持っていても困った不動産 | 認知症の二人を見送って

認知症の二人を見送って

認知症の父母が亡くなり、いろいろなことがありました。順序だてではありませんが、どんなことがあったか、認知症というものがどんなものかということを知っていただければと書いていきます。

昨日、テレビを見ていて共感したことがありました。

実家の父が生存していた頃、もう、認知症になっていた頃のことです。

 

 

前にもこのように書きましたが、父の土地を売るのにすごく大変だったんです。

父は、最後には、元の別荘の不動産屋さんの所に戻しましたが、テレビでみた1円で売ってくれる不動産会社。

これとほとんど同じだったんだと。

雑木林の松林のようになってしまった別荘。

途中からは、固定資産税は、かからなかったのですが、家も建てていないのに別荘の管理費がかかるんです。

この場所に行くにしてもしても有料道路の途中から入らなくてはならず、電車で歩いていくには、距離があり。

持っていてもこの将来、家を建てるにも大変な土地だったんです。

もとの不動産屋さんが無料で引き取るということで話はついたのでよかったのですが、認知症の父と母は、契約のときは、最後に譲渡契約をしてくれたのです。しかし、そのすぐ後には忘れてしまい、亡くなるまで自分の土地だと思っていたようです。

1円でも売ってほしいとテレビでやっていたのですが、同じだったんだと思いました。

土地の管理は、大変です。

実家は、片付けが終わったら売ろうとは思っていますが、どうなっていくのだろうと。ちょっぴり不安も。