【ケンタッキーダービー 2022】 | 古都の馬券師ほたるん

古都の馬券師ほたるん

~人生は直線一気~

木曜日のかしわ記念は、

考えていた4頭で1~4着とドンピシャでしたが、

本命をテイエムサウスダンにしていたので馬単が当たらず・・・

押さえの三連複で回収&トリガミでした。


これで春のG1が、桜花賞→皐月賞→天皇賞(春)→かしわ記念と、

4連続で的中させることができました。


大きいレースは調子がいいんですけどね、

他のレースで負けてるので・・・


そんなG1連勝記録が途切れるならここ、

という難解なレースがやってきました。


全く当たる気がしないですww



ケンタッキーダービー G1
チャーチルダウンズ ダ2000m

先ず最初に言っておきますが、

間違いなく荒れると思いますよ。

人気で決まる可能性はかなり少ないと思います。


小回りで20頭立てという考えられない状況ですが、

「最もエキサイティングな2分間」と言われるように、

アメリカはお祭りモードです。


数年前に1度、このレースの馬券発売がありましたね。

失格の上、とんでもない人気の馬が突っ込んできて、

当たるわけがないと思った記憶があります。


このレースを制した日本馬はいませんが、

日本人馬主ならいます。


フサイチで有名なフサイチペガサスですね。


そのニュースを見たときは感動しましたねぇ。

ケンタッキーダービーを制するなんてゲームでしか無理だと思ってました。


時は流れてBCを勝つまでに成長した日本競馬。

今回出走するクラウンプライドには血統背景も含めて、

頑張ってほしいと思います。


ただ、過去10年を見ても、馬券に絡んだ30頭は全てアメリカの馬。

数年前にドバイで圧勝したメンデルスゾーンでしたか?が挑戦しましたが、

全く歯が立ちませんでしたからね。


それだけアメリカの層は厚いです。


因みに、日本の競馬場は芝が外で内にダートですが、

アメリカは逆です。

つまり、そういうことなんです。



出走馬仕分け

情報量が少ないのは海外競馬では当たり前なんですが、

予想をする上で重要になりそうなのが、

ケンタッキーダービーはポイント制による上位馬が出走できるレースということです。


ポイントは3つのカテゴリーに分かれており、

中でも3歳戦の7つのレースに高いポイントが設定されているんです。


ケンタッキーダービーは三冠レースの中で、

陣営が最も獲りたいレースですから、

自ずと高いポイントのレースには有力馬が集まりやすく、

そこをステップにしてきた馬&好走した馬が、

本番でも有力になると思います。


因みに、今回の距離は全馬が初めてになります。



勝ち負け・安定型

なし


全馬、チャンスだと思いますし、

みなさん、結果を残してここへ来てます。

戦績も立派な馬が多いですね。



危険な人気馬

なし


枠の並びとポジション取りが大事になってきますので、

ゲートを出てみないとわからないですね。



展開次第で圏内

ここでは有力馬と思われる中でも、

個人的に注目している馬をピックアップしておきます。


エピセンター

逃げて勝った馬が前走は控える競馬で快勝。

鞍上が無理に抑えた仕草もありませんでしたし、

外の番手ではなく内で包まれる競馬をして怯んでないところがいいですね。

こういう自在制は武器になりそうです。

チャーチルダウンズで既に走ったことがあるのも、

1つの強調材料にはなるでしょう。

1900mという距離を経験できたのもいいですね。

前走は勢いの割には突き放せなかったように見えますが、

最後は目一杯追ってませんね。


ゼンダン

前走は後方から進出して直線で前をきっちり捉えるという、

持続力のある末脚を披露しました。

前が速くなるレースにおいて、そういう競馬ができるのは魅力的です。

しかも馬群の狭いところを進出してますし、

機動力に長けたタイプに映ります。

ただ、多頭数で同じ競馬ができるかそこだけだと思います。


スマイルハッピー

前走はゼンダンの2着でした。

走りに幼いところがあり、直線はフラフラしていましたが、

相手なりに走る馬というイメージですかね。

混戦模様なので、こういうタイプの馬は要注意。


テイバ

高額取引された馬で、デビューが今年という馬。

キャリアはまだ2戦しかありませんが、

前走で同厩舎の有力馬を撃破してG1制覇しています。

素質は確かなものがありますが、

