に、一番可哀想な犠牲者は子供達です。

 

そのため、疑問に持つ人もいるかもしれません。

主権者である神がいらっしゃるなら、なぜ戦争を野放しにしているのか?

また、なぜ 戦争をしたがる人達の思い通りに

事が進んでしまうのを許されるのでしょうか?

 

 

 

聖書を読むと、神が戦争を許されるのは、

正当な理由があるからだと分かります。

 

国民が、神に無関心で 偶像礼拝に走り、

自分勝手に生きる人が増えて民度が下がると、

類は友を呼ぶで、自分勝手な(私腹を肥やすために不正に走る)人が

上に立つことを許されるのです。

 

(日本では 偶像礼拝は罪だと聞いても、罪の認識に乏しく

ピンとこない人が多いです。

それくらい、文化・風習として当たり前になっていることでもあります。

ですが、偶像礼拝は、神が忌み嫌われるものであり 罪に当たります。

なぜ罪になるのか、いずれブログに書けたら...と思います)

 

 

人は、家庭内という最も小さな社会において、

戦争と同じことをしているのが現実です。

欲しかったら盗んだり、責任逃れに人のせいにしたり、

気に入らなかったら暴力をふるったり、妬んで蹴落としあったり、性的罪など、

外では犯罪になるようなことでも、家の中では平気で犯しています。

 

こうした一人一人の言動が、家庭・職場を不正と悪で満たし、

それが、国家・世界にまで影響を与えてしまいます。

 

 

つまり、神を忘れ、自分の思うままに生きる人(自己中心)が増えてきたからこそ、

ありとあらゆる問題が 国の内部で起こり、

やがて、内部の腐食が、外部も巻き込む問題になっていくのです。

 

何も問題がないのに、神が 戦争に引き渡すことは絶対にありません。

 

 

聖書に書かれていることは真実で、いつまでたっても変わることがなく、

今の世でもこの法則は当てはまります。

しかも、聖書には、なぜ 戦争が起きて 国が滅ぶことになってしまったか、

答えが全部書いてあるわけです。

 

 

神は、イスラエル王国とユダ王国の罪のゆえに

アッシリアやバビロンの侵略を許されました。

このことから、戦争自体、どちらかが正義ということは絶対になくて、

どちらにも非があるものであり、神の懲らしめ・裁きだと思っています。

 

そして、このイスラエル王国とユダ王国の滅亡時にも、

一番かわいそうなのは子供達だったことでしょう。

 

 

(聖書は、基本的にリビングバイブル:改訂新版(いのちのことば社発行)より引用)

9「わたしは、あなたがたをエルサレムから連れ出し、

わたしに代わってさばきを下す外国人の手に渡そう。 

(エゼキエル書 11:9)

 

 

 

滅びる前のユダ王国は、バアルなどの偶像礼拝が盛んで、

子供をいけにえとして焼き殺すことが当たり前になっていました。

自分の欲を叶えたいがために、なんと我が子を殺していたのです。

 

もちろん、殺される子供は 静かに死んだのではなく、

大声で泣き叫びながら、偶像の贄となっていったことでしょう。

子供が苦しむ顔を見ても、悪いことだと心が痛む人はほとんどおらず、

子供を焼き殺すことは、むしろ‟文化・風習”にまでなっていました。

 

この時点で、戦争でなくとも 殺された子供が一番の犠牲者であることは明らかです。

 

 

なので、神様は、預言者たちを次々に送り、何度も何度も警告し続けました。

ですが、人々は、生き方を変えたくないがために、

逆に預言者を迫害し 殺してしまいました。。

 

どんなに警告を聞こうが、どんなに国内が荒れはてようが、

人々は改めようとはしませんでした。

そればかりか、生贄にならなかった子供達は、

こんな偶像のために人の命を奪うのは間違っていると憤慨することもなければ、

自分だけは大人になっても絶対にそんな酷いことはしない!

