自粛解除と県間移動解除後も少し様子を見ておりました。
7月にも入りましたので、東京は完全スルーして成田山新勝寺さまと銚子飯沼観音さまへ仏様半年間御礼に出かけてまいりました。
ただ、昨今の感染者数増加もございますから、鉄道等公共交通機関の使用は避けて自家用車で全移動。
更に平日でございますから、超早朝出発でなるべくスムースに移動するために、ルートは一番通り馴れた道で走る予定でしたが、久々の首都高走行でちょいとボケまして、初めての走行ルートとなりました。
食事も本当は美味しい食事処があるのですが、今回は避けて朝昼コンビニで調達。車の中で全て済ましましたので、ちょっと味気なく。
まずは成田山新勝寺のお不動さまへご挨拶致しました。
早朝2時半に自宅を出発しまして5時に新勝寺さまへ到着。
流石に5時台ですとまだ人通りも車通りもございません。
総門から境内へ入らせていただく前にいつもは大体、総門の壮大な姿を撮影いたすのですが、今日はちょっと普段撮らない構図で仁王門を撮影させていただきました。
古くから江戸っ子の信仰を集めた成田山さまですから、江戸情緒が今でもよく漂っております。
大香炉でお清めさせていただきましてから、大本堂へ入らせていただきまして、朝一の御護摩奉修は5時30分からですので、すぐに着席いたしまして、ワクワク致します気持ちを静めつつお導師様の入堂を待ちます。
担当僧侶さまの御法話を聞きつつ5時半になりますと銅鑼が響き渡り、お坊様方が入堂して、朝一のお勤めが始まります。
堂内の空気が空間ともにビリビリと振動するのがはっきりわかる大きな音で大太鼓が打ち鳴らされます。
お坊様方の読経に合わせて、お導師さまと御付き僧侶様で護摩焚きが始まりました。
暫くすると、どういうわけか小生、体が緩ーくなってきてリラックス度が強くなり意識が少し朦朧としてきました。
識子さまによりますと、この御護摩法要が始まりますとご本尊のお不動さまが内陣へお出ましになられるそうです。兎に角、とてつもなく大きなお姿、だそうですが、小生にはいつ目を凝らしても見えませんのが残念でございますです。
さらに識子さまによりますと、参拝に訪れた先の神仏さま方が参拝している人の子の状況/様子によっては、その人の意識を抜いたり眠らせたりして、その間に悪いものを払ったり、力を注入したりすることがあるそうでして、小生にもお不動さまが何かなさっていただけたのではないかと思うほど、御護摩ご祈祷の間はフワフワとした意識のなかで、とても心地よい時間を過ごせました。
1時間半ほどで、朝一の御護摩焚きは終了いたしまして、大本堂は人っ子一人居られなくなります。
コロナ対策でお火加持とお綱詣りは中止でございますから、この終了後の人の居られない時に、お不動さまの居られる須弥壇に一番近く寄れるところまで行って、ご真言を唱えさせていただきまして半年間の御守護御礼を申し上げさせていただきました。
大本堂を辞させていただきまして、外に出ますと薄日ながらお日様が差してきました。この時期は釈迦堂さま前の境内にはこの花が咲きます。
釈迦堂さまは現大本堂ができるまでの旧御本堂でございます。意匠もそれなりに素晴らしく、一見地味に見えますが美しいお堂です。
ご本尊のお釈迦さま方に香炉でお線香を奉納いたしまして、ご真言を唱えさせていただきまして、ご挨拶申し上げました。
ご挨拶が終わりますとここからは参拝の足順は決まっておりまして、まず光明堂さまへ向かいます。
光明堂さまも実は江戸期の御本堂でありましたお堂でございます。現在は大日如来さまとお不動さま、愛染明王さまが御祭りなされております。
今年は7/7から恒例の祇園祭に合わせてこちらのお堂で「天国宝剣」によります特別御加持が行われますが、今年は祇園会にあえて合わせずにお伺いいたしましたので、この時期のみの奥の院御開帳で大日如来さまにお会いすることも天国頂戴加持も受けることができませんのが残念でございます。
※今年の祇園会は御輿渡御・山車巡行は中止でして縮小で実施されます。奥の院御開帳と天国頂戴は通常通り行われるそうですよ。
光明堂参拝後はこちら↓へお伺いいたします。
醫王殿さまです。薬師如来さまと十二神将さまが居られます。
小生、こちらのお薬師さまと平泉毛越寺さまのお薬師様には普段から大変お世話になっておりますです。
ここ一番と言うときに限って出てくる、喘息と心肺不全の痛み苦しみ、これが出た時にはどちらかのお薬師さまをイメージしてご真言を唱えて「お助けくださいませ!」とお願いいたしますと、薬に頼らずとも不思議とそれ以上は症状が悪化せず、すぅっーと退いてゆき落ち着くのです。
それとここ最近、歯の治療も月一で行っているのですが、治療の初めに「痛くなりませんように!」と願っておいて、治療中にご真言を心の中で唱えていると、大抵痛みなく終了します。
