今日、伺ったお芝居
thumazuki no ishi 宇鉄菊三さん
住民、賛成派、反対派、中電、役所、登場人物全てに苦悩、葛藤、正義、それぞれの人生が蠢き、集約される素晴らしい脚本
TOKYOハンバーグ＋The Stone Age ブライアント合同企画 Vol，3
thumazuki no ishi 宇鉄菊三さん
écru 徳永梓ちゃん
TOKYOハンバーグ劇団員 永田涼香ちゃん、小林大輔君(écru)が出演するとあって、今回も新宿御苑前 シアターサンモールへ
今回は演出のみのTOKYOハンバーグ主宰、大西さんが三重県の出身とあって、三重に纏わる題材も多い。
いつも芝居にするには難しい題材を見事に演劇へと昇華する、興味深い劇団
今回のテーマは三重の芦浜原発計画を37年かけて2000年に白紙撤回させた芦浜原発反対闘争。
住民、賛成派、反対派、中電、役所、登場人物全てに苦悩、葛藤、正義、それぞれの人生が蠢き、集約される素晴らしい脚本
どの人も主人公として立てることが出来る深さ。
実際に作演出、役者も現地に赴いての徹底取材。
まるでドキュメンタリーを観ているかのような重厚感は、役者陣それぞれの力がいかんなく発揮され、共鳴し合うことで成せるものだとも。
芝居は94年の海洋調査受入の漁協総会開催を阻止しようとするシーンで終わりますが、実際にはそれを実力阻止し、2000年の白紙撤回に繋がります。
同じ中部地方でのこの歳月、白紙撤回した事実、、私は全く知らなかった。。。
終演後、皆さんにご挨拶をと赴くと、そこには芦浜闘争を闘った当事者の皆様方のお姿も。
こちらも今週末まで上演
誰も傍観者ではない、問われ考える、素晴らしい時間をいただきました