勢いだけで描いた石田君。
…戦国BASARA3の石田三成だと、一体誰が気づく!?w
いやね、大谷吉継とのコンビがまたいいんですよ。
頑固で融通のきかない、ちょっとヒステリックな石田三成が、
なぜか大谷君の言うことだけは素直に聞いてしまうw
「いちいち許可を取らずとも好い」とまで言って、
好きにさせてくれる。
家康がちょっと市と仲良くなっただけで
「家康ぅぅぅ~ッ!! 貴様ァァー!!」
とぶちぎれるのに。
BASARAには描かれなかったけど、
石田君と大谷君には有名な逸話がありますよね(諸説あり)。
◇
大谷吉継は、当時不治とされていた癩病(ハンセン病)にかかっていた。
天正15年大坂城で開かれた茶会では、茶碗に入った茶を一口ずつまわして飲んでいくのだが、
この大谷が口をつけると、
(膿もしくは鼻汁が碗に入ったともされている)
ほかの武将は感染を怖れ、嫌がり、飲むふりだけをして
茶碗を次の者へと回していった。
ただ一人、石田三成だけはその茶碗の中身に口をつけ、
平然と飲み干してしまった。
「あまりに美味であったので、飲み干してしまいました。もう一杯頂けますか?」
と三成は亭主に所望し、おかわりを受け取る際に
わざと手を滑らせて、碗を落とした。
「申し訳ありません。落としてしまった茶碗で皆様に茶を渡すわけにはいきません。
碗を新しいものに取り換えていただけますか」
と機転を利かせた。
武将らは安堵し、大谷も恥をかかずに済んだ。
豊臣秀吉亡き後
家康とも親交があった大谷は、徳川の上杉征伐に参戦しようとし、
進軍途中で三成の居城に立ち寄った。
そこで三成から密かに徳川討伐を告げられる。
「やめろ、勝ち目はない」
大谷による再三の忠告を三成はかたくなに拒否した。
そして。
大谷は、三成に――西軍につくことを決心した。
病の進行により
視力のほとんどない目
歩行もままならず、馬にさえ乗れない身だというのに。
勝ち目のない、
しかし、三成の味方として
関ヶ原の戦に身を投じた――。
…最後は大谷君の話になってしもた。