特養の人々との交流 | 認知症の二人を見送って

認知症の二人を見送って

認知症の父母が亡くなり、いろいろなことがありました。順序だてではありませんが、どんなことがあったか、認知症というものがどんなものかということを知っていただければと書いていきます。

父は、特養に入ってから、一度だけ部屋を変わりました。

そして、母も一度、部屋を変わったんです。

まあ、その時もいろいろな事情があったんですが。

前にも書きましたが、特養の入居の方の中には、本当にいろいろな方がいました。

ご主人が入っている方。そして、その方は、ご飯のときは、部屋で食事をしていて。

女の方たちも多く、母は、その中でたくさんのお友達を得ました。

また、父と同じようにすぐ怒る方もいたりと。

しかし、父は、あまり、他の人との交流は、好まなかったように感じています。

父と母が入っていてコロナ前は、年に数回イベントが開かれるんです。

特養全体のときもありましたが、フロアでのイベント。クリスマス会やすしパーティなんていうものもありました。

するとそこには、介護者の方も招かれるんです。

父が最初に入居していたフロアの介護者の方たちは、毎回決まった方が来られ、そのうちに話しも弾むようになって!

介護の方たちとホームの中での利用者と職員の方と。本当に仲良くなったんです。

父は、どうだったのかわかりませんが、私は、すごく楽しみにしていました。

クリスマス会は、手作りケーキがあったり、ケーキ屋さんでケーキを買ってきて。

また、すしパーティは、近くの寿司屋さんからテイクアウト。

楽しい会。そして、職員さんたちの手作りのおもてなし。

職員さんが自宅で手作りをしてきてそのパーティで食べるんです。

テイクアウトのときもありますが、手作りのときもあり、楽しい時間でした。

コロナ禍になってからは、イベントが減り、その時のことを思い出すと、またできたらと思うこともありました。