少頭数、外枠というのも味方したと思いますが、

それを踏まえても結構な速い時計で勝ってるのは強調できます。

個人的にはキャリアの浅さはそこまで気にしていませんが、

経験値という意味では本番で脆さを露呈する可能性があるパターンの馬。

軸にするには少し勇気がいりそうです。

父はアメリカ年度代表馬にもなったガンランナーの初年度産駒です。


メッシエー

そのテイバの2着だったのがこの馬。

前々走で逃げて物凄い着差で勝ちましたが、

キャリアの浅い馬に負けたのは不満なところ。

ハイペースの多頭数でどうなるでしょうか。

ただ、負けはしましたが、3着以下は大きく離しました。

見限れない一頭ですね。

父は日本でもお馴染みのエンパイアメーカーです。


ホワイトアバリオ

今年に入って重賞連勝&G1制覇と成長が著しいです。

2歳時に負けた相手に勝ったのは大きいですね。

チャーチルダウンズも経験済みですが、

個人的には距離が延びて良さそうな気はします。

消耗戦で最後まで渋太く残るタイプの馬に思えますし、

ベルモントステークスに出たら狙いたい馬。

馬券が買えるかはクラウンプライド次第。


モードニゴール

こちらも有力視されてますが、鬼門ともいえる最内に入りました。

加えて鞍上が別の馬を選択してしまいましたね。

うまく立ち回れれば、といったところでしょうか。

父はアンクルモー、日本では短い距離のイメージがありますかね。


サイバーナイフ

今年が初年度産駒のガンランナーの仔。

ガンランナーの仔は走るみたいですね。

初年度産駒の2歳賞金レコードを塗り替えたそうです。

先物買いの手もありますね、人気がないならおいしそう。

器用に走るタイプというイメージです。

個人的には同じ産駒のテイバより評価は高いです。


クラウンプライド

勝ち負けに持ち込めるかはともかく、

ドバイでやれることを証明してますからね。

砂の質が全く違うのでアテにはできないのと、

ルメールは芝ほどダートじゃ信用できませんからね・・・

砂を被るのがイヤなんでしょうか、と思ってしまいます。

ただ、現地の評価は凄くいいみたいで、

リップサービスではないというのが現地のオッズに表れている模様。

サンデーサイレンスの奇跡の血量を持ってますからね。

日本馬軽視の私としても、今回は押さえたい。



勝ち馬はともかく、

この中から馬券になる馬が出るのは間違いないと思います。

後はどれだけ想定した通りの流れになってくれるかだけ。



苦戦必至

なし


情報量は多くありませんからね、

明言は避けたいと思います。



調教からの注目

なし



展開予想

逃げてる馬が多いですから、どれがハナを叩くかもわかりません。

恐らくサマーイズトゥモローが出して行って、

外に入った逃げ馬も来るという流れが濃厚。

逃げなくてもいい先行馬も前のめりにはなるでしょうから、

最初のコーナーではかなりごちゃつきそう。

ここのポジション取りが勝敗に影響するのは間違いなさそうです。


アメリカ競馬の全体的な傾向としては、

前半からスピードに任せた競馬をして、

最後はバテ合いの根性勝負という消耗戦が多発します。

だからといって外枠から内の出方を見ながら進めるといった、

日本のお上品なレース運びでは届かなかったり置かれたりするので、

必然的に全馬がハイペースの激流を乗り越えなければいけません。

単純にハイペースだから差しが決まるんだぜ!みたいな簡単なことにはならず、

意外と前で決着することもあるので、

わからない、というのが正直なところ。


それを考えたらマルシュロレーヌって相当凄いんですよ?

個人的には年度代表馬でもいいくらいのことをしたと思ってます。



結論

最後に馬場適性を考慮して決めたいんですが、

殆ど全ての馬が良馬場しか経験がないんですよね。

中間に雨がかなり降ったようなので、

残った馬場だと、かなりのスピード決着の予感もします。


◎ホワイトアバリオ


チャーチルダウンズの舞台経験があり、

展開的に前を見ながら進める外枠、

かつ、流れに乗って長く脚を使えそうな点。

そして1700mの持ち時計が断然なのでスピードの裏付けがある。

走りから消耗戦に向きそうなタフさも備えていそうですし、

2歳時に負けた相手を3歳で負かしているという成長力にも期待します。

相手はこれ、絞れませんね・・・

手広くいっても、ここからならそこそこつきそうです。

人気は手頃ですからね、狙ってみたいと思います。