と思うこともありませんでした。

 

周りがやっているから、そういう習慣だから、

ちょっとした犠牲で 豊かになって幸せになれるものなら安いものだと

若者達も こぞって偶像礼拝に励みました。

 

 

1鉄のペンかダイヤモンドの先端で、

石の心と祭壇の端に、

悪いおきてが刻み込まれているように、

わたしの民は罪を犯す。

 

2-3若者でさえ罪を犯すことだけは忘れず、

木々の下で偶像を拝み、

高い山でも平地でも偶像に仕えている。

だから、あなたの全財産を、

罪に見合う代価として、敵に渡す。

 

4こうして、わたしがあなたのために取っておいた

すばらしい相続財産は、

あなたの手からこぼれ落ちる。

わたしはまた、あなたを奴隷として、

遠い敵国へ売り渡す。

 

それは、あなたが、

いったん燃えたら永久に消えないわたしの憤りに、

火をつけたからだ。」

(エレミヤ書 17:1~4)

 

 

雪の結晶

 

3それから、主は彼らにこう語りました。

「ユダの王とエルサレムの市民よ、わたしのことばを聞け。

イスラエルの神、全能の主である私は言う。

わたしはこの地に恐ろしい災害をもたらす。

それは想像を絶するほど恐ろしく、それを聞く者は耳鳴りがする。

 

4イスラエルがわたしを捨て、この谷を恥と悪でいっぱいにしたからだ。

この民は、今の世代の者も先祖も、

またユダの諸王も拝んだことのない偶像に香をたき、

この地を罪のない子どもたちの血で満たした。 

5バアルのために高い祭壇を築き、自分の子をいけにえとして焼いたのだ。

こんなことは、わたしが命じもしなければ考えもしなかったことだ。

 

 

6それゆえ、この谷が『トフェテ』でも『ベン・ヒノム』でもなく、

『虐殺の谷』と呼ばれる日がくる。 

7わたしはユダとエルサレムの作戦の裏をかき、

侵入して来る軍隊にあなたがたを殺させ、

死体をはげたかと野獣のえじきとするからだ。 

8また、わたしがエルサレムを地上から一掃するので、通り過ぎる人はみな、

わたしがこの町にしたことを見て、驚きのあまり息をのむだろう。 

9敵が町を包囲するので食糧はなくなり、

閉じ込められた者が自分の子や友人の肉を食べるようになる。

(エレミヤ書 19:3~9)

 

 

雪の結晶

 

3ああ、イスラエルの山々よ。

あなたに、また、川や谷に語られる神、主のことばを聞け。

わたしが、主であるこのわたしが、

あなたがたの偶像を滅ぼすために戦争を起こす。

(エゼキエル書 6:3)

 

 

雪の結晶

 

10-11ついに、さばきの日が来た。朝日が昇ってくる。

あなたの悪と高ぶりは頂点に達し、行き着くところまで行ったからだ。

富におごり、高ぶる悪者は、一人も生き長らえることはない。

高慢の鼻は完全にへし折られ、あなたがたの運命を嘆く者もいなくなる。

(エゼキエル書 7:10~11)

 

 

雪の結晶

 

23わたしの民のために鎖を用意せよ。

この国は流血の罪で満ちているからだ。

エルサレムは暴虐に満ちているので、わたしはその住民を奴隷とする。 

 

24諸国の中でも最悪の国を、エルサレムに来させよう。

その国に彼らの家々を占領させ、彼らが誇っている要塞を破壊させ、

神殿を汚させ、高慢の鼻をへし折らせる。 

 

25イスラエルを切り捨てる時が、いよいよきた。

平和を求めても得られない。 

26-27災いの上に災いが、悲しみの上に悲しみが、惨事の上に惨事が襲う。

彼らは預言者の指導を求める。

それなのに、祭司も長老も、王も君主も、ただ手をこまねいているだけで、

絶望して泣き悲しんでいる。

 

わたしは彼らが行った悪に対し、それに十分見合った報いをするので、

彼らは恐怖のあまり震えおののく。

そして、わたしが主であることを知るようになる。」

(エゼキエル書 7:23~27)

 

 

 

こうして罪が積もりに積もった結果、

ついに神様の裁きの時が来て、バビロンが攻め込んできました。

そして、多くの子供達が、敵に虐殺されていきました。

 

