【八一四】神はなぜ、あるものには富と権力を、あるものには貧困を与えられましたか。

「それぞれの道で試練を受けるため。ご承知のとおり、この試練を選んだのは霊自身である。その霊が負けてしまうことがよくあるのだが」

【八一五】金持と貧困の試練で、より恐ろしいのはどちらですか。

「どちらも同じように危険なもの。貧困は神の摂理を恨みかこつ。金持は万事に分を越えてしまう」

【八一六】金持には悪への試練がたっぷりあるとすれば、また善をなす手段もたっぷりあるのではないですか。

「それこそ、金持が為さぬところのもの。金持は利己的で、高慢で、貪欲になりがちだ。財が多ければその欲望もそれと共に深い。彼等は飽くことを知らぬ、自分自身に対してさえも」