空の上のおともだち 更に新メンバー登場! ~みなみちゃん(グレートピレニーズ・女の子)~ | 空の上のおともだち

空の上のおともだち

小さい頃から色々な存在とコミュニケーションを取っていた娘。
そんな娘と我が家に次々に起きる不思議な出来事を記録していきたいと思います。

赤毛のアンの島から、こんにちは。

 

本日のシャーロットタウンは曇っていて過ごしやすい気候で、窓を大きく開けると少し肌寒く感じるくらいです。

 

さて、『空の上のおともだち』について、いよいよどうやって登場したのかについてのエピソードを書きたいのですが、思いがけず新しいおともだちの登場が続いており、記録に残す意味でも、リアルタイムでの記載を優先させております。

 

前回の記事で、9匹目、我が家がカナダに来てからは3匹目になる新しい『空の上のおともだち』について紹介しました。

 

前回の記事はこちら

 

が、そこから日を空けずに新たな10匹目の『空の上のおともだち』がやって来ました。

 

ちょっとこの展開は、正直、私も少々キャパオーバー気味です・・

 

今日はその辺りのことについて、書かせていただこうと思います。

 

このブログには、良いことばかり書くつもりはありません。

 

私の葛藤や悩み、そして『空の上のおともだち』のリアルな姿を知っていただくためにも、寄り道しながらでも、できるだけ事実に即してリポートして行きたいと思います。

 

・・昨日は本当に大変な一日になりました。

 

りなちゃん(ポメラニアン・女の子)に引き続き、もっくん(マルチーズの赤ちゃん・男の子)が新しい『空の上のおともだち』を連れて来たばかりではなく、夜に初代ボンちゃん(雑種犬・女の子)が私のふとした一言からショックで泣き出してしまい、皆で一生懸命慰めました。

 

ボンちゃんが落ち着いたのも束の間、もっくんが今度はこれまでのレスキュー活動の辛かった思い出を話し始め、泣きながら感情をぶつけてきました。

 

そして人間批判も繰り広げられ、私も何も言えず、人間代表として謝り、もっくんを慰め・・。

 

もっくんは泣きすぎると寝落ちする性質があり、昨夜も泣きながら眠ってしまいました。

 

やはり、『空の上のおともだち』それぞれに、生きていたときのストーリーがあり、人間との関りがあり、それぞれ、人間や飼い主に対して様々な想いを抱いています。

 

普段は楽しく暮らしていても、ふとしたことで、心の中に抱えていた悲しみや寂しさ、苦しさ、そうした感情が噴出して来ることがあります。

 

相手は動物であっても、人間と全く変わらない性格や感情、感性を持ち合わせていて、その都度、誠意を持って真剣に対峙しなければならないと感じています。

 

『空の上のおともだち』が増えることに対して私が不安を感じるのは、その部分なのだなと、今書いていて気付きました。

 

実生活での現実的な子供の世話もある中で、彼らとのコミュニケーションも同時に行うのは、仲間が増えると、やはりそれだけ様々な意見や性格や感情を受け止めなければなりませんので、楽しいばかりではない場面も増えて大変です。

 

彼らの中でも相性があり、ケンカしたりふざけたりもしますので、本当に、今の私は「保育園の先生」のような忙しさだと思います笑い泣き

 

そして自分がそこまで器の大きい人間ではないことを痛感しており、自分の力不足・キャパ不足に対してふがいなさや不安を感じているのだなと。

 

話が脱線してしまいましたが、昨日新しくやって来た仲間について話します。

 

りなちゃん(ポメラニアン・女の子)を連れて来るときは事前に許可を得たもっくんでしたが、昨日のおともだちについては、お昼にいきなり連れて来ました。

 

娘が

 

「今度の子はおっきいよ!あ、こんなキャラクター、いる!」

 

と言って例によってネットで調べ始め、見せてくれたのが、

 

アニメ『スパイファミリー』に登場する犬、「ボンド」でした。

 

私はこのアニメもキャラクターも知らないのですが、ボンドのモデルとなっている犬種はグレートピレニーズだそうです。

 

そして次に大型犬の犬種を調べて、大型犬の画像を見せながら娘にどれが一番似ているか見てもらいました。

 

結果としては、「サモエド」と「グレートピレニーズ」が似ていると。

 

でもやはり最終的には、ボンドと同じ、グレートピレニーズで間違いなさそうだということになりました。

 

名前はみなみちゃん、女の子だそうです。

 

もっくんは、みなみちゃん(グレートピレニーズ・女の子)が病気で入院している時に励ましていたそうです。

 