すると、人々は、涙ながらに「なぜ、こんな酷いことを神は許されたのか。

子供たちが次々に殺されて、あまりにも悲惨だ」と叫びます。

 

 

はい、ここで気づかれた方もいらっしゃると思います。

平和な時は、自分の欲のためなら子供を殺しても平気だし、罪にならないけど、

敵国が攻め込んで来て殺したら、なんと残酷なことだと憤るのです。

人間の罪深さ、、相手の悪には気づくのに自分の悪には気づかない

というのが現れています。

 

つまり、戦争が起こる前に、まず内部腐敗があり、

既に被害者が出ているのが始まりなのです。

 

 

 

では、もし、敵国に殺された子供達が、仮に 戦争が起こらず生きて成長したとして、

はたしてどんな人間に育ったのでしょうか?

才能を発揮して輝かしい未来を歩む人間になったことでしょうか?

 

答えは、残念ですが、彼らもまた、

偶像のために子供たちを殺す側の人物になってたことでしょう。

戦争が起きるまで(神の裁きが下らない限り) 負の連鎖が続いていたからこそ、

戦争が起こるべくして起こったと言えます。

 

 

なぜそう言い切れるのか。

バアルに我が子を生贄としてささげる悪を犯しても

誰も罪に定められなかったということは、

間違ったこと・不道徳なことでも、異教の教えによって正当化され、

当たり前なこととして容認されるわけですから、考え方・思考がおかしくなります。

 

しかも、偽預言者が人気を博し、祭司の中からも 

(ツァドクの子孫を除いて)偶像礼拝に参加していたというのですから、

自分達に都合がよくなるよう民を洗脳していたことでしょう。

 

かつてのユダ王国がそうだったように、裁かれない殺人が横行している環境では、

(現代では、中絶・枠沈・裁かれない不正などが当てはまります)

罪によって思考力が落ち、教育においても堕落します。

 

 

こんな嘘だらけの中で育った場合、一人一人が 神を恐れて求めない限り、

周りの悪に流されて、考え方・理解力・言葉・行動すべてが低下(堕落)し、

一種の精神異常状態(カルト脳)が、普通で当たり前な状態になってしまうのです。

 

しかも、この異常状態(カルト脳)に陥った人ほど、強情で、悔い改めには縁が無く、

自分の考え方・生き方を変えたくないため

逆に正しい人・預言者や使徒達を迫害する悪に陥ります。

 

 

このことから、子供達が戦争で命を奪われることは、非常に痛ましいことですが、

一方で、悪を極めた国で育ったとしても 神を求める人間には絶対にならないし、

さらにどうしようもない罪人になるしかないから、

そうならないように天に召してくださった、、神の憐れみなのです。

 

 

1すると主は、こう私に語りました。

「たとえモーセとサムエルがわたしの前に立ち、

この国の民のために嘆願しても、わたしは彼らを助けない。

彼らのことなど放っておきなさい。

わたしの目の届かない所へ追い払うのだ。 

2もし彼らがあなたに、どこへ行ったらいいのかと尋ねたら、

わたしがこう言ったと告げなさい。

 

 

死に定められた者は死に、

剣で殺される運命にある者は剣に、

ききんに定められた者はききんに、

捕虜になる者は捕虜に。

 

 

3わたしは彼らのために、四種類の罰し方を決めておく。

切り殺す剣、食いちぎる犬、残った物をきれいに平らげるはげたかと野獣だ。 

 

4ユダの王、ヒゼキヤの子マナセがエルサレムで行った悪事のために、

あなたを厳しく罰する。

あなたの身に起こることは、

世界中の人々に、鳥肌が立つほどの恐怖を与える。

 

 

5エルサレムよ。

だれが、あなたのために心を痛めて泣くだろうか。

だれが、あなたの安否を尋ねるだろうか。

6あなたはわたしを捨て、わたしに背いた。

だからわたしは、あなたを打ち据えようと、

こぶしを振り上げる。

立ち直る機会を与えるのがいやになったのだ。

 

7あなたを町の門でふるいにかけ、

大切にしている物をみな奪い取る。

わたしの民は悪の道を振り切って

わたしに立ち返ろうとしないので、彼らを滅ぼす。

 

