昨日は初撃ち初心者さんのお供に出前〜。
射撃場に初めて行くのも、自分の銃で初めて撃つのも緊張しますよね。
身近に仲良しの先輩がいると連れて行ってもらえますが、そうでない方はちょっとハードルが高いらしいです。
実技の先生になって、初心者さんから教えてもらったのが「実技を初めて受ける時」「初めて自分で撃つ時」の緊張。
自分が初心者さんの時は…と思い返すと…。
「たのもう!場長いますかー!」と道場破りのように乗り込みました。キャラなのか緊張を知らなかった(笑)
私は友達の9割以上が男性ですが(射撃仲間が男性しかいないので)「男より男らしい!」と言われちゃうのが、そんなとこかも
あ、話が逸れた。
今日のお客さまは、よりによって、私に朝から射撃場に来いと。
先日、ご来店の際に「午前中は機嫌悪いんですよねー?」なーんて前情報を持っていたくせに朝から来いと。
ほう…朝を指定するとは喧嘩売ってますな。
理不尽な機嫌の悪さが見たいのか…と
私もファイティングポーズを決めて射場入り
平日というのに射撃場は混み混み。
参ったなぁ…ゆったりとした雰囲気で撃たせてあげたいのに、そーいう余地は無さそうでした。
購入した弾数を元に、頭の中で計算します。
「どこまで楽しく初日を飾ってあげられるか!」が私の課題。
ん〜、仕方なく、比較的空いていた公式セットでストレートから始めます。
フォームと理論を短時間で簡単にわかりやすく理解出来るよう、当たらない場面、当たる場面も感じて貰いレクチャーに行く作戦にしました。
最初から言葉で伝えても、頭がこんがらがるので、体験してもらいながら様子を見ます。
真後ろで見ていると銃身の運びで「迷い」「不安」「自信」は手に取るようにわかります。
その人に合った肩付けの位置、頬の離れ具合、腕の筋肉を見て力の入り具合、重心のバランス、スタンスの幅、角度などなど、分析します。
例えば、「頬が離れているよ!」「上を撃ってるよ」「弾くのが遅いよ!」というダメ出しだけだと誰にでも言えることで、上達しません。
なぜ、頬が離れてしまうのか。
なぜ、引き金を落とすのが遅くなるのか。
対処方法を伝えるのが射撃指導員の役割だと思って、長いこと教えてきました。
筋肉、筋力、リラックス、全てのバランスを見て教えていきます。
わかりやすく説明するには、撃っている時に、あまり口出ししないこと。「わかんないや…」と迷っている時や「先生〜?」と頼った時や、こりゃ今、言った方がいいかな?という場面だけ口を出します。
今日のお客さんは、あ、面白い!と正直、思いました。センスがあるんですよね。こりゃ、すぐ伸びる!と思ったら、私も楽しくなりました。
1ラウンドを終えて、ハウスにレクチャーに行きます。ハウス内の雰囲気も感じて欲しいのとリラックスも兼ねて。
うにゃうにゃ…と(端折りすぎ)笑
雑談しながらレクチャーします。
写真の弾は違いますが、自分の銃で初めて撃った1発目を渡しました。
私、つい、癖で1発目を拾ってたんですよね。
これから何万発と撃つであろう弾。初心を忘れないでという気持ちで今までは、教習射撃の時に人生初の散弾の弾を渡していたんです。
何百発拾ったかな。
今も北海道で持っていてくれているかな…と
遠い故郷を思いだしました。
さーて、撃つか!と2ラウンド目
結果は…コレ(笑)
内容は、当たった!の射撃じゃなく
当てた!の射撃。当たった感覚もわかって撃っていただけたと思います。気持ち良さそうに撃ってました。
あーあ、奥さん、旦那さん、銃にハマっちゃったわ(笑)と見ながらクスクス笑ってしまいました(同じ嫁としては、あんまりハマって欲しくないかも)笑
今日の天気は、皿に向かっていく散弾が綺麗に写ってました(肉眼では難しいけどね)
ほぼ、芯で捉えているので粉になっていたのが多かったです。皿の右横に映っているのはワッズです。
ギャラリーの猟友会の大先輩達にも絶賛されていた射撃。気持ちよく初日を飾られたのでは無いでしょうか。多分、あの方達は猟友会の県大会に出る腕前のお爺ちゃん達ですよ。
また、誘ってくださいね。
今度は「午後」に(笑)
ブログを見てくださっていると聞いたので、初心者さんの思い出日記にもなるかな?と1日をまとめてみました。
こーやって、次々と射撃場に通うのが楽しくなるハンターが育ち、長野県の有害駆除を担う次世代の優秀なハンターが増えていくことを切に願います。
長い文章、見てくださりありがとうございました。