昨今需要が急上昇しているカナダのカレッジ・大学進学留学。
カミリオン・カナダ留学センターでも、ここ数年一番需要が多い種類の留学です。
カナダの公立カレッジに勤務していた経験を持つカミリオンのアドバイザーが、もっと詳しく知りたい!という方のために、カナダの進学留学についてよく聞かれる質問をまとめた『Q&A』を作ってみました。
カミリオンサイトの進学留学ページはこちら。
カナダのカレッジや大学の入学を考えている人に、少しでもお役に立てたら幸いです!
Q:カナダのカレッジや大学は入試がないって本当?
A:本当です!
日本のように、各大学の入学試験やセンター試験のようなものは一切ありません。
例外的に、オーディション、面接、ポートフォリオの提出などが必要なプログラムもありますが、稀です。
それでは、一般プログラムではどのように入学の合否が判断されるのでしょう。
カレッジは、極端に言うと、高校を卒業していて、英語力の証明さえできれば入学できる学校がたくさんあります!
とは言え、留学生にも人気のビジネス系プログラムや、理系の大学編入プログラムなど、高校時代の数学の成績証明が必要なプログラムも多く、高校の成績証明書の提出は必要です。
そのため、高校の数学の成績が悪いと留学できない!?と思われることもありますが、高校の成績が十分でない場合は、数学のアップグレードコースを受講することでプログラムの条件を得られるなど、多くの学校であらゆる学生にチャンスが与えられるようにシステムが整っています。
こういう点が、カナダの教育制度って素晴らしい!と思うところの一つです。
カナダは、高等教育を受ける人の割合が世界でもっとも高い国の一つですが、こういった幅広い受け皿あってこそだと感じます。
入学に必要な英語力は、IELTSで6.0~6.5程度と高いところが多いので、留学を意識し始めたらひたすら英語の勉強に励みましょう!
(名門大学やプログラムによってはもっと高い!)
大学もカレッジと同様に入試はなく、ほとんどのケースで書類選考のみとなります。
カレッジと大きく異なるのが、多くの場合で、各プログラムで定められたGPA(高校の成績全体の平均値)を求められる点です。
名門大学では、カナダ国内からも優秀な学生が集まってくるため、日本の高校でオール5に近い成績でないと入学許可を得ることは難しいと言われています。
また、募集人数には限りがあり、公開されていない各学校独自の判断基準で選考されるため、募集要項の基準を満たしているからといって必ず入学許可が得られるわけではないことを念頭に入れておきましょう。
実際に以前、ある名門大学のスタッフから、直接出願で入学許可が下りる留学生はほとんどいない、と聞いたことがあります…。
それじゃあ名門大学に留学することは不可能ってこと!?と思ってしまいますが、実際には名門大学にも多くの留学生が学んでいます。
では一体、どのように入学許可を得ているのでしょうか。
答えは次の質問で!
Q: 大学進学は、2年制カレッジからの編入が一般的って本当?費用も大幅に節約できる!?
A: 本当です!
カナダ人学生も含め、カレッジから大学へ編入していく進学方法は、カナダでは大変一般的な進学方法です。
(州によっては最初から大学に入学するのが主流のところもあります。)
そのメリットは何でしょう?
✔ カレッジの方が学費が安い。合計で何百万も安くなることも!
✔ カレッジの方がクラスサイズが小さく学びやすい!
✔ 大学選択にじっくり時間をかけることができる!
✔ 高校の成績が志望大学の入学基準に足りなかったときも、カレッジでよい成績を収めればセカンドチャンスがある!
2年制カレッジから大学へ編入していく進学方法に人気があるのは、高校の成績が志望大学の入学基準に足りないから、という理由だけではありません。
これまで先生の目がクラス全体に行き届く小さなクラスサイズで勉強をしてきた高校卒業生にとって、いきなり何百人という大講堂での大学講義は圧倒的過ぎて、うまく順応できないことも珍しくありません。
特に留学生にとっては、まだまだ英語に不安を抱えている学生も多く、できるだけ小さな環境から慣らしていくのが安心です。
カレッジと大学では学費にも大きな違いがあります。
一例ですが、例えばバンクーバーの有名大学であるUBCと、近隣カレッジを比較した場合。
学費は各学期の受講単位数によって異なりますが、1年間フルロードで受講した場合、UBCで一番安い文系で約350万円かかります。
それがカレッジだと、なんと半分以下の約150万円に抑えることができるのです。
たった一年で200万円の差!学部が変わればこの差はさらに大きくなります。
学校によっては、カレッジから編入することで、2年で400万円以上も節約することができるのです。
カレッジから大学への編入は、ただカレッジの授業に毎日出席していたからといって成し遂げられるものではありません。編入先大学が定める編入基準を満たしている必要があるため、カレッジで優良な成績を収められるよう、しっかりと勉強することが大切です。
Q: 語学学校のパスウェイプログラムってなに?
