わるみぽはいまだにお風呂上がり、
自分で服を着る事の出来ない、弟のよい君をダメな子だと思っています。

お母さんに言いました。
「育てかたが悪いからだ」


親戚も集まった、ある日。
よい君は皆に言いました。

「ぼく、なぞなぞ考えたよ」

「うまれたときは二本足。
 そとにいるときは三本足。
 いえのなかにいるときは四本足。
 な~んだ??」
200811142228000.jpg

大人たちは考えることもしないで
「なんだろう~~よい君~」
と口々に言います。

わるみぽはこの「一休さん」まがいのなぞなぞを
「ここで当てたらカッコイイはず」
必死で考えました。

が、ちっともわかりません。



ほんとにわかりません。

大人たちもわかりません。

皆でよい君に聞きました。
「それはなあに??」

よい君はにっこり顔でこう言いました。



「うちのおばあさ~ん!!」



一同唖然、沈黙ののち納得、爆笑


そう祖母、静子はふたりが物心ついた時から
両太ももに大きな魚の骨のような傷跡があり
外では杖をつき、家の中は四つん這いで歩いていたのです。


わるみぽは、こいつ~と思いました。