よく熊撃ちのライフルの口径について聞かれるので書いておきます。
皆さんが悩むところで大雑把に。
私は308を使っています。
同じ銃の30-06も所持して使い比べましたが、私には身体にも優しい308が合ってます。
射撃場などで練習するにも、衝撃が少ない方が楽ですね
ピンポイントで良い場所(致命傷を与える場所)を狙えない場合には、338などだと安心感は有るかも知れません。
でも、少しでも不安要素があるなら、口径に関係なく撃たない選択をして欲しいものです。
撃ったことで、痛みに狂う化け物にしちゃいます。
運が良ければ撃った本人は車に乗ったりして、逃げられるかもしれません。
しかし、手負い熊がいるのを知らず、同じ山にいる人は大変危険な目に遭うかもしれません。
その熊が生きている間は、
人=怖い、と思うか、人=憎いと思うか。
308で倒せない獲物は日本にはいません。
威力のある銃を選ぶのも良いと思います。
使いこなせる技量があって、初めて威力を自分の味方に付けられます。
腕が未熟だと、発射時の衝撃を上手に逃せない為、撃つことで、痛みを覚え、自然と身体が逃げる癖(フリンチングといいます)が出来てしまいます。
身体が頑丈そうな人、筋肉がある=破壊力のある銃を使いこなせるというのも違います。
射撃は腕です。
もちろんチョイスする道具が、所持する人に合っていれば、大物を倒す手助けをしてはくれます。
しかしながら、狩猟は経験と勘と冷静さ、そして腕です(運も必要ですね)
その下地が無ければ、銃の性能が良くても猫に小判になってしまいます。
なので、破壊力のある銃を楽しみたいという腕前の方には、もちろん薦めますが、熊に対する恐怖心で破壊力だけを期待するならば、やめた方がいいよとアドバイスします。
恐怖心から所持するのであれば、撃つ前に既に、熊に負けているので勝てません。
冷静な判断で、狙える人しか狙ったらいけないのが熊だと思います。
また、散弾時代に作られた癖も治すのは至難の業です。
ライフルの衝撃を上手に逃がせる撃ち方のコツを覚えてください(こちらもアドバイス出来ますので、ご相談くださいね)
必ず右に着弾するんだよな(左も然り)と、たまに聞きます。
銃は、狙った場所に着弾するよう出来ています。
また、弾き方の加減で着弾は、かなり変わります。
委託していて着弾がバラバラになる場合、銃と弾の相性が悪いか、撃ち方が悪いかです。
サイト調整で固定している銃を合わせる場合、射手側の頬付け、肩付けは関係ありません。
むしろ、銃に触らない方がいいのです。
引くだけと思ってください。
既に固定されている銃を引くので、バラつきには弾か弾き方に問題がある場合が多いです。(その他、銃、スコープ側の問題もあるので、それでもおかしいな?と思った場合は相談してくださいね。)
ライフル銃は消耗品なので、銃がダメになっている場合もあります。
最初は身体に優しい口径で、ピンポイントで狙えるようにするのが良いと思います。
衝撃の少ない口径で撃ち方をしっかり練習した上で、腕にあった銃にステップアップしてください。
私は普段は308。変えるつもりもありません。
338も持ってますが主に駆除用途です。
破壊力のある銃は、お肉を楽しむ狩猟には向かないと個人的に思っているからです。
ちなみに、どこにも情報が出てないかな?と思うのですがOSO18は308を使用して倒されてます。
熊や鹿を多く倒しているプロハンターの友人は243。
熊は威力じゃないんですね。
腕と経験と冷静さです
猟犬の出産予定ありまーす。
まだレントゲンを撮影していないので、詳細は後ほどになりますが、気になる方は、お問い合わせくださいね