空の上のおともだち ~虹の橋の向こうから~ | 空の上のおともだち

空の上のおともだち

小さい頃から色々な存在とコミュニケーションを取っていた娘。
そんな娘と我が家に次々に起きる不思議な出来事を記録していきたいと思います。

赤毛のアンの島から、こんばんは。

 

さて、ようやく今日から本格的に、『空の上のおともだち』がどのようにして登場してきたか・・その話に移りたいと思います!

 

こちらの話からの続きになります。

 

 

・・ハルが虹の橋を渡ってから1年半近くが経過した頃、突然、ハルが再び私たちの元に現れました。

 

娘が、目をゴシゴシと何度も擦りながらマンションのベランダの上空を凝視し、

 

「ハル、ハルだ!!」

 

と。

 

ハルが空を走りながら、ベランダを通って部屋に入って来たのです。

 

ハルは空中に浮いています。

 

ハルが亡くなった日の夜にお別れを告げに来てくれて以来の再会です。

 

「ハル!?ハルなの!?天国から会いに来てくれたの!?元気にしてる!?」

 

「うん、元気だよ~!」

 

とても穏やかなハル。

 

「ママ、ハルが今テーブルの上に乗ったよ。」

 

「え。」

 

「時々、ここに遊びに来てたらしいよ。」

 

「そうなの!?嬉しいえーん

 

しばらく、娘を介してハルとあれこれお話をしました。

 

そして、

 

「ねぇハル、長崎ばぁばも、ハルを恋しがってると思う。だから長崎ばぁばのところにも行ってあげて欲しいな。」

 

とお願いすると、娘が

 

「長崎ばぁばのところにも、行ってるらしいよ。ばぁばがご飯食べてるとき、目の前のお皿の上にドーーンと乗ったりしてるのに全然気付いてくれないんだってさ(笑)」

 

と言うではありませんか。

 

そしてやがてハルは空の上に帰って行きました。

 

「本当に階段を上るように、空を駆け上って行くんだよ。」

 

と娘が教えてくれました。

 

これは面白い話を聞いた、そして母も喜ぶと思い、早速ハルの話を聞かせました。

 

母は、娘が霊感の強い子だというのは知っていましたが、ここまでの交流ができることに驚いたようです。

 

半信半疑といった風で、でも愛しいハルの話なので、嫌がらずに聞いてくれました。

 

こうして再びハルとの交流が始まった我が家。

 

ハルが天国で元気に過ごしてくれていることが分かり、私も安心することができました。

 

それから1~2回、ハルからの来訪があったように記憶しています。

 

この辺りは記録をつけていなかったので、正確な経緯がお伝え出来ず申し訳ありません。

 

娘とも確認しながら思い出していきます。

 

そしてある時、またハルが現れました。

 

「今日はお別れを言いに来たよ。」

 

と言うではありませんか。

 

「えっ!どういうこと?」

 

ハルは、もうすぐ新しく生まれ変わるとのことでした。

 

何とも言えない寂しさが湧き上がって来ました。

 

生まれ変わりがあるのはもちろん知ってる。

 

動物は人間に比べて、そのサイクルが早いことも・・。

 

ハルはハルのままでいて欲しい。

 

だけどハルが新しく生まれ変わる決心をしたのなら、その意思を尊重してあげなければ・・。

 

その時はすぐにハルは空の上に戻って行きました。

 

私は母に、ハルがもうすぐ生まれ変わるようだ・・と報告をしました。

 

母はとても驚いていました。

 

というのも、自分が高齢のため、ハルを見送ってからはペットを飼うことは考えていなかった母でしたが、ふと、

 

「もし庭に犬が捨てられていたらどうしよう。」

 

と思ったらしいのです。

 

初代ボンちゃん(雑種犬・女の子)も、2代目ボン(雑種犬・男の子)も、茶々(雑種犬・女の子)も、全員が捨て犬や保健所から引き取った犬です。

 

ペットショップに買いに行くことはもちろんしない、でも捨て犬が目の前に現れたら、自分はそのまま捨て置けない・・。

 

そこで母は、東京に住む長男(私の弟)に相談し、万が一その様な犬が現れたら飼うこと、そして自分が亡くなった後はその犬を引き取って育てて欲しいことを伝え、了承してもらったとのことでした。

 

何だかすべてが繋がっている・・。

 

もしかしたら、ハルは捨て犬として、再び母の前に現れるのかも知れない。

 

今度ハルが来たら、そのことを聞いてみよう。

 

そう思っていた矢先、ある事件が起きました。

 

続きます。

 

在りし日のハル。2017年冬。