吉田の火祭りも終わり、早、富士山麓は秋の訪れ。でもまだ景色は夏?。2019/08/02撮影。 | 湘南陽光電しゃ館 神仏と自然館+精進落としと飯

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ヤフーブログから引っ越してきました!。
鉄道館とは別に、神さま仏さまの居られる景色、
花/木、そしてその場所の空気感をお伝えいたしたく、
撮影した写真を掲載しています。
そして、お詣りの後は精進落としを。
「気」がピュアのままだと、疲れちゃいますからね!。

8/26・、27の二日間、日本三大奇祭の一つである「吉田の火祭り」が今年も行われました。

北口本宮浅間神社と境内の諏訪神社の御祭禮でございます。

富士山のご祭神、コノハナサクヤヒメ命さまを讃え、畏敬の念を新たに豊穣の秋を祝うお祭りです。

吉田の町中が大たいまつに灯された炎一色に埋め尽くされる景色、一度は拝見したいものでございます。

この御祭禮が終わると、富士山も秋準備が始まります。

 

さて、小生は火祭りを見てみたいなぁと思いつつ、8/2に身延山と共に半年詣りへお伺いしてきました。

神社仏閣へのお詣りは早朝に限る!と言うわけで、高速の深夜割をひっかけて3時前に自宅を出発、圏央道/東名/新東名を経由してまずは身延山へ。6時前には身延山へ到着です。

 

この時期の身延山は夏の鮮緑に全山包まれて、精気みなぎる夏の身延山。清冽で爽やかな朝の空気いっぱいでございます。

 

2019/08/02撮影

最奥の駐車場に停めてしまうと、この大石段「菩提梯」はエスケイプしてしまいます。本当はお題目を唱えるのと同じご利益がありますので、きつくても登った方が良いのですがね。

 

〃 境内

写真からも清々しさが伝わってきますよね!。

 

〃 仏殿

木目感が枯れた煌びやか、な仏殿。諸堂の中では目立たないお堂ですが、落ち着いていて心が安らぐ空間を持っています。

 

〃 枝垂れ桜

この時期の枝垂れ桜は春の花と見まごうばかりの葉の豊かさ。春の開花のためにもう、スタミナをため込み始めています。力強さを感じ取れる元気な姿、樹齢を感じさせない姿は流石です。

 

6時からの祖師堂での朝の御勤めと御法話に参加させていただきました。当日担当のお坊様はユニークで楽しい方で、身延山大学の学生さんとうまく掛け合いをなされながら、興味深いお話を聞かせていただきました。こういう楽しい法話ですと、参加するだけでも楽しいですね。

 

報恩閣の受付で半年御礼のご祈祷をお願いいたしまして、お暇致しました。

 

次はいつもの通り本栖経由で富士吉田へ向かいます。残念ながら本栖湖で絶景の富士山は眺められず。この時期は水蒸気が多くて、湖越し至近の富士山も雲に隠れてしまうことがあるようです。天気は至極良いのですがねぇ。

 

途中、道の駅なるさわで小休止、ブルベリーと餅を朝食代わりにして、姫大神さまの元へと急ぎます。

 

30分かとかからずに、北口本宮浅間神社さまへ到着、案の定、ご門前の駐車場は満車ですので、奥の一般車駐車区画へ車を入れて下車。ただ、少し眠気が差しておりましたので、杉木立の木陰で居眠りさせていただきました。

識子さんが大鳥居前を流れる水路の水はご神水です、と申されておりましたので護岸の階段を下りてプチ禊をさせていただいてからお詣りします。

 

2019/08/02撮影 富士吉田、北口本宮浅間神社

 

隋神さまにご挨拶致しつつ、手水舎で手口を清めて、境内へと。

いつお伺いいたしても実に清浄で清々しくて、深呼吸してご神気を胸いっぱいに吸い込みますと気持ちが和らいで落ち着いていくのがわかります。

お社周りの巨大杉のご神木も実に樹勢力強く、お願いすれば多くの精気を頭上から降り注いでいただけそうです。

 

〃 東宮

丹塗りのご本殿と対をなす実に煌びやかなお社です。創建以来数百年経ても、いまだにピュアさを失わないのは信者様方の御信仰が深いからでしょうね。

 

〃 恵比寿社

知る人ぞ知る、本殿真裏の恵比寿社さま。大きなお力でご利益満額の神様です。奉納旗の多さがご神力とご信仰の厚さを物語っています。おみくじがまた有り難く可愛いです。ただ。プラスチックには神様は宿れませんので、願掛けは御神前でおかけになってくださいね。

 

〃 富士登山道吉田口

富士講の方々でしょうか、これから登山なさるのか、富士吉田口のお社でお詣りをなされておられました。昔ながらの富士登山装束が景色に溶け込んでいます。

 

〃 高天原

そしてこちらの境内地が一昨日の「吉田の火祭り」のメインイベント「すすき祭り」の会場となる高天原でございます。

実は有名になった26日の「火祭り=鎮火祭」は宵宮で「すすき祭り」が本祭なのです。忌を嫌う清浄なお祭りです。

本来、火と水は対となって我々人々の生命と生活の根源となるものですから、古代、そのすべてを与えてくれる超絶的実体としての「富士山」という存在は畏敬の念をもって崇められ、崇拝されたのは当然の事であったろうと小生は思います。

なので、風雨強かろうと台風がやってこようと、このお祭りは絶対に催行されるとのことで、氏子の人々や信者様方にとっては、それも富士山の御意思として普通に受け止めるのではないでしょうか。

多くの人々から信仰される富士山ですから、神様のお力もそしてご利益も特大なのは当然の事なのですね。