月に一度の「こどもちょきん」も始まりました。
毎月一回、小学校にやってくる農協のおばさんに
朝の会の前に全校生徒が貯金袋を渡します。
先にもらっていた貯金袋をみて
わるみぽはびっくり!
こんどはなまえが「まるみぽ」になっています。
入学式の時は「さるみぽ」でした。
どうしてまちがえられるんだろう??
その度に先生に伝えにいったり
みんなの前で変に目立つのが
わるみぽはたまらなくいやになっていました。

「お父さん!お母さん!今すぐわたしのなまえを変えて下さい!」
「どうしたの?」
「何だ?急に??」
「わるみぽなんてなまえ、もういやです!
まちがえられてばっかり!
どうしてこんななまえにしたの??」
「お母さんの同級生でね~、同じ名前の人がいてね~。
美人だし頭も良くて優秀だったからよ~。」
「??」
「出来がワルくてもミんなをポっとさせる子って
願いを込めて付けたんだよ~。」
わるみぽはどちらのこたえも気に入りません。
「あぁーっ、まじめにこたえて下さいー。
うぁ、ほんとうはほかにもこうほとかがあって
なやんだりしなかったの??」
「おっ!そう言えば悩んだなぁ~。」
「えっ!ほんと!?
じゃ今すぐそっちにして下さい!!
うわぁ~いよっしやぁ、やったーっ。
ねっねっ、どんななまえ?どんないみ?」
「とっても運がいい子になりますようにって
願いが込められているぞぉ。」
「うおっ、ステキ!!
だれかとおなじなまえとかじゃないねっ。
それでっ、ねっ、どんな字を書くの??」
「運動場の運に子供の子で……。」
「うんどうじょうの運にこどもの子かぁ……………えっっ!?」
「運子!?!?!!」
「あっはっはっは~、いいだろ~~♪
今すぐこっちに変えるか、っはっははぁ~。」
「いっっっいぃやぁでぇすぅぅぅーーーーっ!!
わたし、やっぱりわるみぽがいちばんいいです!
もうだいじょうぶですぅ、うううっ。」
「あっはっは~、そうかぁ!?
いつでも変えていいぞぉ~。」
こうしてわるみぽの「改名の乱」はあっけなく幕を閉じました。
その夜、わるみぽは
「これからもみんなのなまえをまちがえないように
ちゃんとおぼえる子でいよう。」
とこころにちかって、ベッドに入りました。
毎月一回、小学校にやってくる農協のおばさんに
朝の会の前に全校生徒が貯金袋を渡します。
先にもらっていた貯金袋をみて
わるみぽはびっくり!
こんどはなまえが「まるみぽ」になっています。
入学式の時は「さるみぽ」でした。
どうしてまちがえられるんだろう??
その度に先生に伝えにいったり
みんなの前で変に目立つのが
わるみぽはたまらなくいやになっていました。

「お父さん!お母さん!今すぐわたしのなまえを変えて下さい!」
「どうしたの?」
「何だ?急に??」
「わるみぽなんてなまえ、もういやです!
まちがえられてばっかり!
どうしてこんななまえにしたの??」
「お母さんの同級生でね~、同じ名前の人がいてね~。
美人だし頭も良くて優秀だったからよ~。」
「??」
「出来がワルくてもミんなをポっとさせる子って
願いを込めて付けたんだよ~。」
わるみぽはどちらのこたえも気に入りません。
「あぁーっ、まじめにこたえて下さいー。
うぁ、ほんとうはほかにもこうほとかがあって
なやんだりしなかったの??」
「おっ!そう言えば悩んだなぁ~。」
「えっ!ほんと!?
じゃ今すぐそっちにして下さい!!
うわぁ~いよっしやぁ、やったーっ。
ねっねっ、どんななまえ?どんないみ?」
「とっても運がいい子になりますようにって
願いが込められているぞぉ。」
「うおっ、ステキ!!
だれかとおなじなまえとかじゃないねっ。
それでっ、ねっ、どんな字を書くの??」
「運動場の運に子供の子で……。」
「うんどうじょうの運にこどもの子かぁ……………えっっ!?」
「運子!?!?!!」
「あっはっはっは~、いいだろ~~♪
今すぐこっちに変えるか、っはっははぁ~。」
「いっっっいぃやぁでぇすぅぅぅーーーーっ!!
わたし、やっぱりわるみぽがいちばんいいです!
もうだいじょうぶですぅ、うううっ。」
「あっはっは~、そうかぁ!?
いつでも変えていいぞぉ~。」
こうしてわるみぽの「改名の乱」はあっけなく幕を閉じました。
その夜、わるみぽは
「これからもみんなのなまえをまちがえないように
ちゃんとおぼえる子でいよう。」
とこころにちかって、ベッドに入りました。