カテーテル手術の前にお腹から足にかけて体毛をバリカンで剃られ手首と足の付け根を消毒。

 

 ということでまず左手に点滴を1本とったうえで右店首に麻酔をするんですが

 

 先生:「麻酔するんだけどすごく痛いんで頑張ってくださいね」

 私:「はい、お願いします」

 

 手首の関節の動くところに麻酔の注射。確かに痛いがもっと強烈な痛さを想像していたので、実際にはそれほどでもなっかた。

 

 そして手首の動脈からカテーテル挿入開始。麻酔が効いてるから痛くはありませんが腕から肩とカテーテルが血管を通る感覚はありました。意外と早いです。

 

 そして心臓の冠動脈に達するや否や 先生:「血管に奇形がありますね?」

                   私:「え?(声には出さず)」

                  先生:左右に1本づつ出ているはずの血管が左から2本出ていますね?」

 

後から聞いた話だと奇形な患者さんは、1~2%いるということですが機能的には、何の問題もないとのことでした。

ここで前回の画像を再度アップします。

上の画像は、左から1本目と2本目の間に血管が映っていません。すなわちそこが詰まっているということ。

下の画像は、間に血管が出現してます。血管が再開し血流が戻ったということ。

 

 詰まった血管を風船で膨らませてもとに戻らないようにステントで固定(血管というトンネルを補強する)。

 

 先生:「まだ、胸が痛いですか?」

 私:「胸は治まってきましたけど背中が痛いです」

  実は、しばらくの間背中は、痛いままだった。

 

  カテーテルを入れた手首の血が止まりにくいので空気で圧縮する止血用のベルトみたいなもの(専門用語は忘れました)で固定(翌日までつけっぱなし)血液をサラサラにする薬を天敵から注入してるので血液が止まりづらいとのこと。

 

 そして、次がまた激痛! 何が?って左手にもう1本点滴を取らせてくださいとのこと。

 

 左手首にも麻酔。右より痛い。思わず「うっ!」と声が出るくらい。

 そして、女の子の研修医に針を刺すというに支持するも血管がなかなか見つからない、やっとのことで刺すも途中で「痛い」

 血管ではないところを刺している感じ。いったん針を抜いて再挑戦するも血管が見つからない感じ。仕方なく若い医師が試みるもやはり見つからない。

 

 どうやら私の血管は、かなり細いらしい。その若い先生ですら3回も刺してやっと点滴を確保。

 先生曰く「始めてやらせる仕事にしては、ハードルが高すぎたね?」と

     でも私は、研修医にもそういう経験も必要だから私の身体で経験できたことは、次につながるだろうから全然OKです。

 

 というわけでカテーテル手術は、無事終了し初のICUへ。ICUへ行く前に膀胱がんで入院した時同様膀胱に管を入れられてしまった。ICUで心電図につながれ心臓の波形、血圧、が24時間リアルタイムで

監視体制に入りました。1時間ごとだったか2時間ごとだったか忘れましたが血液検査も何回も行われます。

 

幸い頭さえ上げなければ,体位を変えてよいとのことでしたの若干背中の痛みが軽減しましたが、背中は痛いままでした。

 

そして朝まで長いこと長いこと。ほとんど寝れずに朝になりました。何度も時計を見るが一向に針が進まない状態。時計が止まっているように感じました。

 

 ICUに来た時点での血圧が160-120だったかな? しばらく高血圧な危険な状態が続きましたが、朝になってようやく130-90くらいまで下がってきて同時に背中の痛みも消えていました。

  先生が様子をみにきてくださり状態が落ち着いてきたので頭を50度まで上げてよいことになりだいぶ楽になりましたがベッドから足は降ろさないようにとのこと。

 

 昼頃には、更に様態が安定して午後から一般病棟に移れることになりベッドに座ったままの姿勢で4F循環器科病棟へ、別に希望したわけではありませんが個室でした。(結局退院まで個室-よく眠れた)

 

 まだ、ベッドから降りる許可が出てなかったためベッド上で何回か尿瓶で用をたしましたが夕方には、部屋内のトイレまで歩行許可が出ました。

 

薬がすごいぞ何種類?錠剤は、11個。 血圧、糖尿病、血液サラサラ、コレステロール、胃薬。

 

 

  本日はここまで。 次回術後の病院生活に続く