告知しました通り、9日火曜日、時間が取れましたので鎌倉長谷の大観音さまへ「あじさい」状況偵察へ出かけてまいりました。
当日は梅雨前のドピーカンの良い天気。
本当は直接、北鎌倉の浄智寺さまへお伺いいたすつもりでございましたが、どういうわけか藤沢駅の改札を出たら、鎌倉行のバス乗り場に足が向いてしまいましたわ。
こりゃ、大観音さまが「おいで~」とおっしゃられているように感じましたので、素直にバスに乗車。
長谷観音前バス停でいつもの通り下車して、参道をご門前まで歩きます。
途中、参道に面した老舗の旅館さまの格子窓にこんな↑花飾りが設えられておりまして、思わず撮影!。粋なお出迎えですね。
ご門前の拝観受付で自販機で拝観券を購入。400円也。
「あじさい路」の入場整理券はよろしいですか?」と聞かれましたが、まだ花の状況がわからないので今回はパス。
下の境内から、いつもの通り神仏さま方にご挨拶しながら歩いて行きますと、実にいろいろな華やかな花々が新緑バックに咲き誇っています。
↑は弁天窟※洞窟内に地岩に直接刻まれた仏さまや童子さま方が居られていて、一種の御体内巡りのようになっており、入口でロウソク一本200円を購入して願い事と氏名を書いて仏様に献灯できます、スルーしても大丈夫です、の前に最近しつらえられた木陰のベンチ周りに盛られたあじさい鉢がとても綺麗です!。
神仏習合の名残がありますから、洞内に居られるのは仏様ですが入口結界の清めとして丹塗りの鳥居が鮮やかです。
洞内を一めぐりして、外に出ますとお不動さまがお待ちです。
ご真言を唱えさせていだき、日ごろの御守護の御礼を致しました。
ふと見ますと、写経場のある長谷文庫の御門の中のお庭が煙っています。
写経場は窓全開で開放状態ですから、お庭に設置されたミスト全開で涼しい風を生んでいるようです。
そのミストのお陰で竹も苔も色合いが鮮やかです~。
御池を眺めながら上の境内を目指します。
階段を上ると、この時期にしては珍しいツツジが鮮やかな紅色を新緑の眩しい緑の中で自己主張しています。
神宮躑躅、という品種のようです。紅一点、とはこういう事を言うんでしょうね。
中段の参道では緑陰に塗れて一面の清々しい真緑です。
可愛くて人気の良縁地蔵さん3体がこの画の中におわします。探してみてください。
中段境内には水子さんの供養のための子安地蔵さまが居られます。
お地蔵さまにもご挨拶致しまして、上の境内への階段を上ろうと致しますと、緑がとても眩しい中に観音さまが物憂げに・・・。
「良い風じゃの~・・・」。
上がり切った階段脇の布袋さまのお腹と頭を撫でさせていただいて、ご真言でご挨拶。お線香を購入※一本50円、してまずは一本を「厄除け阿弥陀」さまへお供え。
ご念仏とご真言を唱えさせていただいて、日ごろの御守護を感謝します。頼朝公の信心厚かった阿弥陀如来さま、とっても頼りになります仏さまです。
本堂前の香炉で残りのお線香一本をお供えします。本当は、一本は仏様、もう一本はご自分とご先祖様のためですけどね。
本堂入口には賓頭盧尊者さまが居られますが、コロナでシート隔離中。なにせ「撫で仏」さまですから・・・。仕方がありませんね。
入堂して大観音さまのご面前へ。脇に控えられておられる善誉上人さまへご挨拶。
お隣に居られる弘法大師さまの石像は、識子さまによりますと道が繋がっておらないようですが、善誉上人さまには魂が入っておられるそうです。ご真言を唱えて、ご挨拶。「お主、また来たか!」。
大観音さまに正対いたしまして、毎日の御守護/お導き/お助けに深謝いたしまして、「般若心経」「十句観音経」をお唱えして日々の感謝の意を表します。
大観音さま、ニッコリ。「来てよかったろぅ?」。「お前立にあって行け」、えっ、と思い観音ミュージアム受付を見ますと開いています!。
大観音さまの御面前を辞しましてミュージアム入口でチケット購入。
「お尋ねしますが、お前立さまは撮ってもよろしいのですか?」と尋ねてみました。「ええ、こちらの仏様は皆、撮影してよろしいですよ」※フラッシュはダメです、とのお返事。
本堂内は全て撮影禁止ですが、以前、ミュージアム内で撮影されておられる方を見まして、「撮影禁止」の表示がないか周りを見回しても「仏様に触れないでください」の表示以外は無かったので。
実は小生、大観音さまは勿論ですが、お前立さまはある意味、大観音さまよりも大ファンでしてね。
大観音さまはその時の心情によっては厳しかったり、怖かったりする表情をみせられるのですが、お前立さまは、いつもお優しいです。
観音ミュージアム開館前には、大観音さまの前に実際に立たれておられまして、その時はやはり少し距離を感じたのですが、こちらにおわしてからは、本当に身近に仏さまを感じられるようになりました。
