カナダのワーキングホリデーに関する5月8日の新しい発表についてお問い合わせが多かったので、現在分かっていることをまとめてみたいと思います。
規定が頻繁に変更、追加されている昨今ですので、今後について『確実性』を持ったご案内は難しいのが現状ですが、「分からないこと」も含め、今の時点でのまとめとなります。
カナダのワーキングホリデーに関する新しい発表は、「5月8日以降にワーキングホリデーでカナダへ渡航する場合、ジョブオファーとPOEレターが必要となる。現時点でこの新規定がいつまで続くかは未定。」というもの。
原文はこちら↓↓↓
Effective May 8, 2020, applicants in the Working Holiday, Young Professional or International Co-op categories can come to Canada only if they:
- have a valid job offer, and
- a port of entry letter of introduction
This measure will be in effect until further notice. Continue to check our website for updates.
まず最初にジョブオファーとは何?というところですが、ジョブオファーとは日本で言う仕事の内定のようなもので、就業内容や雇用条件などが記載された、雇用主から発行されるレターのことです。
次にPOEレターですが、こちらは、カナダのワーキングホリデービザの許可通知書です。
本来、カナダのワーキングホリデーは、仕事が決まっていない人向けの就労ビザで、ジョブオファーは必要なく、というよりもないことが条件の一つで、POEレターがあれば入国が可能だったのです。
(保険への加入や十分な資金を有することなど、細かな参加条件はほかにもあります。)
しかし今回の発表によると、今後ワーキングホリデーでカナダへ渡航するためには、入国時点で仕事が確定していなければならないとのこと。
Statistics Canada (カナダ統計局)によると、カナダでは、新型コロナウイルスの影響で250万人以上が失業したとされています。
あくまでも憶測ですが、カナダ国内の状況を考えると、カナダ人の雇用確保を優先すべきと考えられて、一時的に特別な処置が講じられたとしても不思議はないかもしれません。
すでにワーキングホリデーのPOEレターを持っていながらコロナの影響で入国が延期されていた人の中には、現在取られている外国人の入国制限が解除されるなど、少しでも状況が改善され次第渡航しようと考えていた人もいるかもしれません。
しかし、この新規定が適応されている限り、雇用主が見つかっていない状況では渡航することができないので注意してください。
現在のところ、ワーキングホリデービザの手続きはストップしている状況で(IECプールへのプロフィール登録はできますが、ビザ申請への招待は保留されています)、この先いつ招待が再開されるのか、また、新しくビザが発給されるようになってもこの新規定が適応され続けるのかは、現時点では未定です。
また、今後ワーキングホリデーでの渡航が従来通り雇用主未定で可能になったとしても、現地の生活状況が以前のように活気付くまでには長い時間がかかるかもしれません。
経済やビジネスの再開度合いによっては、アルバイト先の確保が以前よりも難しい状況が続くかもしれません。
一日でも早く元のような元気なカナダに戻ってくれることを切に祈るばかりですが、一生に一度一年間という貴重なカナダのワーキングホリデーが、最大限充実したものとなるよう、それぞれの目的に合わせて、渡航時期を慎重に見極めていきましょう。
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