8未亡人の数は数えきれなくなる。

わたしは真昼に若い男を死に渡し、母親を嘆かせる。

彼らに突然、苦痛と恐怖を与える。

 

9七人の子をもつ母親は、

息子がみな死ぬので半狂乱になる。

昼なのに、目の前は真っ暗だ。

子どもがみな殺されるので、

子どもがない女になりはてて恥をかく。」

(エレミヤ書 15:1~9)

 

 

雪の結晶

 

イスラエルの神、全能の主は言う。

わたしは間違いなく、わたしの意のままに動く

バビロンの王ネブカデネザルを、エジプトに連れて来る。

そして彼の王座を、今隠した石の上に据える。

彼は、その石の上に王の天蓋を張る。 

 

11彼はエジプトに来て町を破壊し、わたしが殺そうと思っている者を殺し、

わたしが捕虜にしようと思っている者を捕虜にする。

また、多くの者が疫病にかかって死ぬ。 

 

12彼はエジプトの神々の神殿に火をつけ、偶像を焼き、

人々を奴隷にして連れ去る。

彼はまた、羊飼いが着物についたしらみをつぶすように、

エジプトを踏みつぶし、自身は無傷で去る。 

13ヘリオポリスの町にある偶像の記念塔は壊され、

エジプトの神々の神殿も焼き払われる。

(エレミヤ書 43:10~13)

 

 

雪の結晶

 

1また、別のことばがありました。主はこう語ったのです。 

2「人の子よ、エルサレムを殺人のかどで告発しなさい。

その恐るべき残虐行為を、公然と非難しなさい。 

3のろわれ、滅ぼされようとしている流血の町、

汚れと悪臭にまみれた偶像の町。 

 

4あなたは殺人と偶像礼拝の罪を犯している。

今、滅びの日が近づいている。

あなたに与えられた年月は終わりに達した。

あなたをすべての国々の笑いものとし、非難の的としよう。 

5近くの者も遠くの者も、悪名高き反逆の町として、

あなたのことをあざ笑うだろう。

 

 

6城壁の中に住むイスラエルの指導者たちは、人殺しに夢中だ。 

7両親は全く顧みられず、

寄留者や旅行者は保護という名目で不当な金を払わされ、

孤児や未亡人は不正な扱いを受け、さんざんな目に会っている。 

8神に関することは、どうでもよいことのように思われ、

安息日も軽んじられている。 

 

9囚人はぬれ衣を着せられ、死刑にまでされている。

どの山の上も偶像で満ち、みだらなことが至るところで行われている。 

10父の妻と姦淫したり、生理中の女と寝たりする男がいる。 

11人妻や息子の嫁、あるいは腹違いの姉妹との姦淫も

普通のことになっている。 

 

12雇われて人殺しをする者、暴利をむさぼる高利貸し、

不当に搾取する者がそこら中にいる。

わたしのことも、わたしの戒めのことも、彼らの念頭にない。」

 

 

主はこう語ります。

13「さあ今、わたしは手を鳴らして、

あなたの不正な利得と流血をやめさせる。 

14わたしが罰する日に、あなたは強く、勇敢でいられるだろうか。

主であるわたしが語るのだ。みなそのとおり行われる。 

 

15わたしはあなたを世界中に散らし、あなたのうちにある悪を焼き滅ぼそう。 

16あなたは国々の間で辱められる。

その時、あなたはわたしが主であることを知る。」

(エゼキエル書 22:1~16)

 

 

雪の結晶

 

12また、次のようなことばがありました。 

13「人の子よ。この国の人々がわたしに罪を犯すとき、

わたしは、こぶしで彼らを打ちのめし、食糧の供給を絶ち、

ききんで人間も動物も絶ち滅ぼす。 

 

14たとえノアやダニエルやヨブが、今ここにいたとしても、

その思いや行いの正しさによって彼ら自身が救われるだけだ。

だれも、ほかの者を助けることはできない。

わたしはイスラエルの残りの者を滅ぼす。」

 