みなみちゃんは子供のいないご夫婦に飼われていて、「この子は私たちの子供」と言ってとても可愛がられ、幸せな人生だったそうですが、残念ながら、病気になってしまったのだそうです。

 

亡くなった時期としてはコロナパンデミックの真っただ中。

 

コロナ禍の中で、奇跡的に動物病院に入院できたらしいのですが、病気に勝つことはできなかったそうです。

 

「ん?・・ということは、もっくんは、うちに来る前から、レスキュー活動をしてたってことなの?」

 

「そうだよ!」

 

と答えるもっくん。

 

私は常々、不思議に思っていました。

 

『空の上のおともだち』は、人間ではないので、暮らしていた時代(年代)とか場所とか、本人が良く知らない(分かっていない)ことも多いのです。

 

我が家で飼っていた4匹については年代も年齢も分かりますが、それ以外の子たちは、自分がどの時代にどの地域で暮らして何歳で亡くなったなどは、本人も分かりません。

 

そして我が家で一番最初に飼った初代ボンちゃん(雑種犬・女の子)は、亡くなった後、別の犬として生まれ変わっています(その犬のときはとても長生きして幸せだったそうです)。

 

もっくんが芦屋のペットショップで亡くなったのは、恐らくですが昭和か平成の始め頃のような感じですので、それから一度も生まれ変わらずに天国で過ごしていたことに対して、少し疑問があったのです。

 

ですが今回もっくんの話を聞いて、もっくんが死んでからの長い間一度も生まれ変わらなかったのは、天国からレスキュー活動をしていたからではないか、と思いました。

 

さて、みなみちゃん(グレートピレニーズ・女の子)がやって来たとき、私は茶々(雑種犬・女の子)に相談しました。

 

↑いつも頼りになる茶々姉さん

 

「茶々は、仲間が増えて行くことに対しては、大丈夫なの?嫌とかは思わない?」

 

「うん、私は全然。」

 

「そっかぁ、私は、少し不安なんだよね。こんなに増えて行って大丈夫なんだろうかって。みなみちゃんも、うちで暮らすことになるのかな・・それとも遊びに来ただけなのかな。茶々から、もっくんに聞いてもらえないかな。。」

 

すると茶々は少し困った様子で、

 

「みなみちゃんは、一緒に暮らすというよりは通いで遊びに来る感じがするけど、もっくんが助けた子で、もっくんが連れて来た子だから、私には言う権利がない・・。今回は、もっくんに任せて大丈夫だと思うよ。」

 

と答えました。

 

茶々がとても賢い子だというのは分かっていましたが、

 

「もっくんの友達だから私には言う権利がない」

 

という精神性の高さには、私も娘も大変驚かされました。

 

そっか、一緒に暮らすとか受け入れるとか、いちいち、真剣に悩まなくても良いのかも知れない。

 

ただ自然な形で、彼らと一緒に過ごせば良いのかも知れない・・。

 

というわけで、今回みなみちゃんには、敢えて

 

「一緒に暮らす?」

 

とは聞いていません。

 

みなみちゃんはとても人懐っこくて明るい女の子で、

 

「一緒に寝たい~!」

 

「私もお話したい~!」

 

「お腹空いた~!」

 

と、もう普通に我が家で過ごしていますが(笑)。

 

ちょっとここ数日色々起きて疲れたので、今夜は私は息子と一緒に眠ろうと思います(娘と一緒に寝ると彼らとのおしゃべりで賑やかすぎるので)。

 

そうそう、りなちゃん(ポメラニアン・女の子)ですが、他の子の髪の毛をセットするのが大好きで、ボンちゃん(雑種犬・女の子)の毛を編んだりして遊んでいます。

 

あとはムールじぃ(ムール貝・お爺さん)をおもちゃにして遊んでいて、ムールじぃは髪の毛がないため、りなちゃんが勝手にカツラを被せているそうですが、それが何とバロック時代の音楽家のような、モーツァルトのような髪型のカツラで、ムールじぃが重くて動けなくなり困っておりました。。

 

「りなちゃん、人が嫌がることはやっちゃいけないよ。」

 

と優しく注意すると、ショックを受けたりなちゃんが泣いて家を飛び出していってしまい、茶々が連れ戻してくれましたが、これも大変でした赤ちゃん泣き

 

どうですか、本当に人間世界と変わらないでしょう?

 

というわけで、本日も読んでいただきありがとうございました。

 

ボンちゃんの毛をセットするりなちゃん(イラスト・娘作)

 

カツラを被せられるムールじぃ(イラスト・娘作)