コンベンション折り図集29より その1
では、作っていった順にご紹介。 「きつね」以外はすべて15㎝です。
まずは各務均さんの「シーラカンス」
かなり折線つけゾーンが続きます。33番からはじまる小さなひし形の折線付けで嫌な予感。そして的中。思っていた以上に小さく。
ユアンカイ・ジャンさんの「コリドラス」
折線をつけていく作業が26番まで続くのは難儀でしたが、それでも作ってみたかった作品。しかし、目と口で集中切れ。(一番大事なところなのに)
小松英夫さんの「ねずみ2」
大きな丸い耳が特徴。体は後ろ半分の留め折りのおかげで膨らませると自然と安定する。かわいい。
袋井一樹さんの「ラブカ」
ちょっと前に読んだ小説のタイトルに使われていたので折ってみたかった作品。
口の部分の蛇腹折りで気が遠くなる。尾ひれの折り出しも特徴的。
桃源瑞季さんの「マンタ」
折線を入れる目印を拾う作業が大変だったが、それでも12番までで終わるから良い方。エラの折出しでだんだんだぶつきだして立体化に失敗。
必死にごまかした跡。
霞誠志さんの「うさぎの栞」
始めの用封筒みたいな形をつけたあと、縦横を見まちがって折線をつけて焦る。この洋封筒は今回ほかの作品でも見かけた。
完成まで表がちゃんとウサギになってるかドキドキしながら折った作品。
この面でずっと続く。ふくよかな修道女みたい。
大内康治さんの「鳳凰」
大体他作品は一発折りですが、これだけは始めの折線付けで失敗して2回目チャレンジ。
折線を56番までつけるのに一苦労。畳んでも小さくなり、厚みも出るので、翼、足以降の折に支障が。集中できずにちゃんと折れずに終了。
ジョセフ ファンさんの「カルノタウルス」
かなり折線付けて、一気にまとめ折りをするイベントが2回あって、途中答え合わせのようでドキドキ。
いくつか途中でつけてもいいんじゃない?って素人は考えてしまう。
稲吉秀尚さんの「シュモクザメ」
縦横のおり筋をつけていく工程が続くので目印をしっかり確認しながら折り進めた。厚みのある尾ひれの折出しで少してこずる。
始めにつけた折線の蛇腹構造と留め折りのおかげで広がらず形をキープ。
間瀬英一郎さんの「バッカルコーン(クリオネ)」
折り図をよく見て折っても今自分がどの方向を追っているのかわからなくなって何度も開いて折り直し。裏と表のインサイドアウトで見える色部分と口の周りの触手がリアル
小橋清貴さんの「パンダ」
ネットで画像を見たことがあり、折ってみたかった作品。意外と顔が小さい。口の作りの左右そのまんまという作りの潔さ、背中の処理もいい感じ。
キム ジンウさんの「フォークリフト」
12等分(初めに苦手な3等分が出てくる)に気づかずに蛇腹作品で折り工程が少ないから折ってみようとチャレンジしたもの。
始めの12等分さえクリアーすればそこまで難しく感じなかった。ただし、糊付けありきの作品。
次回に続きます。