体験をもとに劇づくり★「THE量稽古★150日チャレンジ」016 | かめおかゆみこの≪表現するからだとことば≫塾

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メルマガ「今日のフォーカスチェンジ」 15周年記念企画

THE量稽古150日チャレンジ!

 
 
今日は、ある会に参加して、参加者それぞれが、少しずつ自分
についての話をするという時間がありました。
 
みじかい時間ですが、私も話をさせていただいて、思いがけず、
自分がやりたいことが何か、再確認できたなあと。
 
はじめてお会いするかたがたが、新鮮な反応をしてくださったこ
ともあったかもしれません。
 
 
私は、自分が表現することも好きだけれど、ひとの表現をサポ
ートすることは、同じくらい(もっと?)好きです。
 
1995年から2007年まで、足かけ13年、中学校の演劇部外
部指導員を担当したとき、その醍醐味を味わった気がします。
 
かかわった当初は、年2回の公演しかしていませんでした。
 
でも、それでは、最多でも3年で6回しか出られず、自分のや
りたい役につけるかどうかもわかりません。スタッフも体験して
ほしかったので、回数が少なすぎると想いました。
 
思いついたのが、教室公演です。平日の放課後、図書室など
の特別教室を借りて、そこを劇場として上演するのです。
 
4月の新入生歓迎公演。7月の1年生が初出演できる七夕公
演。秋は文化発表会と地区大会でステージ体験を積んで、
 
3年生が引退した12月にはクリスマス公演。そして、3月に、
もう一度、ステージを借りての自主公演。最終的には、年6回
舞台体験をするようになっていました。
 
 
子どもたちも、やりたい欲求を次々と出してきます。キャストか
らもれてしまった子たちが、「ちょっとでいいから出たい!」と
いうリクエストを受けて実現した、前座公演爆  笑
 
ほんの15分くらいですが、劇をつくって、文字通り、メインの
舞台の前に、上演をするのです。
 
で、そんな中途半端な長さの作品は、そうそうないので、結
局、創作するしかありません。
 
「好きなせりふ、なんか言って」「やりたい役、言って」とリクエ
ストを出してもらい、それで無理やり作品をでっちあげる(笑)、
なんてことをやった時期もありました。びっくり
 
でも、そんな時間に、子どもたちは本当にかがやくのです。
そのかがやきに出会いたくて、無茶も無理もやったのです。
 
この2冊のなかに、それらの活動の軌跡が載っています。
興味をおもちいただけたら、ご覧いただけるとうれしいです。

 

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そんなさまざまな体験があったからこそ、その後、一般のひと
たちを対象とした劇づくりにも、取り組めたのだと想います。
 
いつでも、大切にしているのは、そのひとが、そのひとらしく
かがやくこと。お芝居をつくる場合でも、舞台の完成だけを
最優先にするわけではありません。
 
たとえば、上記の教室公演は、観客は、興味をもってきてく
れる子たちです。好意的なんです。だから、初出演の子も、
安心して舞台を体験することができます。
 
そうして、体験を積むことによって、最終的には、舞台をより
みがきあげることに、意欲を燃やしていくのです。先に完成
度ありきではないのです。
 
 
一般のひとたちの劇づくりの場合も、まずは楽しむところ
から。表現していいんだ。表現するって楽しいんだと感じる
ところから、劇づくりに入っていきます。
 
たとえば、2012年にサポートした、アダルトチルドレンの
自助グループのひとたちと取り組んだ劇づくり。自分たち
の仲間内のイベントで上演したいという、ご希望でした。
 
出来合いの脚本ではなく、自分たちの体験をもとに、いま
の気持ちを語る、という構成を考え、数回の稽古は、即興
的に組み立てていきました。
 
 
このときの記録が、こちらにあります。いま確認したら、
17回にわたる連載になってました。長っタラー爆  笑
 
01 「劇をやってみたい」
02 前向きな気持ちで

03 「したくなかった」ことと、「したかった」こと

04 大切な局面

05 砂漠のなかに砂金を埋めこむ

06 「ひきこもりたい」

07 「こちらを向いてほしい」

08 体験を塗り替える

09 沸き上がる怒り

10 劇が成立した背景

11 「あやまりたい…」

12 長いときを超えて

13 本番当日

14 寄せられた感想

15 劇づくりを終えて

16 泣きながら笑い、笑いながら泣いて

17 「悪いことだけじゃない」

 
読み返してみて、演劇のもつちからを、あらためて再認識
することができました。(記録に残すことの大切さも、再認識)
 
型にとらわれない、自由な発想で、これからも、さまざまな
ひとたちの表現をひきだしていく活動をしていきたいなあ。
 
私のやりたいことって、ほんとに、そういうことなんです。照れ
 
※写真はイメージ。本文とは直接関係ありません。
 
 
THE量稽古150日チャレンジ!
001-015 こちらからさかのぼって読めます。
 

 

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