主は言います。 

15「わたしがこの地に危険な野獣を放ち、荒らすにまかせれば、 

16たとえこの三人がいたとしても何の役にも立たない。

彼らは、待ちかまえている滅びから人々を救えない。」

 

 

こう主は言います。

「この三人だけは救われても、地は荒れはてる。 

17あるいは、わたしがこの地に戦争を起こし、

敵軍にすべての物を破壊するようにと命じるとき、 

18たとえ彼らがここにいても、わたしが言うとおり、

救われるのは彼らだけだ。 

19-20あるいは、わたしがこの地に憤りを注いで疫病をはやらせ、

その災害で人間も動物も死ぬとき、

たとえノアやダニエルやヨブが生きていたとしても、

わたしが言うとおり、その思いや行いの正しさのゆえに

救われるのは彼らだけだ。」

 

 

21さらに主は言います。

「戦争とききん、どう猛な野獣と疫病、この四つの厳罰がエルサレムに下り、

すべての生き物を滅ぼそうとしている。 

 

22もし生き残る者がいて、

バビロンに捕囚の身とされているあなたがたのところへ来たなら、

あなたがたは自分の目で、彼らがどんなに悪い者であるかを見て、

わたしがエルサレムを滅ぼしたのは当然だと認めるだろう。 

23彼らに会えば、起こるべきことがイスラエルに起こったのだと

うなずくことだろう。」

(エゼキエル書 14:12~23)

 

 

 

そもそも、警告した時に 素直に聞いて改めていれば、

戦争という悲惨な目にあうことはありませんでした。

ですが、罪の泥沼にはまり込んでいる人は 

死ぬほど痛い目を見ないと分からないですから

(実際は、痛い目を見ても 相変わらず罪を自覚できない・分からない人の方が多い)、

神は、さらなる悪人を用いて痛い目にあわせることで罰せられます。

(もちろん、その悪人も、悔い改めなかったら後に滅ぼされます)

 

悪人には極悪人をもって罰するーー

このことは、罪が裁かれる時が来た時、

自分より遥かに大きな力に踏み潰されてしまうことを意味します。

 

私たちの岩である神よ、

あなたは、恐ろしい罪を犯した私たちを懲らしめ、

正しい者にしようとして、

カルデヤ人を起こされたのです。

13私たちは悪い者ですが、彼らはもっと悪いのです。

(ハバクク書 1:12~13)

 

 

 

ここで、注意すべきことがあります。

確かに、イスラエルとユダ王国は、

自分達の罪の報いにより 全世界に散らされましたが、

だからといって、差別したり迫害してもいいわけではありません。

なぜなら、神は、裁きのためにさらなる悪人を使うとあるからです。

 

ユダ王国を侵略したバビロンは、諸国の中でも最悪の国と書かれていますし、

バビロン王国の中でも救われる人がいるため、神は忍耐して待たれました。

ですが、ユダ王国に課せられた刑罰70年経っても悔い改めなかったので、

ついに裁きの時がきて滅ぼされました。

 

アブラハム契約は 昔も今も変わることなく有効だからです。

 

このことから、現代でも ユダヤ人であるという理由だけで差別や迫害する人は、

人権を軽んじているばかりか、悪魔の罠に騙されており、

そのうえ、自分自身を極悪人だと自白していることになります。

そして自ら滅びを招いてしまっています。

 

 

8-9そして今、神である主はこう宣告します。

「あなたがたがわたしのことばを聞かなかったので、

わたしは代理人に立てたバビロンのネブカデネザル王の率いる

北方軍団を呼び、この国と住民、それに周囲の国々を攻めさせる。

こうして、徹底的に破壊し、あなたがたを永久にあざけりの代名詞とする。

 

10喜びと楽しみ、結婚式の喜びを取り除く。

事業は失敗し、家庭は暗闇に閉ざされる。 

11国の全土は見渡す限りの荒れ地となるので、

諸国の民は、あなたがたに降りかかった災難を知ってショックを受ける。

イスラエルと近隣諸国は、七十年間バビロンの王に仕える。 

 

 

12この奴隷の期間が終わったら、

わたしはバビロンの王とその国の民を、彼らの罪のために罰する。

カルデヤの地を永久に荒れはてた所とする。 

 

