今回は初心者さん宛、銃刀法のお話。


勘違いなさっている方もいるようなので

少しお付き合いください。


猟期が近いので、猟での違反になることから書きますね。


獲物が獲れた場合、車に銃を置いて回収に行く(もちろんアウト)

猟友に銃を預けて、獲物を引っ張る(アウトです)

隣に猟友がいて、管理下だというのが通用するかというとアウトです。


狩猟免許で「銃の受け渡し」の実技がありますが、あれは、万が一の場合(命がかかっている場合など)の緊急避難的な受け渡しの練習なだけです。


猟場で人に銃を預けていいという話ではないので、気をつけてください。

これを勘違いなさっている方が多いように聞こえてきます。


人に銃口を向けず、脱包も常に確認して、銃を預かってもらう。

最悪な状況下では、そんな場面もあるかも?という話です。


銃刀法では他人に銃を触らせるのは認められていません。狩猟免許は狩猟法、鳥獣保護法を学び資格を取るので、銃刀法とはまた別の話。


その場面を公安委員会が見たら「銃を人に預けてますね」に、なると思います。


状況を説明して、仕方のないことですねと理解してくれたら良いですが、向こう岸に渡りたい為だけに、人に預けたりするのはアウトです。


ここを無事に渡らなければ帰路に向かえず、危険を伴うという場面だけ、と理解するのが正しいです。


納得してもらえる状況下での必要な手段とだけ覚えておいてください。

 

お咎めなしかどうかは警察の判断になります。


自分の心の中に常に、警察がいると思って、許されることか?ダメなことか?と判断するのがいいと思いますよ。


多少、緩和の通達が出ていますが解釈で、どうとでも取れる通達です。


人道的に仕方ないよね…という場面では、問答無用から、多少お話は聞きますよ、になった程度で理解した方が良さそうです。


数日間、猟に行くなどの場合にコンビニに寄る。その場合は食料調達など必要と思われる状況で、その場での最善と思われる対処をしてもいいですよ?くらいな通達です。


仲間がいるなら銃の見張りを交代しながら、買い物に行くというのはアリかも?←あくまで、かも?の話です。


一人ならば、車を施錠して弾だけは携帯し、常に目視して、真っ先に自分が駆けつけられならば、違反にはしないかも?という内容だと思います。


でも、トイレに行くとなると誰もいない車内に置きぱなしになるので、急いでトイレに行くならいいですよーには、ならないでしょうね。


お店の人、お客さんに銃とわからぬように持ち込んで、スマートに出てくるのが良いと思います。


もしくは、スタンド、道の駅など人目に付かない場所を利用するなど配慮もいいのかな。


面倒でしょ。

でも、銃というのはそういうものです。


ナイフも持ち込むのは違うと思いますので、そこは車内に。


しかし、全て「かも?」です。



射撃場などで、銃を他人に触らせるのも違反


壊れた…と困っていて、そこにいた人が「見てあげるよ!」と言われたからと銃を渡すのも違反


渡す方も、渡された方も違反です。


ちょっと持ってて、も、ダメです。


触らない。触らせない。厳守してください。


逆に触っても大丈夫なのは


公安委員会指定の射撃指導員が射撃場で「射撃指導のため」に触る。


その他の指導員は、銃を触ることは不可です。


あとは銃砲店の使用人と呼ばれる免許を持っている人のみです。



銃検で、丁数があり持ちきれない場合も本人のみ。家族や猟友もダメです。


法律なので、知らなかったじゃ済まされないので、ご注意ください。


狩猟免許からの流れなのか、銃を人に触らせても良いと解釈している方がいらっしゃいます。


大きな勘違いですので、気をつけてくださいね。


せっかく取得した所持許可証

熟知して守っていきましょうよニコニコ