南三陸町 戸倉の切曾木仮設住宅
西戸集会所に到着

この戸倉地区は震災後、地盤沈下による冠水が激しくなり
物資を届けに行くことは出来ても
冠水によって帰ってこれない可能性がある
と当初、なかなか物資が届けられない地区でもありました。
この西戸集会所は出来たばかりの集会所
何と、桃梨の演奏がこけら落としとなることを
到着して知りました

世帯数18世帯というのに
続々と皆さんが集まって来て下さいます

以前、戸倉でお会いしたお母さんが
私達にミサンガを作って、プレゼントしてくれました

ちゃんと色分けされてる

早速結んでもらい

よし


おおっ、隙間から

るかちゃん

お兄ちゃんのりく君とお父さんと一緒に
駆け付けてくれました

もっと近くに寄って下さい

皆さん、最初はどんな風にして良いか?の様子でしたが
演奏が始まるやいなや

どんどん、どんどん入り混じっていきます

手拍子、掛け声、季節の歌はもみじ

輪唱ハモリ、とっても清らかな響き

最後は皆さんだけで歌声を聞かせても下さいました

るかちゃん、りく君も一緒に歌います

狐に変身

皆さん、びっくり~そして即座に笑い

最後は体操~

両手に願いを

嶋津さん、長さん、安部ちゃんも


皆さんの笑顔と掌の花が咲きほこります


こちらでは「大きな船に乗って」、アンコールでは「ターボエンジン」も披露しました

るかちゃん、りく君のちび桃梨


終演後、Tシャツ、お煎餅をお渡しする中
お母さん方が
ありがとうございました!
とっても楽しかった!良かった~!と
興奮冷めやらぬように口々に伝えて下さいました。

自治会長さんともお話させていただき
お集まりの皆さん、演奏に、Tシャツ、お煎餅をとっても喜んでいた様子
改めてお礼伝えて下さいました。
自治会長さんの穏やかなお人柄は、切曾木仮設住宅の皆さんを
まさに代表するように染み込んできます。
お母さんが一旦お家に戻った後
再び集会所に戻って来て

「世界に一つだけの花ではないけど、これ持っていって」
と、いつもお母さん方が集まって作っているコサージュを
私にプレゼントして下さいました!
ありがとうございます

また別のお母さんが帰り際
「今日は本当にありがとうございました。
あれだけ歌ったら、私達だったらすぐに声が枯れてしまうのに流石ですね~。」
と持ち上げて下さり
「震災が無ければ、コンサートはとっても遠くて
遠くに行かなければならなくて、生演奏を聴くことは本当に難しいものでした。
でも震災があって、こうやって演奏が身近に、
私達のところに来てもらえるなんて、こんなに有難いことはありません。
楽しい時間を本当にありがとうございました。」
と続けて下さったのです。
今日の日をこのように受け取り、伝えてもらえるなんて。
穏やかにお話下さる、このお母さんの広さ、深さ
言葉になりませんでした。
集会所での桃梨演奏が人生初の生演奏体感
そんな方があってもおかしくない
いつ何時も、何処にいても
心して、更に、更に
この日も大切なことをいっぺんに気付かさせてももらいました。
切曾木仮設住宅の皆さん、お集まりの皆さん
本当に本当にありがとうございました
