皆さん、こんにちは。博多港中央ふ頭に入港した砕氷艦しらせが9/22特別公開されました。
砕氷艦が入港することは、めったにないので多くの見学者でにぎわいました。砕氷艦ご存知ですよね。南極の基地で行われる越冬隊員を南極に送り届けるのに重要な役割をは果たしています。南極の越冬については、やむを得ず極地に残された「たろう」、「じろう」の二匹の犬の物語が映画となったのもそれほど古いことではありませんね。初期の南極行には砕氷船「宗谷」が使用されましたが当時の船の能力不足から基地直前において、氷にとじこめられてロシアの「オビ」号やアメリカの「グレイシャー」号などによって救援されたこともありました。宗谷の眼前でやすやすと氷を砕いていく両船に力の無さを見せつけられ、、国威を発揮するために新たな砕氷艦の建造がすすめられました。現在のしらせは初期の建造艦ではありませんが、2009年に完成就役したもので9年目のまだ新しい艦です。「しらせ」の名前は極地探検を行った白瀬中尉にちなんだ命名となっています。公開当日の桟橋の状況です。


砕氷艦は海上自衛隊に所属するので砕氷船ではなく砕氷艦とよばれます。艦の舷門近くに建造の銘板がありました。

筆者がまだ現役で造船界に身おいていたころに同じ企業内で活躍していた造船所の名前があり、懐かしさを覚えました。砕氷のメカニズムについて特別なバラストシステムがあるのではないかと期待していきましたが、砕氷のメカニズムはそれほどに複雑なものではなく(裏ではいろいろな工夫があるのでしょうが・・・)
厚さ1.5m位の氷までは、全速力で氷に向かって進み砕氷して前進ができるようで、厚さが1.5mを超えると300~400~m程後進し、全速力で前進し氷の上に乗り上げて艦の自重で氷を押し割って進むようです。これをラミングとよびます。ちなみにラミングとは英語で枝状にに分かれるという意味になります。艦の重さで氷が枝分かれするようにひびが入ってに割れ目が走っていうことからこのような呼び名になっているものと思われます。ちなみに艦の主要目は、
L=138M,B=28m、D=15.9m、d=9.2m排水量12,650tですが、最大出力30,000馬力、V=19ktsとこの大きさの船にしてはびっくりするパワーをもっています。このパワーがなければ砕氷はスムースにはいかないことを納得しました。
ついでに、砕氷を進める際には艦首付近にある融雪用の散水ノズルがら融雪用の散水が行われます。船首部には融雪散水装置のノズル開口( 小さな丸い穴) が見えます。

当日の艦橋の賑わいの様子。

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