皆さん、こんにちは。


先日、総合病院で血液検査をしました。


自分の血を見て

私「濃い!ドロッドロですねびっくり

看「濃く見えるけど、普通だと思いますよ〜😊」


私「あぁ、そうなんですね。自分の血は、なかなか見慣れないもんだから〜ニコニコ

看「そうですよねー」



この後、妙に長い沈黙になりました。


きっと看護師さんは「同業?」と思っての沈黙。


私は「げっ…変なこと言っちゃった💧」の沈黙。


自然と「鹿の血」に比べちゃったんですねガーン

ハンターあるある(いや、あるのか?)



さて、先週末も巻狩りに参加してきました。


「もう猟期終わっちゃうよ?山にだけ行くつもりで参加したら?」と怪我人の主人を誘ってみました。


木を掴んだりしないと登れないタツマなどに立たなきゃ、軽い銃は持てるくらいには回復していたので、主人も久しぶりの山です。


やっばり、主人と一緒の山は楽しい〜おねがい


と言おうと思いましたが、口が痒くなってきたので、やめときます。


むしろ、イラッとモードに入ること多し。



私は、先行車がいないと山には登りたがらない林道チキン。


なぜなら、その昔「安全な道!」と主人と仲間が教えてくれたので、ルンルンと単独で山に行きました。


教えてもらった道は、狭い林道。


氷の滑り台になっていて急斜面は滑って登らず、むしろ滑り落ちる。その下は崖。


ひー!止まってー!ガーンガーンガーン


ブレーキなど意味もなさず、アクセル全開の熱で氷を溶かしてやる!くらい必死になり、どうにか登れたものの…落ちたら、ありゃ終わってた。


しかも、帰るにはその道を通らなきゃ帰れない。

下りのスケートリンクガーン

生きてるのが奇跡な道でした。


主人とその仲間は、のんきに北海道旅行中。

箕輪に来たばかりで知り合いもいなく、助けを呼ぼうにも呼べない。


「え?そんなになってた?キョロキョロ

「凄い時に当たっちゃったねガーン


場所を言ったら伊那近郊の方は「あ〜」とわかる道ですね。凍ってたらアウトのとこです。



なので、毎回、先行車に「滑らない?」「この道、(道幅がめちゃ狭いとか)怖い道じゃない??」など必ず聞いてしまう。


仲間は「危なくないから大丈夫」的なことを返事してくれます。


返事はしてくれるけど、長野県ベテランハンター達の言うことは信じない。彼らは慣れているだけで充分狭い道しか無いからだ。


返事があやふやな時もある。

そんな時は、ヤバいんだろうと身構える。


なら聞くな!と自分でも思うけど、1ミリでも不安を掻き消したい為に聞いてしまう。


たまに「ねーさんは来ない方がいい」と教えてくれるからだ。


ところがだ。


主人は返事もしない。

うっせーな!大丈夫なんだよ!!って思ってるに違いない。

それか、事実を言ったら来ないでしょって考えだと思う。


返事くらいしてや!と、私はイラっとモードに突入(銃を扱う時は平常心に心がけましょう)


甘酸っぱい初恋の気持ちは、遥か彼方、遠い昔にあったかな…。気の迷いだったな!と思いながら、主人の後ろからタツマに向かう。


今回の参加者は8名。犬は2頭。


今回のタツマは主人、息子、私と横並びになった。


最初の配置後、私が前回立ったタツマを息子に譲り(散弾でも大丈夫そうだし、見通し良いし、一番タツだ)私は別のタツマに。


前日に雪が降り、朝に動いた足跡がわかる絶好のコンディションの日!


