【私のプチ残念シリーズ】7 〜刑事ごっこ〜
私は,近所の男の子とも友達でした。子供会などで、何度も会っているので すっかりとけ込んで行く事が出来ました。その男の子は、私の女の子同士の間で、「O君は乱暴だ。」と言っているのを聞いていたし、そういうイメージを皆も持っていたので、女の子達は遊びたがらない子もいたのです。ある日,私は足が割と早かったので、その男の子と数人の近所の男の子達と「刑事ごっこ」をして遊びました。私が,刑事役になると、隠れている犯人役の男の子をよく捕まえたのです。何故かと言うと..私が,犯人役の男の子の隠れている場所の近くまで来ると、見つかってしまうのが怖くなり、ほとんどの男の子達は、通り過ぎる間際 寸前で、場所を移ろうと、動いてしまうのです。おいかけ役の,私は『そのまま、じっとしていれば、よかったのに~ 何で動くんだか..』と思っていました。お陰で、私にしてみれば..近づくと獲物が自ら動き、飛び出して行くので、それを捕まえれば良いので、捕獲?は..簡単でした。でも、それが「つまらない!」と「O」君は、『オイッ! 今度は、お前が犯人役になれっ!』と私に行って来たのです。仕方なしに、「代わり番こ」と言う言葉がある様に、たまには 相手の為に変わって上げなければなりませんから、私も「うん いいよっ!」と返事をし..誰かが、『よ~い..スタート~』と言う合図にあわせ、私も必死に逃げました。それと同時に、4、5人の男の子が一斉に探しに掛かりました。O君は、『おいっ! お前は、あっちに回れっ!』と指示し,挟み撃ちにしようとしたので、私はその真逆に逃げ,裏道から、そ~っと気づかれない様に,秘密の抜け道(よそのお宅の庭先)から反対方向に抜け出ました。それを,知らずに彼らは、まだ同じ所をキョロキョロしているのが確認出来ました。私は、「ふう~」とため息をつき、今のうちに休んでおこう!と思いつきました。さて..これから..どうしたものか..とじーっと考えていました。すると,彼らの声が割と近くに聞こえて来たので、そーっと,覗いてみると、2人の子が『ダメだっ! こっちは居ないっ!』と遠くを見て合図していました。すると、誰かが走ってくる音が聞こえて来て、その2人に近づきました。それは、「O君」でした。私は『ボスの登場..か..』と思ったのですが、よく見ると そのO君の顔が、怒っているのです。本気で,凄い剣幕で怒っていて『見つけたら,ぶっ殺すっ!!』と言っていたのです。私は,怖くなりました。「まずい..このまま行けば,いじめられるかも知れない!!』と本気で思いました。考えた末、自分の家の中に隠れようと思いついたのです。家の中までは,探しにこないだろう..と。そして、彼らの目を何とか、くぐり抜け 自分の家にたどり着きました。家の中に入り、リビングのカーテンを閉めました。次に,もっと奥の部屋に行き、窓ぎわのカーテンの隅に隠れたのです。そのカーテンは,開いていました。多分、ここまで庭の中に入っては来ないだろう...そう思って,息を殺して外の様子を見ていました。もうこうなると、気分は本当に「犯人」のようなのです..。「こまったなあ..お腹もすいたし、もう..終わりにしたいなあ,,』と思っていると、そこへO君を率いた..??? 「あれ..何でO君と後1人だけなんだろう..?」 他に3人も居たのに,今は..2人だ。きっと、皆 日が暮れたから、家に帰って行ったんだ..と気づいたら、何か 安心したのです。それで、相手のパワーも弱まった所で、私は「追われる立場を終えれるタイミングは今しかない」と、考えていた所へ、彼らがカーテンより、私が見える位置まで来ていて、1人が、『あっ..見っけ!』と指を指しゲーム終了!! となりました。私は,解放されました。「もう..私は犯人じゃないんだ..」という喜びと..O君の表情が、さっきより緩やかで やっと見つける事が出来たような喜びが、表情に見えていたので、私は「もういじめられる心配はないな..」という安心感で一杯になりました。そして、最悪の1日は終ったのでした。子供だって、子供社会でストレスなんだよ! と、声を大にして 言いたい..そんな長い1日の出来事でした..。そして、それは私の忘れられない出来事の1つとなりました。