A: カナダのカレッジや大学に出願するためには、IETLS6.0~6.5相当の英語力が必要です。(学校やプログラムによってはその限りではありません!)
多くのカレッジ、大学で付属のESL(語学学校)を開講しているので、出願時点で英語力が足りない場合は、そこから始めることもできます。
それに加えもう一つの方法が、語学学校の進学準備コースでであるパスウェイプログラムを経由する方法です。
昨今は語学留学の半数がパスウェイの留学生とも言われ、大変ポピュラーな進学方法となっています。
✔ IETLSやTOEFLの受験が必要ない!
✔ 語学学校の方が授業料が安い!
✔ 毎月入学できる!
✔ ゆっくり時間をかけて進学先を決めることができる!
語学学校と提携されたカレッジや大学に編入する場合、語学学校のレベル証明を以って出願することができるため、IELTSやTOEFLスコアは必要ありません。
英語の公式試験に苦手意識がある人も多く、嬉しいメリットの一つです。
語学学校はほとんどの場合でカレッジの付属ESLよりも学費が安いので、語学学校→2年制カレッジ→大学と進んでいくことで、留学費用を大きく抑えることができます。
パスウェイプログラムがある語学学校には、進学アドバイザーがいます。
進学先の学校は日本出発前に決める必要はなく、現地でアドバイザーに相談しながら、専攻、都市、直接大学へ編入するか、それとも2年制カレッジから編入していくかなど、具体的に決めていくことができます。
Q: 勉強がめちゃくちゃ大変って本当?
A: 本当です!
カナダの学校は、グループワーク、リサーチ、アサイメントなど、とにかく課題がいっぱいです。
在学期間中は、勉強勉強勉強の毎日になる覚悟が必要です!
Q: プログラムとコースって違うもの?
A: はい、違いますす。
どちらも同じような意味っぽく、こんがらがってしまう人も多い言葉です。
カナダのカレッジや大学で言うプログラムとは、日本で言う学科のことです。
そして、その学科で履修する各科目がコースになります。
因みに、日本で言う学部は、カナダではFaculty、School、Departmentなどと呼びます。
例えば、「財務会計(Course)は、経済学部(Faculty)国際経済学科(Program)の必須科目です。」となります。
Q: 卒業した学部が就職に重要って本当?
A: 本当です!
日本の就職では、〇〇会社への就職、という意味合いが強いかもしれません。
そのため、特に新卒の就職では、会社全体から内定をもらい、配属先の部署は入社後に発表されるということも少なくありません。
また、数年後に突然これまで全く経験のない別の部署への異動、といったこともありえるでしょう。
一方カナダでは、〇〇会社の△△ポジションに就職をする形なので、ポジションの方に重きが置かれています。
各ポジションにはそれぞれの専門性が求められ、会社もその専門知識、スキル、経験を持った人材を募集します。
カナダのカレッジや大学での就学は、現場に直結するもの=卒業と同時に戦力となる人材育成であるため、希望職種に関連したプログラムの受講が重要です。
カナダでは、例えば営業ポジションで雇われた人が、ある日突然会社の意向で人事部に配属変えになる、というようなことはまず考えられません。
本人の希望でほかのポジションを希望する場合にも、新しいポジションの募集要項を満たす必要があります。
欧米では社会人大学生が多いというのはそのためで、経験のない職種に転職するときは、新しく勉強をし直し、必要な学位や資格を取得するということが珍しくないのです。
Q: 入学後にプログラム変更ができるって本当?
A: 本当です!