しかーし、足跡は何もなく、入ってるかわかんないけど、まぁ仕方なくスタートした。


朝の獲物の動きは無いし、期待薄で始まった巻狩り。


勢子のアナウンスは聞こえるけど、足跡を追跡して猟が出来る!というウキウキ感の期待から、なにも足跡ないじゃん…と放送を聞いてる私はテンション低め。


もちろん自分のタツマにかかったら仕留めるけど、ここまで足跡が無いと出るのかなーと。



獲物が出たら見やすいけどね。


隣の息子のタツマは、犬が離れないらしい。


猟犬が怖い!と言ってたのになーと母はクスクス笑いながら自分のタツマを守る。


「そっち側、気をつけて」と勢子から放送が。


「了解」と返事をする。


息子は犬に好かれたようだ。


猟犬が一つ、タツマが一つ、使えなくなった。

そんな場所に獲物は来ないだろう。可哀想に。


以前、そこのタツマは私も犬達に襲われてギャーギャーピーピー騒がしいお祭りタツマになった場所。


犬が怖い息子は私みたく、犬を勢子に戻すこともできないだろう。


おりゃ!ガオー!ガオー!とかやれば良いのに、たぶん、そんなことしたら齧られるかも…犬にびびってるだろうなぁ…と想像。




他のタツマにもモノが見えていなく、雪の中の静かな待機時間。


そんな時に息子から

「イノシシが出た!!」と無線が。


へ?


息子のタツマは、犬に懐かれ、お祭り会場のはず。


「どこに向かった?」

「勢子が歩いてきた方向に行った!」


と、いうことは勢子を避けて、次のタツマにまともにかかるか?


次のタツマは怪我人だ。



息子の30m下から飛び出したらしい。


それは、ピカピカに光り立髪を立てたカッコイイ80キロくらいの雄のイノシシだったらしい。


すっげー!カッコ良かった!!と後から感動を教えてくれた。


そこの近くは、わざわざ私が息子を案内しているし、犬も、勢子も来た方向。雪の中に足跡が無かったので昨晩から忍んでいたらしい。


勢子や犬達が騒いでも、ジッと隠れていたのに痺れを切らせて、走り出したようだ。


後から、息子に、撃てなかったの?と聞いたら

立ってタツマにいたけど、撃とうとしゃがんだら、犬が遊んでくれると思って喜んでタックルされたと(笑)


ドットサイトに2回も捉えたのに、戯れてる犬が気になったらしい。うん。その心掛けは大事だね。


不安要素があれば発砲せず、次のタツマに繋ぐ。

犬も若犬だしね。面白い。


撃とうと思ったら撃てたと言うから、撃っちゃえば良かったのにと思うところもあるけど、膝撃ちで発砲時に犬がドーン!と来たら仕方ないかな。



猪に犬は向かっていかなかったの?

うん。俺と一緒に「あれ?なに?」って見てた(笑)


鹿は知ってても、猪は知らなかったんだろうね。

可愛いと爆笑しました(笑)


若犬も、これで成長しただろうねニコニコ


で、よりによって猪は、怪我人タツマにまともにかかり…


怪我人は役に立てなかったという始末。


そのあとに、息子から離れた犬は匂いを取り、怪我人タツマにきちんと行きました。


匂いと、姿が一致してなかったんでしょうね。


主人は犬の回収して、引き綱で引っ張られ何回も転び怪我が悪化したようで、本日の猟は終了。


獲物は手にしてないけど、若者、若犬、それぞれに貴重な経験をさせてくれた時間に感謝。


猪の飛び出しなんて、なかなか見れないから良い経験でした。猟欲も上がったようで来シーズンが楽しみです。



午後からは取材があったので、夜まで忙しく動き回り、寝たのは夜中。


さてさて、今週の山は積雪があるだろうし、どんなドラマが待っているのかな。


ラストの猟になる方も多いと思います。

皆さん、安全にね。




これ、数年前の我が家。

除雪車がきちんと雪をかいてくれた日。

道路が無くなってます。

iPhoneのメモリー機能が教えてくれるのは懐かしく感じますね。

70で、うちらが行く林道走るのは無理やー絶望