今年も朝から
 
 
ヘリの旋回する音が聞こえた。
 
 
 
 
何年経っても
 
この腹に響くような
一定のリズムを刻む音には慣れず
 
 
ザワザワ
ばくばくしてきて
 
落ち着かなくなる。
 
 

 

 

 

 
あれから29年。。
 
 
 
 
そうか、
 
 
もう29年にもなるんだな。
 
 
 
 
朝、
そんなことを思いながら
 いつもより長くハグして
夫を見送った。
 
 
 
 
 
 
 
わけあって別れてから
 
3年以上経っていた私たちが
 
 
震災が起こったと同時に
電話をし安否の確認をした。
 
 
なぜか直後だけは
奇跡のように電話が繋がって
 
わずか数分のうちに
どこにも繋がらなくなった。
 
 
 
 数年ぶりの声なのに
名乗らずとも互いにすぐにわかった。
 
 
 
 
そして、
 
 
一夜にしていつもの風景が一変した
瓦礫だらけの
まだ燻ったにおいと
残り火のある街で
 
 
再会を果たした。
 
 
 
 
電車も止まっていたから
 
ぺしゃんこになった家や
倒壊したマンション、ビルから
救助している消防の方などを横目に
そこにたたずむ人を目にして
 
泣きそうになりながら
 
線路沿いをただただ歩いた。
 
 
 
大きくひび割れたアスファルトや
コンクリート、
 
煉瓦敷きの地面が
 
余震がある度に
 
 
まるで生きているように
 
大きくうねり、
 
揺れるのを目にして
 
 
怯えながらも
 
地球は生きているんだ
 
って
 
初めて実感し
 
妙に感動した覚えがある。
 
 
 
 
 
 
 

 

車で来れるところまで

迎えに来てくれた夫。

 

 

 

数年ぶりの再会には

思えなかった。

 

思わず抱きしめ合った。

 

 

その懐かしい匂いや感触に

包まれほっとした。

全く違和感がなかった。

 

 

 

そして

 

翌年、結婚した。

 

 

 

 

あの日がなければ

 

再会もしておらず

 

結婚もしていなかったのかもしれない。

 

 

 

 

娘たちとも出会えなかったのだろう。

 

 

 

 

いや、それでも

どこかでまた出会ってたのかも…

なんて思うことがある。

 

 

それほどまでに

夫とは奇遇なことがいっぱいあったから。

 

 

 

そして、

 

あんなことや

こんなことがあっても

 

それでも

今、

横にいるのは

 

夫だから。

 

 


 
 
 
ある日突然
大切なものが
全てなくなるかもしれない恐怖。
 
 
こんなに怖くて
悲しい思いはしてほしくない。
 
 
 
大自然の猛威は
 
人の意思や選択も関係なく突然襲ってくる。
 
 
 
こんなとき
 
人間は
 
なんてちっぽけで
無力なんだ…
 
 
と思ったこともあったけど
 
 
 
それでも、人と人の繋がりは強く
 
立ち上がれるものなんだ
 
と知ったのもこの時。
 
 
 
嫌なものもたくさん見たけれど
 
なんて尊いんだ、と思うものも
 
たくさん目にした。
 
 
 
そして、
 
日本人の美徳や優しさ
人間の底力も知った。
 



 ホテルオークラの客室の窓を
ライトアップして
エールを送ってくださった
『ファイト』の文字を見て
皆どれだけ励まされたことか。


*↑これは東日本大震災のときのもの。
ホテルオークラ神戸
ニュースリリースよりお借りしました




 
たくさんの方が
あんなとてつもなく
辛く悲しい思いをしたけれど
 
阪神淡路大震災の後悔や反省
検証をきっかけに
後世の為にと
 
 
進化したり
開発されたものもある。
 
 
 
私は
 
やっぱり
人間ってすごいって思うんだ。
 
 
そして、
 
あきらめちゃだめ
 
って思うんだ。
 
 
 
 
野口さん、
 
第二弾で知人のいる
珠洲市にも行ってくれるよう。
他の自治体も連携してくださり
既に第3弾も控えているそうです。
 
日本全国
これ以外の仕事もこなしながら
 
ご自身がハンドルを握っての活動。
感謝・感謝です。
  

 

 

 
阪神淡路では
電車が動きはじめても
ライフラインはまだ整わずだった。
 
あの頃のとんでもない
駅のトイレの状態を
覚えてらっしゃる方も多いだろう。
 
 
このご時世なら
なおのこと。
 
衛生状態は
生死にも関わることも。
 
 
素晴らしいものが開発されている。
 
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 
そして、
 
とうとう寝袋が底をついているみたい(/_;)
 
 
私が愛用している
格安だけどいいものを送り出している
大好きなワークマンさん❤️
 
ご協力
なんとかならんもんでしょうか(^-^;

(娘もスノーブーツ機能性最高!と
愛用しています)
 
 
 
 
 

 

 
被災地での避難所訪問を含め
被災者の精神的な支援、援助の
先駆けとなったものの
志半ばで39歳の若さで旅立たれた
 
安先生。
 
 
 
 
再度
 
これを読み直そう。。
 
 
 

人生も折り返しを過ぎた
私には何ができるのかな。


なんて思いながら




自分の意志じゃどうにもできない
自然の猛威には
かなわないかもしれないけれど



それでも
人は

何気ない
瞬間、瞬間を

自分で選択できるんだ


ってことを

あらためて忘れないでいたい。
心に刻んでおこう。





1.17  2024







※以前も理由も含め書いたことがありますが、

 

シテイル方、シテイルことを思わせること、

不倫などに肯定的であることを思わせるような

ことを書かれている方、

 

占い、スピリチュアル系

 

そして、カウンセラーさん等の、

 

いいね!、コメント等はお断りしています。

 

 

*また、全ての方に、

記事のコピー、抜粋をすること、

リンクを貼ることもお断りしています。

 
 
 
★そして、運営さん、アメトピ掲載も

ご遠慮ください。