今は昔と違いまして、無痛治療ですから痛くは無いのですが、麻酔を打たない治療で虫歯のドリル削りやリーマでの神経治療などで「ギィッ」「ギュィーン」と痛くなることがありますよね、あれが来ても瞬殺で無くなるので~す。もう、お薬師さま、さまさまでございます~。
実は、毛越寺のお薬師さまは小生、今まで仏さまを間違えてご真言を唱えておりまして、ひょっとしてまだ、ご真言はいただけていないかもしれず、そうしますと平泉毘沙門堂のお薬師さまか中尊寺の峰薬師さまが来ていただいておられるのかもしれません。。
この後、平和大塔の大不動さまへご挨拶申し上げましたあとは、出世稲荷さまへお詣り申し上げました。こちらのお稲荷さまは仏様モードのお稲荷さまでございますので、ダキニ天さまでございます。
まだ、7時過ぎでございますから、ご門前でお供え物のお揚げさん&ミニ眷属さまセットを購入いたすことができません。
なので、ご真言をお唱えして、半年分の御礼と初参り遅参をお詫びいたしました。
二つ上の写真にありますように、出世稲荷さまは境内でもちょっと小高い所へおわしますので、ここから境内を撮影いたしますと↑のように撮影できます。
遠くに平和大塔まで望めまして、小生の好きな場所です。小高いですから、成田空港を出発着する旅客機のエンジン轟音も聞こえますよ。
この後は大本堂前を通らせていただきまして、三重塔へ。
一見、遠目にはわかりませんが至近まで寄りまして階層屋根を下から見上げますと、こんなに煌びやかな色彩で彩られておりますです。
最後に聖徳太子堂へご挨拶申し上げまして、参拝は終了です。
太子堂前から大本堂を振り返りますと、こんな景色でございます。
釈迦堂側から眺めますと空バックの開放的な大本堂前境内が広がりますが、こちらからはちょっと落ち着いた雰囲気となりますね。
こうして8時過ぎに成田のお不動さまをお暇致しまして、銚子へと向かいます。
途中、至近のすき屋で朝食を食します。仏様詣でですので肉喰は避けるべきなのですが、気力満充填で逆に大分エネルギーが溢れ気味ですから「精進落とし」を兼ねて朝牛丼セット大盛をチョイス。
距離最短コースで高速を使わず下道を走って2時間。10時には銚子のとっぱずれ、飯沼観音さま園福寺さまへ到着。
車を大きな駐車場へ入れまして、今まで撮影したことが無かった仁王門をまず撮影いたしました。
ご本尊さまは十一面観世音菩薩さま※秘仏さまです、飯沼/銚子の観音さま、として周辺地域の信仰を集めておられる由緒ある観音さまでございます。坂東33観音さまの26番札所となっております。
小生、こちらの東司※おトイレ、最新の多目的トイレでございます、に居られます烏枢沙摩明王さまの御札を頂戴いたしておりまして、拙宅のトイレへお祀りさせていただいておりまして、日々、信心しておりましたらトイレが常に清浄/正常な空間となりましてね、体調の思わしくないときも朝トイレに入った時にご挨拶申し上げてお願いいたしますと、前出の大人喘息や心肺不調も出ませんし、何より病気やたちの悪い風邪などもひかなくなりました。
そのご縁で、毎年暮れから頒布なされます「吉祥宝来」を頂戴致すようになりまして、神棚と仏壇へお飾りいたすようになりました。
こちらの「宝来」はお寺さまの方が毎年、高野山へ行かれてお受け成されてこられる「宝来」だそうですから、効能抜群でございます。
外陣内に入らせていただけますので、ご真言と般若心経を唱えさせていただきました後、小一時間ほど、外陣内の椅子席で観音さま※お前立さま、へ一方的でございますがいろいろとおしゃべりさせていただきました。五色の護摩札が授与所に御座いましたので購入し、願文を記入してお納めいたしました。毎月18日の観音さまご縁日にお焚き上げしてくださるそうです。
太平洋戦争前には多宝塔がございましたそうですが、戦災で焼失してしまいましたが、平成21年に跡地にこの大変見栄えの良い5重塔が建てられました。千葉では唯一の五重塔だそうです。
ご本堂前には阿弥陀様も居られます。露座の仏さまですがもう300年も境内で参詣者をお迎えなさっておられます。
ですが、招かれざる者にも平等に接せられるせいか・・、太平洋戦争末期、銚子空襲のさい、米艦載機による機銃掃射を受けて、以来その傷跡が生々しく残っておりまして。
お体に数十発の弾痕の修復痕が今でも残っております。全く、不敬極まりない行為でございますが、仏さまは銚子の人達に向けられたであろう、機銃掃射の銃弾をご自身の体へ引き受けて、その分人への被害を軽減成されたのでしょうが、傷跡を拝見するたびに何とも言えない思いが沸いてまいります。
こうして、ひとまず心に描いておりました初参りの神仏詣は終了、半年御礼参りも自身の移動セーブエリア内ではおおむね終わりました。
後は、甲州/信州地区での神仏半年御礼参りにお伺いいたして、榛名の神様にお伺いできればベストなのですが、どうも昨日今日、また雲行きが怪しくなりつつありますのでねぇ。困ったもんです・・・。