静かな 木漏れ日の中、サクッ、サックと、
誰にも踏まれていない パウダースノーを、踏みしめて歩く・・・・・。
一歩、一歩、心地良い 何かが、体中に広がっていく。
空は晴天、風はなし。
「気持ちいい・・・・・」
そんな言葉が つい口に出た。
2月4日の日曜日、トボトボ会の hisamanさんと、O氏と3人で 椎葉村の 扇山に 登ることになった。
雪で、登山口まで 行けないかもしれないが、まあ、行ってみましょうか?と いうことで。
参考タイム : 宮崎市(5:15)~登山口手前(9:10)~新松木登山口(9:30)~
山小屋(10:30)~山頂(11:20)~山小屋で昼食(12:00~13:00)~
新松木登山口(13:40)~登山口手前(14:00)~宮崎市(18:00)
椎葉村の中心街には、雪がなかったので、「思ったより たいしたことは ないな」と、思っていたら、
林道に入ると、予想外というか、予想していたというか、結構な雪の量である。
山を見上げると、「お、樹氷が綺麗に ついていますね!」
車内のテンションが 上昇して 来ましたよ!
hisamanさんの 「トボトボ号」は、先行する車のわだちを 踏み外し、
時々ヨロッと するものの、概ね快適に 雪の林道を ひた走ります。
先行していた 林道の測量の人達の車は ここまでで 引返しています。
まっさらな 林道を トボトボ号は 進みます。
旧松木登山口を過ぎ、日陰に 雪が多く残っている所で、ついに トボトボ号は、
前に進めなくなりました。ここから、登山口は まもなくということなので、歩き始めました。
昨年のお正月の 矢岳、竜王山 以来の 雪山です。
楽しみ~!
風もなく、気温も高めで、ジャケットの下に着ていた フリースは すぐに脱ぎました。
真ん中に、O氏の 足跡。
その両側に、森の住人の 足跡。
15分で、新松木登山口に 到着しました。
目の前に、雄大な景色が 広がっていました。
「ここで キャンプしても いいね」と、hisamanさん。
「1時間 登れば、扇山山小屋が あるのに?」と 私。
尾根沿いを ずーっと 登って行きます。初めは、樹林のトンネルの中を 進みます。
この日、なんだか 体が重かった私は、最初の登りで 二人に 引き離され気味で、
頭上が開けて行くほどに、雪が深くなって 行きます。
だれも踏んでいない 雪面は、先行者が 一番体力を 消耗します。
さりげなく、先頭を譲り合って、交代します。
そろそろ きつくなって来たから 交代してもらおうかな?と、hisamanさんの視線を 捕らえると、
あわてて、スパッツの具合を 直すふりをして、目線を外す hisamanさんです。
傾斜が ゆるくなって来ました。こんな所は 歩いていて、本当に 気持ちが良いです。
最初の登りで、少々へたばっていましたが、ここいらで、テンションが上がって来ましたよ!
途中、まったりと くつろぐ 登山者や、
じっくりと、仮眠する 登山者に 出会いました。
(この日の 登山者は、我々だけでした。)
1時間で 山小屋に 到着です。
室内の、ペットボトルや やかんの水は、当然 ガチガチに 凍っています。
青空が綺麗です。
でも、天気が良いので、樹氷は ほとんど 落ちて しまいまいた。
一旦、下ります。ブナの木が、良い感じです。
さあ、最後の 登りです。
山頂到着!バンザーイ!
青空が 気持ちいい~!
記念撮影を パチリ!
しばらく、頂上からの 展望を 満喫した後で 後ろ髪を 引かれつつ、下山します。
山小屋に ちょうど12:00に 到着しました。お昼にします。
hisamnさんが、自作のアルコールストーブで、いとも簡単に お湯を沸かしたので、
O氏は、「山専ボトル」なる 魔法瓶から 熱湯を注ぎ、
で、私はというと、当日は、「ヤシ殻炭」で、お湯を沸かそうと しましたが、
熱量不足で お湯沸かず・・・・・・。
hisamanさんの アルコールストーブの 厄介になることに なりました。
残念、無念・・・・・・・・。
昼食は、さくさく下山して、40分で登山口に 到着しました。
あ~、楽しかった~!
性格も、家庭環境も異なる3人が、あーだ、こーだと、話しつつ、林道を下ります。
トボトボ号に到着です。お疲れ様でした!
たっぷりと、雪を堪能した 扇山。楽しかったです!
さて、次は どの山に 登りましょうか?