ちょっと、日にちが経ってしまいましたが、岩手花巻行の最終回を掲載しますです。
花巻での所要を終了した後は、従兄弟一行とは別に花巻から一戸まで下道で走りました。実はこの日は盛岡市街地で東日本大震災復興を祈念して開催されていた「東北六魂祭」の後継祭「東北絆まつり2018」が開催されていまして、高速で市街地はスルーする手もあり、従兄弟一行は一足早く高速に乗って行ったようですが、小生は高速代をケチって下道行脚でトコトコと走りました。
ちょうど、まつり初日の日程が終了した頃合いで市街地を通過しましたので多少、渋滞にははまりましたが、それほどひどく無く通過することが出来ました。国道4号線も盛岡市街地までは片側二車線の幅員の広い雪国特有の快適な道ですが、市街地を経て滝沢市に入った所でローカル国道の片側一車線道へとなります。
この滝沢分かれ、の交差点の少し手前あたり、東北道の滝沢IC入口手前まで暫くの間は下り線左手に実に爽やかな広々とした牧草地の向こうに岩手山が姿を現します。
岩手牧場の敷地ですが、まるで北海道の景色のような雄大な景色でして、ここから見る岩手山はなかなかのもんですよ!。ただ、車を駐められる路肩スペースがあまり無いんですけど、一応、今度の為にロケハンしまして次回通過時に撮影してみたいと思います。4号線の渋民あたりからの岩手山は定番なんですが、ひょっとするとこっちの方が良いかもしれません。
従兄弟一行より1時間半遅れで一戸へ到着。ジョイス※東北圏での定番スーパーです、で早めに職場へのお土産を調達して※お目当ては上北食品のバラ焼きのたれ!、東京やネットで買うより遙かに安いし、何より旨い!!!。コレでジンギスカン※岩手はラムも美味しいし何より安いので、やると、もう他のタレでは食べられなくなります!、従兄弟宅へ。積もる話で盛り上がり、翌朝はお寺さんと屋敷神稲荷さまの賄いをして、午後早めに帰京のため一戸を出発。
その前にちょっと時間の合間を見て旧南源酒店敷地に咲いていた野の花と野菜を撮影。初夏の野花は爽やかで画になります。
2018/06/03撮影 岩手一戸町 南源酒店敷地 野花

ハルジオンとちっちゃな可愛い紫花
〃 裏庭

こちらは何でしょうねぇ~?。スギゴケを大きくしたような葉っぱに直に咲く黄色い花。
〃 元麹倉屋根に咲くマーガレット

青空バックに初夏の薫風にそよぐ、明るい花達。
〃 裏庭、茗荷の新芽

この茗荷、夏場、お盆の時にたくさん戴いてきて、自宅で蕎麦※北舘製麺の「やまいもそば」、東京のスーパーでは滅多に見ない一品です!、の薬味で食すと最高です。なにより、残ったら冷凍してしまっても風味はしっかり残りますので重宝します。
なんやらかんやらと用事をこなして、今回は定番の鳥越観音さまへのお詣りが叶わなかったので、帰路、御堂観音さまへお寄りして、お詣りさせて頂きました。
2018/06/03撮影 御堂観音さま、山門

ご存じの通り、この御堂観音さま、とても有名なポイントを境内にお抱えになっていることで、知る人ぞ知る観音さまでございます。いつもの通り、町営の駐車場※無料、に車を駐めて特徴有る山門を潜って境内へ。
〃 境内

写真↑左手、杉の大木の根元に祠があるの分かりますか?
〃 弓弭の泉

この祠、実は泉でして、杉の大木の根元から水が一滴々と湧いているんですが。
〃 アップ

この一滴が実はあの東北の大河、北上川の源流、最初の一滴なんです。北上川はここから宮城県石巻まで249kmを蕩々と北東北を縦断して流れていくのです。勿論、観音さまの境内、それもご霊木の根元から沸いている水ですからご霊水でしょうと思いまして、識子さん言われるところのプチ禊ぎ、をさせて頂きました。
〃 観音堂と手水舎と境内地

ご覧の通り、観音さまの境内地はとても鄙びていて静かなたたずまいです。ですが、泉の霊水のせいでしょうか、とても空気が透明で清々しく、慈しみに満ちた空間になっていて、いつお伺い致しましても癒やされる観音さまであられます。
小一時間、ここで過ごさせて頂きまして、心身共にゆったりとしつつ、帰路700km走りの為のパワーも充填していただき、この後、滝沢まで4号線を走り、東北道へ乗って、珍しく腰砕けにならずに、ひた走りに走って午前0時過ぎに帰宅致しまして、今回の小旅を終了しました。
おしまい。