カナダのカレッジや大学では、入学後であっても柔軟にプログラムを変更することができます。
特に高校を卒業したてで進学した場合、将来的な目標が定まっていない学生も多くいます。
またカレッジや大学へ進学して視界が広がり、価値観にも幅が出てくると、これまで思ってもみなかった分野に興味が出てくることも珍しくありません。
カナダのカレッジや大学での就学は、単に卒業そのものを目的とするものではありません。
前の項目でも触れたように、卒業したプログラムに関連する職種での就職という点に重きが置かれています。
そのため、在学中に自分の専攻が向いていないと感じたり、新しい夢や目標が出てきた場合には、それに合わせてプログラムも変更することが当然のこととされています。
実際カナダでは、50~70%の学生が、少なくとも一度はプログラムを変更すると言われています。
在学中にプログラムの変更を検討し始めたら、早目の段階で学校のアドバイザーに相談しましょう。
オーディションなどが必要な特殊プログラムでない限り、手続き自体は書類の提出のみですが、変更先のプログラムが今とは全く別分野の場合、これまでに修得した単位があまり移行できないこともあります。
変更のタイミングや、卒業時期の延期などについて、早目にアドバイザーに相談をすることが重要です。
Q: 入学日や卒業日が年に複数回あるって本当?
A: 本当です!
カナダのカレッジ、大学は、9月、1月、5月の3学期制です。
学校によって、また同じ学校でもプログラムによって異なることもありますが、多くの場合で各学期の入学、卒業が可能なため、フレキシブルな留学計画が可能になります。
カナダのカレッジや大学では、プログラムに必要な卒業単位を履修した時点で卒業となるので、就学のスピードによって、4年プログラムを3年半で卒業したりすることが可能になります。
ただし多くの場合で、留学生にとっては一度にあまり多くのコースを履修するのは難しいため、自分の学習ペースに合わせてコース数を調節し、2年プログラムを3年かけて卒業するなど、本来のプログラム期間よりも在学期間がストレッチされることが多いです。
在学年数が増えればそれだけ滞在費用も掛かりますので、しっかりとした資金準備が必要です。
Q: 留学中にアルバイトができるって本当?
A: 本当です!
現在カナダでは、カレッジや大学のプログラムにフルタイムで在籍している留学生は、現地でアルバイトをすることができます。
学期期間中は週20時間まで、夏休みなどの休暇中はフルタイムで働くことができます。
アルバイトをするために別途就労ビザを申請する必要はなく、また、就労内容が就学プログラムに関連したものである必要もありません。
規定時間内であれば、好きな職種で自由に働くことができます。
Q: 卒業後はカナダに残って働けるって本当?
A: 本当です!
これがカナダが留学生にとって魅力的である最大の理由かもしれません。
カナダの公立カレッジや大学を卒業すると、PGWP(Post Graduate Work Permit)という就労ビザを申請することができます。
PGWPの最長期間はなんと3年!
プログラム期間が8カ月〜2年までは、就労ビザの期間もプログラム期間と同等ですが、2年以上のプログラムを卒業すると、就労ビザの期間が3年になります。
PGWPは雇用主が決まっていなくても申請できますし、職種が卒業プログラムに関連している必要もありません。
卒業だけを条件に、このような長期的で自由な就労ビザが得られるのは、世界的にも珍しいとされています。
このPGWPの期間中に移民申請の準備を整え、カナダの永住権を取得する人も多くいます。
Q: 卒業した高校に連絡したら、成績証明書が発行できないと言われた!出願できない!?
A: そんなことはありません!
日本では法律によって、高校の成績保管義務が5年のため、それを超えると卒業生の成績を破棄してしまう学校が多くあります。
その場合は卒業校に、単位修得証明書の発行が可能であるかを確認して下さい。
この書類はほとんどの学校で発行可能で、通常、成績証明書が発行できない旨の説明文とセットで発行されます。
カナダのカレッジの中には、単位修得証明書で出願を受け付けてくれる学校もあるため、成績証明書が発行できないと言われた場合も、あきらめずに可能性のある学校へ出願ししょう!
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カレッジや大学での勉強は本当に大変ですが、その分遣り甲斐があり、卒業後の大きな自信につながることは間違いがありません。
空き時間には生活費の足しにアルバイトをし、学校ではカナダ人学生や世界中から集まる留学生と切磋琢磨しなが学び、時にはクラスメートとアウトドアやパーティを楽しむ。
そこには真のカナダ生活があります。
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