こんにちは
一般社団法人日本紙バンドクラフト協会
トリリアムメソッド®認定講師
はじめてさんの紙バンド教室「かみふる」
田中優子です。
「ツン」と香る、雨の日のにおい
先日、雨の日になると、クラフトバンドから「ツンとした香り」がして、湿気のバロメーターになっているというお話をしました。
あの独特な香りの正体って何だろう?と気になって、少し調べてみたんです。
調べるの、結構好きです(笑)。
糊の正体は?身近なものにも使われています
私が感じるあの匂い、紙バンドを形作っている「糊(のり)」が、湿度に反応して出しているそうなんです。
クラフトバンドは細い紙ひも(こより)を帯状に貼り合わせて作られています。
例えばこれは12本のこよりが貼り合わせてあるクラフトバンドです。
この貼り合わせや表面のコーティングには糊が使われています。
この糊の主成分は、多くの場合「ポリビニルアルコール」というものだそうです。(あくまで、田中調べです。)
「なんだか難しそうな名前……」と思うかもしれませんが、実はとっても身近なものにも使われています。
たとえば、
〇洗濯のり
〇目薬
〇洗剤のジェルボールのフィルム
〇切手の裏側の糊
「あー、あれか!」と思うものばかりですよね。
私たちの生活にも身近なものですし、なにより安心安全な原料だということがわかりますよね。
特徴は水溶性
このポリビニルアルコール、特徴は、水に溶ける性質(水溶性)を持っているということ。
使われている製品を見てもわかりますよね。
ジェルボールのフィルムは、まさに!
CMでも「さっと溶ける」なんていってますしね。
だからこそ、クラフトバンドを霧吹きで湿らせると糊が緩みしなやかになり、乾くとまたカチッと固まって、作品を丈夫にしてくれるんですね。
なぜ酸っぱいにおいがするのか?
実はこの成分自体は本来、無臭なのだそう。
ですが、高温多湿の環境になると、わずかに分解がおき、「酢酸」つまり「お酢」のような成分が発生することがあるそうです。
「あ、ちょっとツンとした匂いがするな」と思ったら、それはクラフトバンドが「今、湿度が高いよ!」と教えてくれている証なんですね。
…教えてくれなくても湿気高いとだいたい、分かりますけどね(笑)。
ちなみに…
そもそも、みなさんはこの匂い、感じたことあるんでしょうか?
私の嗅覚がよすぎるのかな(笑)。
謎がとけてスッキリ
匂いの正体が「お酢の成分」だと分かって、スッキリしました。
理由が分からないと「これ大丈夫かな…」と不安になりますから。
仕組みを知れば「ああ、湿気が多いサインだな」て冷静に対処できます。
「今日は、ツンとした匂いがするから、完成した作品は風通しの良い場所に置いておこう」
「材料が柔らかくなっているから、編み方に気をつけなきゃね」
「今日は霧吹きが効きやすいから、形を整えるチャンスかも」
こんなふうに、クラフトバンドの性質を味方につけて、これからのジメジメした季節も楽しく作品作りをしていきたいですね。
本日もお読みくださりありがとうございました。






