2011年夏アニメレビュー記事
2011年秋アニメレビュー記事
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<評価項目について>
●ストーリー・・・脚本、設定も含めて、破綻がないか。テーマ性を貫けていたか。そしてオチがしっかりしていたか等。
●キャラクター性・・・キャラクターの魅力。キャラクターと声優の声のイメージが合っているか等。
●画・・・キャラクターデザインに忠実か。作画の破綻、崩壊がないか。よく動いてるか等。
●演出・・・声優の演技。盛り上がりを作れているか。BGMや挿入歌が効果的に使われているか。カメラワークや構図の工夫。各話の引き等。
●音楽・・・OP・EDが作品の雰囲気に合っているか。BGMや挿入歌の評価等。
●総合的な評価・・・この作品を面白いと思ったか、また満足度。他人に薦められる作品か等。
それぞれの評価項目は各5点満点となっております。6項目ありますから、それらを全て加算した総合点は30点満点となります。
一応評価の指標として、5点:とても良い 4:良い 3:普通(及第点) 2:惜しい。何かが足りないレベル 1:悪い 0:かなり悪い
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●ちはやふる
・ストーリー 5
・キャラクター性 4
・画 5
・演出 4
・音楽 4
・総合的な評価 5
文化系競技、しかもマイナーな競技かるたというジャンルにもかかわらず、非常に熱く、
王道のスポ根作品でした。内容も作画にも文句のつけようがありません。
一つだけあるならば・・・深夜アニメ、しかも関東・福岡ローカルで、全国はネット配信のみだったこと。
こういう作品をNHK等で放送するべきだと思いました。
●妖狐×僕SS
・ストーリー 4
・キャラクター性 5
・画 4
・演出 4
・音楽 4
・総合的な評価 4
ツンシュンキャラの凜々蝶、天然ブラックの双熾、そして個性豊かな妖館の人々。
完全なキャラアニメだと思ったところにやってきたラスト2話。なんとピュアーラブストーリーだったという、
すばらしいストーリー構成。1クールの中で見事に物語を作ってくれました。
●輪廻のラグランジェ
・ストーリー 3
・キャラクター性 3
・画 4
・演出 4
・音楽 4
・総合的な評価 3
分割2期と言うこともありますが、それにしても全て2期に投げっぱなしにしたストーリー構成はいかがなものだったかと。ただ、物語の背景、ヒロイン3人 と、モイド以外みんないい人に見える周りのキャラクター達、そしてウォクスの発進シーン等メカの演出のすばらしさなど、良いところがたくさんあるので、2 期に期待したい作品です。
●パパのいうことを聞きなさい!
・ストーリー 3
・キャラクター性 3
・画 3
・演出 3
・音楽 3
・総合的な評価 3
祐太君萌えほのぼのコメディでした。その割に生活感が有ったのは3姉妹の方で、祐太君はおたおた指定だけの感もあります。根本のところはしっかりしていたので、もう少し祐太君ががんばってくれると、もっと良い作品になったのかもしれません。
●あの夏で待ってる
・ストーリー 3
・キャラクター性 4
・画 4
・演出 4
・音楽 4
・総合的な評価 3
この作品、おねがい☆シリーズを視ていなかったらストーリーは5だったと思います。同様に総合評価も4でした。せっかく良い作品だったのに、妙に過去どこかで視たことのある作品だという感覚があったのが、最後まで残念でした。
●探偵オペラミルキィホームズ 第2幕
・ストーリー 2
・キャラクター性 3
・画 3
・演出 4
・音楽 3
・総合的な評価 3
1期の人気に押しつぶされて、より面白くしてやろうとした結果、右斜め上過ぎな、カオス展開になってしまったのが惜しかったです。見所の怪盗vs探偵のシーンがほとんど無かったのも、やはり残念だったですね。ラードの神はいらなかった・・・・
●ブラック★ロックシューター
・ストーリー 5
・キャラクター性 4
・画 4
・演出 4
・音楽 4
・総合的な評価 4
