皆さん、こんにちは。機会があって、耶馬渓に行ってきました。秋の紅葉を期待していましたがあいにくの軽い雨模様。耶馬渓の紅葉は11月の中過ぎが見ごろなので紅葉ならぬ緑葉を眺めました。雨に煙る一目八景からの眺望です。

眺望は素晴らしいのですが、紅葉は残念。次の機会に。ここからバスで青の洞門へ向かいます。青の洞門ご存知ですね。車でそばを通り過ぎたことがあるという方は多いのですが・・・。青の洞門の入り口には洞門の石碑が建っています

が現在は旧洞門はそのまま残されていて、そばに新しいトンネルが作られています。現在は歩道が用意されていますが、このトンネルが彫られるまでは、右手の山国川に沿ってそびえる急峻な崖が通路を阻んでいて、わずかに山肌にへばりつくように設けられた道があるのみで、

下の画像の右側に見える道が、昔人が通っていた山道で、狭くてここを通る牛馬や人は、何度もすべって川へ転落し事故が絶えなかったといわれます。

たまたま諸国巡礼中にここへ立ち寄った越後の僧禅海和尚は、墜死する事故を目撃し、一念発起、トンネルを掘ることを決意し、一人で岩山に槌とのみで穴を穿ち始めました。これに多くの石工が賛同し一緒になって彫りはじめました。完成までに30年を費やして穴は貫通しました。
彫り始めて最初に開けた明かり取りの開口の様子です。川が見えます。


古い洞門の中には禅海和尚がのみを振るう姿と和尚の像が設けられています。


トンネルを抜けると広場がありそこには、禅海和尚の銅像と碑文が設けられています。

のちにこの地を訪れた菊池寛はこの話をもとにあの有名な「恩讐のかなたに」を書きます。「恩讐のかなたに」は、ご存知ですよね。これで一躍青の洞門が有名になりました。山国川は、非常にゆったりと静かな流れのように見えます。



山國川に架かる橋はオランダ橋と呼ばれる石造りの眼鏡橋です(オランダの名前がついているのは、長崎で作られる石積みの橋が多いことからこの工法を採る石積みの橋に付けられているようです)

タイミングを失し、木の陰からわずかに姿を撮りました。

11月後半の耶馬渓はおすすめの場所ですが、公共機関を利用して現地に行くにはJR中津駅からのバスを利用するしか放方法がなく便数も少ないので、残念ながらマイカー利用となります。
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