13この書に記した恐るべきこと、エレミヤが国々に宣告したさばきを全部、

この地にもたらす。 

14多くの国々と強い王たちは、カルデヤ人がわたしの民を奴隷にしたように、

今度はカルデヤ人を奴隷にする。

わたしは彼らを、彼らがわたしの民を扱った基準に従って罰する。

(エレミヤ書 25:8~14)

 

 

 

 

今、イスラエルとパレスチナとの間に戦争が起きていますが、

これも両国の関係がどうのこうのというより、

まず、それぞれ自国の内部に問題があると捉えた方がいいでしょう。

 

イスラエルは、パレスチナとの関係をすべて除いて考えても、

国内に問題を抱えていることは間違いありません。

神の民でありながら 神に無関心な世俗的な人や無神論者が増え、

LGBTQの先進国にもなってしまっていました。

(実際、戦争が起きたことで、神を呼び求めお祈りする人が増えたそうです)

 

 

ただ、イスラエルは、神の約束により、

懲らしめは受けど 滅ぼし尽くされることは絶対になく、

苦難を通して、終わりの時には 国家全体がイエス様をメシアだと信じ救われます。

 

ですが、他の国は、ソドムとゴモラなどの消え去った文明国のように

裁きの時には完全に滅ぼされます。

 

 

また、イスラエルに付きまとう土地問題も、実は 聖書に書かれていることです。

メシアであるイエス様がこの世に来た時、彼らは受け入れなかったばかりか、

その責任は、子孫の上にまで降りかかってもいいと豪語しました。

その告白通り、イエス様を喜んで受け入れるときまで、

偽りの平和はあれど、問題が解決することはありません。

 

 

27わたしはユダの王国を根底からくつがえす。

たとえ新しい体制が生まれても、それに権威を授ける者が現れるまで、

決して国は確立しない。

わたしが、その者にあらゆる権威を与えるのだ。

(エゼキエル書 21:27)

 

 

雪の結晶

 

 4これは、イスラエルが今後ずっと、王も君主もなく、

祭壇も神殿も祭司も、また偶像もなく過ごすことを示しています。 

 

5のちに彼らは、彼らの神、主と、

彼らの王であるメシヤのもとに帰って来るでしょう。

終わりの日に、彼らは震えおののきながら、

うやうやしく主とその祝福に近づいて来るのです。

(ホセア書 3:4~5)

 

 

雪の結晶

 

神はこう言っておられます。『わたしは預言者や使徒たちを派遣します。

しかしあなたがたは、彼らを殺したり、迫害したりするのです。』 

 

50-51今の時代に生きるあなたがたは、世界の初めからずっと、

すなわち、アベルが殺された時から、

ザカリヤが聖所と祭壇との間で殺された時まで、

神の預言者たちを殺し続けてきた責任を問われます。

そうです。確かにあなたがたには責任があるのです。 

 

52律法の専門家たちよ、あなたがたはわざわいです。

人々の目から真理を隠しているのですから。

あなたがたは自分が真理を信じないばかりか、

ほかの人たちが信じるチャンスまでも奪っているのです。」

(ルカの福音書 11:49~52)

 

 

雪の結晶

 

24どうにも手のつけようがありません。

暴動になるおそれさえ出てきました。

あきらめたピラトは、水を入れた鉢を持って来させ、群衆の面前で手を洗い、

「この正しい人の血について、私には何の責任もない。

責任は全部おまえたちが負いなさい」と言いました。

 

25すると群衆は大声で、「かまわない。

責任はおれたちや子どもたちの上にふりかかってもいい!」と叫びました。

(マタイの福音書 27:24~25)

 

 

 

さらに、UNRWA(国連パレスチナ難民救済事業機関)の職員が、

実はハマスのメンバーで虐殺に加わっていたことや、

国際社会から受けた援助資金が、結局、自国(ガザ)の子供達のためではなく、

テロのための教育といった非人道的行為に使われていたことも判明しました。

 

提供された資金をちゃんと正しく使っていたなら、

パレスチナの貧困層はいなくなり、経済も潤いますから、

本来ならば、ここまでの争いになることもなかったはずです。

 

