「美しい字で、字を書く楽しさを」
上蒲田書道教室です。
今日は、とある日の生徒さんと私とのやり取りをご紹介。
状況。
体調不調のため、お休みすることになったAさん。
Aさんは、
①完全にお休み、宿題も来週に提出
②通信振替で添削、次の宿題も普通にある
の2つから選ぶことができます。
お休み当日。
Aさんは①(完全お休み)を選ばれていました。
お稽古翌日。
保護者の方から連絡あり。
もう元気になられたとのこと。
元気であれば、②にしてほしいなぁ。
その後のやりとりです。
※やりとりは少しぼかしたり、表現を変えたりしています。
(数分後)
というような話がありました。
正直、有無を言わさず、
「やりや」
とノートを渡すこともできました。
でも、私は学びました。
行動経済学を‼
行動経済学では、自分に選択肢がないとやる気はそがれてしまうのです。
抑圧された状況下の「強制」になってしまいます。
人の行動を強制するのではなく
「人が意思決定する際の環境をデザインすることで、自発的な行動変容を促す」
のが行動経済学!
自発的な行動変容!
これですよ!
「やらない」を「やる」に行動変容させた声掛け!
もし、自分が「やる」を選択したら、字が上手くなるし、楽な方を選んだことにはならないし、今回楽な方を選ぶクセも回避!
いいことたくさん!自発的な行動変容です
このブログ、生徒さんが見てたらどうしよう笑
私からの頑張ってほしいな、っていう思い(と圧?)も伝えてもらいつ、ご本人に選択してもらいました。
(いや、圧かけてる時点で半分以上強制やん?というツッコミはなしで。)
でも、自分で選ぶことが大事!
その生徒さんは私とのやりとりを面白がってくれたそうで。
「やる」と言ってくれたそうです。
(えー、私はまじめに言ったのに、どこがおもしろかったんだろう)
興味深い方の「おもしろい」かな?
やっぱりね、何かご縁があって生徒さんになっていただいたのだから。
しっかり力をつけていただきたい!!
今回はだいぶくだけた言葉遣いですが、お声がけする言葉と内容は、生徒さんに応じて変えています。
(脳内)
どの言葉だったら響きやすいかな?
いやな気持ちでお稽古にならないかな?
どんな風にこの言葉を受け取ってくれるかな?
そろそろ厳しいことも言って引き締めようか。
前職で鍛えた「声掛けのひきだし」を総動員します。
ほんのちょっとの後押しで、頑張れることってありますよね。
みんなね、基本は成長したいんですよ。
サボり心が芽生えるだけで。
ちゃんと正しく成長する方向は、知っているのです。
だから、安心して選択肢から選ばせてあげられます。
(時には、思い通りにいかないこともあるけどね!)
人は心が原動力ですから。
炭治郎も言うてましたね。
声掛けも磨いていきたいと思います!
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