当館には「モノクロ写真帖」という書庫がございます。
前ブログで当館を開設しました時に設定した書庫です。
当初は小生が初めて写真を撮った、婆様のオリンパスペンEE2をレストアして、再撮影始めたころの写真を掲載していました。
ですが、デジのモノクロモードもなかなかのものと知り、ペンはお蔵入りしたままほっぽってしまい・・・。
以来、この書庫は休眠状態でしたんですが、この「巣籠生活」でなにか時間を使えることをと考えた結果、銀塩スキャン用スキャナを引っ張り出してありました。
全員すでに鬼籍に入って40年経ってますから、本人たちから文句ももう出まい、と言うことで、当人たちの「ふる~いアルバム」の写真をスキャンしてみました。
小生の知らない当人たちの若い頃の生活なんかが垣間見れて、なかなか、興味深いものもありますし、撮影当時の風物もチョコっと背景に写ってたりしますから、結構楽しめます。
ただこのまま、小生が亡くなれば折角サルベージしても露と消えてしまいます写真やデータですから、最新のものでも40年は経ってますから、公開しても問題はないでしょうしと言う見解で、皆様にもご覧いただいておこうと思いました。
※一応、個人※故人、情報ですので著作権は放棄しませんし、転載は原則お断りいたしますが、時代背景風俗等の歴史検証なとでご使用になる場合は、御申し出くださいませ。
ではスキャン画第一弾。
題名:おふくろさまの新婚?笑顔、朝の食卓を挟んで。
撮影者:親父さまの撮影?
撮影年代:1960年頃?
撮影場所:川崎区貝塚の旧自宅もしくは
※ゴミ撮り/傷消しのリマスター作業してありますが構図等は
撮影者の意図もあるでしょうから水平化/トリミングはしていません。
色合いもプリントのままにしてありますので、モノクロ変換はしてません。
焼き付けられた印画紙が正方形なので、親父さまがペンタSPを買う前のカメラ?で撮ったと思しき画です。
おふくろさまの満面の笑みから親父様が撮った新婚時だと。
当時普通だったちゃぶ台※現存、の上に雑然と並んだ食器食材、懐かしいものが一杯です。内容から朝飯だと。
多分新品の2枚焼き電気トースター※現存、古いデザインの魔法瓶、薬缶にティーポット代わりの小やかん、ティーソーサーなしのティーカップ、紙蓋だろう明治牛乳瓶※記憶に明治牛乳の木製牛乳箱があるので、むき出しのバターの箱に砂糖壺。お皿の上には親父の田舎※一戸です、から送られただろうリンゴが一つ。おふくろさまの背後には東芝製の扇風機※現存。
多分、今はもうない川崎の自宅の居間での一コマでしょう。
満面の笑みのおふくろさまの来ている服はドレメで学んだ服飾技術で多分、自製です。
なかなかのホコッとする写真でしたので、第一弾はこの一枚にしようと決めてました。
ちなみにおふくろさまは小生誕生後、川崎で美容室を経営しだしまして、「ミナ先生」と呼ばれて結構、近所の方たちに親しんでいただきました~。
次回は美空ひばりさんも子供のころ駄菓子を買いに来ていた、爺様婆様の営んでいた商店を掲載します。