さて、そんなこんなで今月の神仏参りも高速代のあまりかからない、関東6県でのチョイスとなりました。ちょうど季節も6月下旬、ご縁を頂戴願っております神仏さま方の元へ、半年無事に過ごせましたことの御礼参りに、先日より、できうる限り回っておるのですが、中遠距離の神仏さま方へはお伺いすることが出来ませんです。残念です。
2018/06/24撮影 千葉、成田山新勝寺 霧に煙る総門から仁王門までのご参道

当日、朝一で成田山新勝寺のお不動さまへお伺い致しました。新勝寺不動明王様の朝のお勤め/護摩祈祷は平日/土日を問わず、通常5:30より始まります。小生はこの朝一の勤行が好きになりました。と言ってもまだ2回しか体験しておりませんが。清々しさと清浄さが朝の静かな境内の雰囲気と相まって半端ないからでございます。大太鼓の響きも一際大きく広がり体の芯まで揺さぶられます。
時間近くになりますと、当日ご番のお坊様のご講話のあと、ご導主のお坊様が「えてんらく」の調べとともにご入堂されて護摩壇に座られると、居並ぶお坊様方のお経の唱和とともに護摩焚きが始まります。成田高校の野球部の皆様が、ご父兄の方々共々、朝早くから集合され必勝のご祈祷に来られておられました。
2018/06/24撮影 千葉、成田山新勝寺 境内と同じく霧に煙る平和大塔

終盤、お火加持で護摩火の霊火に持ち物をかざしていただき、持ち物のお清めをお願い致します。このお火加持、参列者は誰でもお願いすれば無料でして頂けるのですが、お知りにならないとその機会を逃してしまいます。
必ず、どなたかが札場脇※外陣右側、参拝者が多いときは両側、へ赴かれますので戸惑われずに、それに合わせて赴いてお願いなされると良いと思います。あれ?何やってるんだろう??自分も行っても良いのかな???と言う感じで眺めておられるままの方が多いです。折角、護摩焚きに参加なされているのにモッタイナイです。
その後、ご真言のご唱和を参列者一同でお不動さまにお唱えもうしあげると、ご真言の一言一言の響きと皆様方の唱和のハーモニーがシャワーのように全身を包み込んで、心も体もスッキリと癒やされます。初めてですと、どうしても引っ込みがちになるのですが、恥ずかしがらずに、大きな声で無くても、しっかりと声に出してお唱えすると良いと思われます。一度、お唱えしてしまえば次回からはなんの躊躇も無く、お唱えできるようになります。
ご真言はどうお唱えすれば良いか分からない、文言が分からない、と言われる方もおられると思いますが、内陣正面にカタカナで大きく掲げられておりますし、護摩壇手前にもカードで置かれておりますので、それを頂戴いたしましてお唱えすれば良いと思います。
識子さん曰く、お不動様のご真言を持っていれば必ず役に立つ、との事ですので、初めはカードを頂戴して、勤行のあと、皆様方が退出成された後にでも外陣に立ち、お不動さまの面前でカードを読みながらでも良いですから一度お唱えして、お不動さまにご真言を頂戴願えるようにお願いすると良いそうです。そして、その後はその真言をしっかり暗記なさることです。暗唱出来るようにすること、ここが肝心だそうです。
2018/06/24撮影 千葉、成田山新勝寺 釈迦堂と季節の花々

5:30の大護摩祈祷が終わりましたら、境内左側の階段を上り、出世稲荷さまへお詣りさせて頂きました。残念ながら、売店が未だ開いておりませんでしたので、お供えのお揚げさんを購入できませんで、持ち合わせたお灯明だけ上げさせて頂きました。売店は7時頃からでないと開かないのかも知れませんので、早い時間お詣り成される方は、お供え物はご持参成された方が良いと思われます※お片付け成される方もおられませんから、お供えはご自身でお下げくださいませ。
2018/06/24撮影 千葉、成田山新勝寺 境内のあじさい