大観音さまよりは下った年代の造作だそうですが、それでも数百年は経ておられます。
昔、大観音さまの御姿を拝めない時期に、参拝者のお願いを仔細漏らさず、しっかりとお聞きになって大観音さまへ余さずお伝えいたされておられた仏さまでございますから、人の子への慈悲深さは大観音さまに匹敵なさるであろうことは、疑う余地もございません。
徳道上人さま※奈良/鎌倉の大観音さまを発願なされた高僧さま、にご挨拶申し上げて、ご真言と般若心経を唱えさせていただき、30分くらい、お前立さまの前でああだこうだと撮影させていただきました。
お前立さまの周りには、観世音菩薩さまの化身たる仏さま「三十三応現神像」の仏さまが居られます。※広角の限界で端の仏さまが切れています、ゴメンナサイです。左右の観音さまの像はケースのガラスに映ったお姿です。実像ではございませんが、良い感じです。
小生はこちらの仏さま方の迦楼羅さま※残念ながら両腕が無いのですが、にいつも親しみを感じております。
「もう、良いかな?」とお前立さまに問われた感じがしまして、振り向くと参拝者の女性が待たれておられました。
小生がお前立さまの前に居る間、一人にしてくださっていたようです。有り難い事です。オンマカキャラニキャソワカ~。
二階の仏さま方にもご挨拶してミュージアムを辞します。
ミュージアムは開館時間をはずしたり、世間で支障が生じたりしますと閉館になってしまい、お前立さまにお会いすることができませんでした。これで、お会いできなくてもブログとスマホでいつでも、お顔を拝めます。
大観音さまの「おいで~」のお声かけはこれだったのですね。
来てよかった~~!!!。
観音ミュージアムを辞して上の境内の仏さまにご挨拶です。
名物の大櫻の下に居られる、釈迦如来さま。あじさいを抱えておられます。あちらの世界も6月の花で一杯でしょうね!。
さて、今年の「あじさい小道」は・・・。
チケットは拝観受付前で当日券※事前予約分が定員に満たない場合のみ販売です、は購入しますので、この大櫻下では係の方のチェックを受けて小道を上ります。
小生は全体の状況を下から眺めたかったので、輪蔵前から撮影しました。
本堂の背面斜面に「あじさい小道」はしつらえられております。
あじさいの株がそこここに植えられておりまして、その間を散策するようになっていますが、斜面ですので勾配は結構きついですよ。
6/9時点ではこんな感じです。まだまだ、咲き始めですね!。
本堂前では長谷寺で品種改良/命名されたあじさいが紹介されておりました。
展望台から海を眺めて一息ついた後、また境内の仏さま/神さまにご挨拶致しまして、下の境内に戻ります。
昨年、新たに下の境内が広がりまして、さらに今年そこが拡張されました。その場の景色がとてもお寺様とは思えないようなスペース↓となっておりますので、ご紹介いたしておきます。
↑大観音さま命名、「長谷の潮騒※青い方」「長谷四片※白い方」
そこここにベンチが設えられておりまして、今の時期は↑※柏葉あじさい、のようないろいろな種類のあじさいが色とりどりで咲いております。
境内をぐるっと回って木陰でいっぷく※タバコは禁煙です、するには最良のスペースです。飲み物でも飲んで一息するのがベスト!。
木々に囲まれて落ち着いた雰囲気が小生一押しのポイントですから、仏さまに癒されてボーっとするにも良いかもしれませんね!。
前出の「明月院ブルー」に勝るとも劣らない「かまくら」「長谷の潮騒」品種のブルーは、北鎌倉とは違う深い海を連想させてくれますよ。
と言うわけで、大観音さまの「あじさい」はまだまだ、これからです。
長谷寺さまのHP↓で「あじさい路」の拝観方法や直近の開花状況が公開されておりますので、ご確認くださいませ。
うまくすれば、当日券も手に入る場合がありますが、土日お出かけになる場合はやはり、事前予約なさってから行かれるのが良いと思います。大観音さまの拝観だけなら、予約は必要御座いません。
6/30までは、まだちょっと規制があるようですから、HPでの「お知らせ」を事前にご確認なさってください。
では②は成就院に続く、長谷3か所目の「あじさいスポット」のご紹介ミニ版です。
なお先に申し上げておきますが、長谷二大あじさいポイントの成就院さまは拝観は条件付きでできますが、結界内の「あじさい」は今年は一輪も!咲いておりませんし、これからも99%、全く咲きません。と言うより花芽自体がすでに株に無い状態てす。株の保護とのことですので、ご注意を!。来年以降に期待しましょうや!。
※写真はいつもの通り横構図1240ピクセル、縦構図縦800ピクセルで仕上げてありますので、PC等の壁紙にご利用くださいませ。