思春期の少女の心の痛みを描く、岡田磨里版魔法少女まどか☆マギカという作品でした。
本来見えるはずのない心の痛みをブラックロックシューターというキャラクターを使い見えるように表現したのも斬新で、非常に良くできた面白い作品でした。 ただ、ブラックロックシューターというキャラクターが先に確立されていたので、キャラとイメージが違うとネットではあまり評判が良くなかったのが残念でし た。
●LASTEXILE 銀翼のファム
・ストーリー 3
・キャラクター性 2
・画 3
・演出 3
・音楽 3
・総合的な評価 3
主人公のファムの存在感が最後まで疑問だったのが惜しかったです。どちらかというとミリアが主人公だったのでは・・・。また、1期のキャラクターも多々 出てきたので、いろいろなキャラクターが乱立し、物語の本質がよくわからなくなったのも残念でした。詰め込みすぎず、もう少し話を整理しても良かったので は無かったのでしょうか。
●BRAVE10
・ストーリー 2
・キャラクター性 3
・画 3
・演出 3
・音楽 3
・総合的な評価 3
物語としては十勇士そろった時点で終わってしまったので、大して面白くなかったです。
というか、これから面白くなっていくのでしょうね。でも、この作品は腐女子達のための男性声優萌え作品でもあるので、そういった面では良い作りになっていた作品だったのでしょうね。
●バクマン2 BAKUMAN
・ストーリー 4
・キャラクター性 4
・画 4
・演出 3
・音楽 3
・総合的な評価 4
ほぼ原作通りの進行で、とても良い出来になっていました。ジャンプらしいアツイ展開は心熱くなり、とても楽しく安定して視ることが出来た作品でしたね。すでに3期も決まっているので、続きも楽しみです。
●戦姫絶叫シンフォギア
・ストーリー 4
・キャラクター性 3
・画 3
・演出 5
・音楽 4
・総合的な評価 3
いやすごかったですね。ストーリー展開は見事に熱血一直線。激アツでした。
その熱さが、いろいろあったツッコミどころや矛盾を吹っ飛ばしてしまいました。
なんてったって、月を割ったのドラゴンボール以来ではないでしょうか(笑)。
「考える」のではなく「感じる」作品でした。
●未来日記
・ストーリー 3
・キャラクター性 3
・画 3
・演出 4
・音楽 3
・総合的な評価 3
前半から続く容赦無い描写とストーリー展開、由乃の病み具合は本当にすごかったです。背筋が凍る思いがして、感想ブログが書けなかったほどに。でも、そ れだけに最後ループしていたのがわかってからの力業展開は残念でした。オチが弱かったですね。ラストのnextprojectにもやられました。
●総合評価
・ベストキャラクター賞 綾瀬千早(ちはやふる):すばらしい無断美人。この熱さは良いですね。文句なしベストキャラです。
・ベストOP賞 妖狐×僕SS:紙飛行機=手紙の比喩だったことにお見事。ストーリーが良い構成だった。
・ベストED賞 ちはやふる:紅葉のあかね色と「そして今」、タイトルコールが横スクロールという和風で見事なエンディングでした。
・ベスト声優賞・男性 宮野真守(ちはやふる・妖狐×僕SS・):イケメン太一&かまキャラ残夏、共にナイス演技でした。
・ベスト声優賞・女性 茅野愛衣(ちはやふる・輪廻のラグランジェ・LASTEILE銀翼のファム・あの夏で待ってる):今期のヒロインは茅野愛衣さんですね。この声にやられました。そして、見事なキャラクターの使い分け。文句なしです。
・個人的ベスト3
1:ちはやふる
2:ブラック★ロックシューター
3:妖狐×僕SS
以上です。
先期はなにげに良作が多かったです。
ただ、2クールのモーパイ・アクエリオンがそれ以上のインパクトがあり、小粒に思えてしまったのが妙でしたね。
それを裏付けるかのように先期ナンバーワンはちはやふる。
これからは昔のように2クール使ってちゃんとストーリーを作ってくれる作品が増えて欲しいですね。
・・・逆に失敗すると致命傷ですが・・・f^_^;。
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