 

ここでも、今回の戦争が起きる以前に、

身内の不正によって 子供達が犠牲になっていたことが分かります。

子供たちの未来を奪い利用ーー間違った教育によって洗脳し、

将来は残虐なテロリストになるしかない状態にーーしてきたからです。

 

神様は、もちろんこうした事実が発覚する前から すべてをご存じです。

そのため、パレスチナ側で犠牲になった子供達は、

テロリストになる前に召してくださったと言えるのです。

 

大人になってテロリストになってからでは、

罪を犯し続けることで心が頑なで鈍くなり、悔い改めるのが非常に難しくなります。

しかも、その道の終わりは、地獄行きです。

 

ですが、子供なら、判断力の未熟さ、無力で大人に逆らえないなどの

環境要因も考慮された裁きになることでしょう。

 

神様のなさることは完璧です。

 

 

33ああ、なんとすばらしい神を、私たちは信じていることでしょう。

その知恵と知識と富は、なんと豊かなことでしょう。

神のなされる方法を理解することなど、とうていできません。 

 

34いったいだれが、主のお心を知ることができますか。

だれが、主のご計画の相談に加わるほどの知識を持っていますか。 

35また、いったいだれが、主から報いが頂けるほど

十分に主にささげましたか。 

 

36というのは、すべてのものは神から出て、

神に生かされ、神の栄光のために存在しているからです。

どうか、この神に栄光がとこしえにありますように。

(ローマ人への手紙 11:33~36)

 

 

雪の結晶

 

8「わたしの計画はあなたがたの計画と違い、

わたしの思いはあなたがたの思いと違う。

 

9天が地より高いように、

わたしの道はあなたがたの道より高く、

わたしの思いはあなたがたの思いより高い。

(イザヤ書 55:8~9)

 

 

 

 

今、地獄(ハデス)で苦しみ続けている人達は、

この世に戻してくれるなら、戦争の真っただ中の場所であろうと感謝するでしょう。

この世はどんなに辛くても、神の恵みがあります。

 

逆に、地獄は、言葉に言い尽くせないほど悲惨で、

この世の苦しみをすべて合わせても比べ物にならない苦しいところです。

しかも、その苦しみは、永遠に終わることなく続きます。

 

そんな無限の苦しみにあわないためにも、

神様は、戦争などの苦難を通して、人に死を意識させ、

神に立ち返ることを望んでおられます。

 

 

 

(私事ですが、しばらくの間忙しくなるため、落ち着くまで更新頻度が減ります。

よろしくお願いいたします🙇)

 

 

21「こうして、わたしは国々の中にわたしの栄光を現す。

諸国の民はゴグが受けた刑罰を見て、わたしがそれをしたことを知る。 

22その時から、イスラエルの民は、

わたしが彼らの神、主であることを知る。 

 

23諸国の民は、イスラエルが捕囚として異国に送られたのは、

彼らの罪に対するさばきであったことを知る。

事実、彼らは神を裏切る行為をしたからだ。

それで、わたしは彼らから顔をそむけ、

敵の手で滅ぼされるようにしたのだ。 

24顔をそむけて、その大きな罪にふさわしく、

彼らを厳罰に処したのだ。」

(エゼキエル書 39:21~24)

 

 

雪の結晶

 

33木の良し悪しは、実で見分けます。

良い品種は良い実をつけ、劣った品種は悪い実をつけるものです。 

34ああ、まむしの子らよ。あなたがたのような悪者の口から、

どうして正しい、良いことばが出てくるでしょう。

人の心の思いが、そのまま口から出てくるのですから。 

 

35良い人のことばを聞けば、

その人の心の中にすばらしい宝がたくわえられていることがわかります。

しかし、悪い人の心の中は悪意でいっぱいです。 

 

36言っておきますが、やがてさばきの日には、

あなたがたは今まで口にしたむだ口を、

一つ一つ釈明しなければならないのです。 

37あなたがたのことばしだいで、あなたがたの将来は決まります。

自分のことばによって、正しい者とされるか、

あるいは罪に定められるか、どちらかになるのです。」

(マタイの福音書 12:33~37)