一番好きなあだち充のマンガは? 今年の4月からあだち充が『-浅丘高校野球部日誌-オーバーフェンス』を..........≪続きを読む≫
私は
1位:KATSU! (10位)
2位:H2 (2位)
3位:クロスゲーム (4位)
です。
あだち充先生は、みゆきで作品を知り、一気にファンになり、その後の作品は全部読みましたね。
個人的に、あだち充先生の作品は、日常の演出がすごくって、本当にその時間の中にいるような錯覚に陥るほど、
画面の描写と時間の流れがいいんです。
人によっては、話の展開が遅い。って言う人もいます。
が、私はそれが大好きです。
そして、最後に必ず伝説となる名台詞が来ます。
タッチですと、
「上杉達也は浅倉南を愛しています」
みたいな。
でも、私の中でタッチの名台詞は、実はその後の
「10年後にまた言ってやるよ」
です。(うる星やつらもこれでしたね。ラスト。「いまわの際に言ってやる」)
これ、10年後も一緒だよ(うる星やつらは「死ぬまで一緒だよ」)って言っているようなものですよね。
この名台詞を聞きたい(読みたい)為に、なが~~い日常を過ごすんですよね。
こころの葛藤を描きながら・・・・
ROUGHもそうです。
「聞こえますか? あなたが好きです。 こちら二ノ宮亜美。 大和圭介、応答せよ」
これですよ。終わった後鳥肌が立ちましたし、涙でた覚えがあります。
では、ベスト3の名台詞は?
3位 クロスゲーム
「ずっとずっと、大っ嫌いだったんだから!」
「知ってるよ。」
「青葉を泣かせられるのは・・・・若葉とコウちゃんだけだよ」
これ、もともと子どもの頃からずっと
青葉-コウ
両思いだったんですよね。でも、若葉がいたから・・・言えなかった。
そして、その若葉が死んでしまい、もっともっと言えないものになってしまった・・・好きという言葉が。
よく読むと、この作品、タッチの逆なんですよね。
上杉和也が、もしあの時点ではなく、子どもの頃に亡くなっていたら・・・それをやっただけなんです。
青葉が、若葉のことを思ってか、最後まで「好き」と言わず、「大っ嫌い」と言うこと。
それに対して、「知ってるよ」のコウの言葉。
それを見た一葉の「若葉とコウちゃんだけよ」
もうね・・・最高の台詞ですね。
この二人なら・・・若葉も許してくれますよ。
(だから「あの花」みたいに二人の前に現れたりしないでね。「お願いを聞いてほしいの」・・爆)
2位 H2
ストーリーの出来のよさではあだち充先生屈指の作品だと思います。
みゆきではラストで大逆転があったので心配していたのですが、H2の4人は、ちゃんともとのさやにおさまりました。良かった良かった。
「その融通の利かねえバカ正直さに・・・・雨宮ひかりは惚れたんだ」
比呂がひかりをあきらめた瞬間ですね。
英雄の一直線で融通のきかない目。ひかりがどんな人に惚れるのか知っていて、かなわないと思った瞬間。
このシーンとこの台詞が好きですね。
私は古賀春華押しだったので、最後比呂がひかりにいったら暴れ狂ってたことでしょう(笑)
春華のラスト台詞
「じゃあ、スチュワーデスはわたしだ」
も、大好きな台詞です。
1位 KATSU!
あだち充先生で一番好きな作品です。
順位が低いのみると、後半の展開が急だったのは実は・・・と思えてしまい、残念です。
もっともっと話を掘り下げてほしかった作品です。
全16巻では短すぎ・・・・。
「里山のどこに惚れたんだ?」
「答えてもいいけど、時間かかるよ。いっぱいありすぎて」
いいなぁ・・・。
俺もこういう風に言われてみたかった(笑)。
香月が言うからいいんですよね。
よくあるヒロインキャラだったら、単なるのろけにしか聞こえない。
でも、香月が言うと全くそう聞こえない。
水谷香月というキャラがあだち先生作品には珍しいキャラだったですね。
思い込んだら一直線。そして正直。
最初から活樹一本でしたから。
こういうキャラの場合あだち充先生だとROUGHやクロスゲームみたいに「最初嫌い」か、H2やタッチみたいに「他のキャラの方と仲がよい」から始まるんですけどね。
香月を好きなボクシングのライバル、岬新一がボクシングをあきらめざるを得ない状況に陥り、ラストマッチを活樹と行っているときに言った台詞。
しびれますね。
これ言われたら、あきらめざるをえないですよね。新一君は。
このページで読むのが止まり、5分ぐらい放心した記憶があります。
それほど心打たれた台詞でしたね。
この最後の台詞が楽しみであだち充先生の作品は今も読んでいるのです。
新連載の「-浅丘高校野球部日誌-オーバーフェンス」お披露目の話は、正直いまいちでしたが、連載が始まるときっと引き込まれていくんだろうなぁ~~~。
ラストの名台詞を期待して・・・・
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