訳あって岩手へ1年ぶりに帰ってきました、の③。一戸鎮守さま、八坂神社の晩秋。 | 湘南陽光電しゃ館 神仏と自然館+精進落としと飯

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ヤフーブログから引っ越してきました!。
鉄道館とは別に、神さま仏さまの居られる景色、
花/木、そしてその場所の空気感をお伝えいたしたく、
撮影した写真を掲載しています。
そして、お詣りの後は精進落としを。
「気」がピュアのままだと、疲れちゃいますからね!。

追伸:八坂さん、天王さま、と親しみを込めてジモティの方々が呼ばれるとおり、八坂神社さまのご祭神は牛頭天王さまです。

ですから素戔嗚尊さまもご祭神と成られています。

300年ほど前に一戸に疫病が流行ったときに、神さまをお迎えしてお奉りし疫病収束をお願いしようと言うことで、最初から牛頭天王さまを勧請なされましたのが由来とのことです。

識子さまによりますと、牛頭天王さまは神さまではありますがちょっと変わった神さまだそうです。

闇の方にも力をお持ちだそうですし、なにより人とちょっと違った魅力を持つ、はたまたアグレッシブな人、人と違った思考を持ち、「よっしゃ、やったるで~」みたいな人の子が大好きだそうです。

こういう人の子がお参りに来て「願掛け」をしていくと「ほぅ、面白い奴がきたの、なら、ちょっと力をあたえてやるかのぉ~」とお力をお授けになるそうです。

道理で一戸界隈出身で今では全国区となっている企業創業者の方々が多いはずです。

当家屋敷神さまの祖神さまと思しき、二戸の「呑香稲荷神社」さまの神さまと同じですね。

小生の別の従兄弟も大学受験上京時に八坂さんにお参りしてお賽銭を上げたら、賽銭箱に落ちなかったと言ってたいそう嘆いたそうですが、実は神さまは「落ちないぞ!安心せよ」を伝えたかったに違いません。

卒業後、日本の産業界に大きな貢献をし実績を残しましたが、近年大変な難渋にぶち当たったのですが、解決には彼の持たれる力と経験が不可欠だったわけですから、それも一段落して報われて社長にもなってます。

神さまはそのあたりをしっかりとお見通しだったのですね。

八坂神社さまは元々は疫病退散のために勧請されたわけですから、一戸界隈でコロナが発症しないのも納得がいきますね。

 

-本節-

一戸出身の方なら、きっと一生心に残る出来事といえば、この八坂神社さま&稲荷神社さまの大祭、夏の「一戸まつり」ではないでしょうか。

大人の方達は夏が近づくと各町組での「屋台作り」、子供達は「屋台」に乗ったり牽いたりお囃子を奏でたりして、町民みんなで盛り上げるお祭りです。

お盆には帰省しなくても、お祭りには帰るという方も多いそうです。

昨今は人口の流出と帰省する方々の減少、地元の方々の高齢化で昔に比べれば大分寂しくなってしまっているのが悲しいです。

このお祭りが終わると、一戸にも短い秋が来てやがて冬の季節となります。

こういうわけで、このお祭りは人の子皆はもちろん、神さま方も楽しみにしているお祭りです。

今年は中止となってしまったようですから、皆様残念がられておられるでしょうね。

ですから八坂神社さまも町内の稲荷さんも、一戸という地名が定まる遙か以前の縄文の昔から、人の子が住み着き生活を営んできたこの地から人間が絶えてしまわないように、今でも静かに街を見守っておられます。

小生はこのお社が大好きでして、屋敷神さまとその祖神さまとともに帰省すると毎回ご挨拶に伺うようになりました。

あまり広くはない境内ですが、ちょうど良いあんばいにまとまった広さは小生には心地よく、少しの時間ですが最近の状況などを報告しつつ、まったりとさせていただいて東京へ戻るようになっています。

ギリでしたが小生はなんとか、一戸へ帰ってくることができました。

ですが、今年は帰られずに我慢なさっておられる方の事も考えて、人に接触しないようにして11月初旬の一戸の写真を撮ってきましたので、ご覧になっていただければと思います。

まずは八坂神社さま境内の景色です。

 

2020/11/07撮影 八坂神社門前

境内に多く生えている大欅の落ち葉と隅っこの銀杏の大木の落ち葉で境内は埋まっていました。

お社には晩秋と言うより初冬の陽の光が柔らかく、でも明るく差し込んでいました。

 

〃 本家と麹倉

一緒に帰省した家主の従兄弟と二人で夏にできなかった蔦取りをしました。 

元麹倉は木造屋根が更に朽ちてしまっていましたが、レンガ造りの壁は揺るぎなく秋の日差しを受けて光をたたえていました。

 

〃 本家裏、馬淵川傍

雨が降ったりと思うとスカッと晴れてみたり、とめまぐるしい天気でして最終日には雪!なんて、なんともせわしない気候でしたが、晴れれば秋晴れのように空は青く、緑の残る黄葉が美しい景色でした。

2週間が経ちました今はもう、木々は葉を全て落として冬の景色となっているのでしょうね。