続き。
では、今後どうしたらよいか。
ここから先は奈井江町だけの話ではないです。
猟友会とは別に環境省の認定鳥獣捕獲等事業者(俗に言う認定事業者)という組織があります。
地元の猟友会では受けないor猟友会以外に頼みたいなど、ニーズに合わせて依頼することの出来るプロハンター組織(会社)です。
こちらは、民間や企業、行政のお仕事を営利目的で受けられます。
猟友会の趣味で狩猟をする方達の「社会貢献」という形とは別物です。
技能、経験、信頼を売るのですから協力しないなどの話ではなく、そこはビジネスです。
認定事業者に所属しているのは雇われハンターです。もちろん猟友会所属の方もいますし、猟友会をやめて入る方もいます。
優秀なハンターを集めている会社、ハンターなら頭数だけ集める会社、社会貢献したいハンター、金儲け主義のハンターまで会社なので色々です。
大きなお金が動く行政のお仕事は、この認定事業者の入札で決まることが多いのですが、ズブズブなので入札前には決まっ…オイコラヤメトケ
えー、なので、猟友会以外に窓口もあるっちゃー、あるわけです。
私、長野に来る前は北海道の、とある認定事業者に協力要請を受けて道央地区統括責任者をしてました。
北海道は道央、道南、道東、道北とブロックに分かれています。
今回のお話の奈井江町は道央ブロックになります。
道央は札幌を含む北海道の中央なので、規模も守備範囲も広く責任重大なポストでした。
文字で書いたら、凄い人に感じない?
能ある鷹は爪を隠す。
なーんてね
他の会社にも協力要請を受けていたので「やなこった!」と断ってたのですが…
このマンモス事業者は、私が会長を努めていたクレー射撃クラブ(選手強化育成)の会員達(公式射撃の先輩)が立ち上げたので断れなかっただけです。
げー、マジかーって感じでした。
全国一のハンター数を集めていただけあって統括は、めちゃくちゃハード。
人選、技能、仕事集め、人の輪…ほぼ一人です。
「一任する」という言葉と共に丸投げされていたので、統括という名前の小間使い(マジ)
その当時の主人は札幌移住数ヶ月のぺーぺーなので私の手下っすよ
生意気にも副統括として頭角を表して(唯一の夜間銃猟の資格所持者でしたしね)その事業者内北海道全てをカバーする技能講師をしてました。
生意気ねー。やーねー
なので、北海道のプロ集団が夜間銃猟の試験を受ける時に、主人の愛用MARCHをこぞって購入したものです。
その時、銃砲店をやってれば良かった〜
しくったな、オイ〜
当時は認定事業者制度の走りでしたし、夜間銃猟の資格を持つプロハンター育てに全国の事業者が躍起となっていました。
その資格が有る無しで受けられる業務に制限があったからです。
その時に私も夜間銃猟の試験に受かりました。
しかも、ヤツ(主人)より好成績(ヒャハー)
夜間に受かりたいという目標より、下っぱ(主人)に負けるわけにいかないという、ミラクルちっこい目的でした。
受かったー!より、勝ったー!が嬉しかった
ふふ…。
そんなチッコイやつに統括など頼むのが間違ってる。
まま、そんなわけで北海道の駆除の情勢には明るいのです。
で、なぜ今、長野県にいるかというと次の「行政と猟友会の関係」の章で書いていきたいと思います。
章って…
なんか大それたこと書きしょうでしょう(ダジャレ)
挫折したんですよ!(笑)
行政と組織が、アホらしくなったというか、見限ったというか。
尚、自らが集めたメンバーで、まだプロハンターとして活躍したい方は、他の認定事業者に頭を下げてお願いしてきました。
しかも、「やなこった!」と断った会社に(笑)
バツが悪かったですね〜。
協力しないくせに、協力してもらおうとするなんて、どーよ。
でも、責任ってそういう事なので、プライドなんていりません。
「必死に集めた選りすぐりのメンバーです。どーか、どーか、お願いします」と床に頭を擦り付けてお願いしました。
床に擦りすぎて、私、身長小さくなっちゃったわ。
笑いながら条件無しで希望者全員受け入れてくれました。
ニヤリ(笑)
でも、まともな事業をなさっているので(現存最大かな)私を信じて付いてきてくれた仲間の行く末は明るいものになっていると思います、
一番信頼出来る事業者さんだから、お願いしましたしそこは安心しています。
楽しい仲間だったなぁ…。
一緒に夢を語り飲んだり、一緒に飲んで騒いだり、遠くまで走って行き飲んだり、夜中まで飲ん…
あれ??
飲んでしかいなくね?
続く