正月3日の出雲大社相模分祠さま初詣りの帰りにすぐそばを走っていて、しきりと「金目観音」の文字が目に入りましたので、これは「寄って行きなさい」との観音さま思し召しかとも思ったのですが、結局、曲がるべき交差点は行きすぎてしまいまして、この時はお詣りはさせていただきませんでした。
ですが、これはきっと長谷大観音さまのお誘いではないか、それも懸案にしたままにしておいた板東三十三観音さま巡りを行ってみてはいかが・・・、という思し召しのように感じまして、思い直して改めて6日にお伺い致しました次第です。
2018/01/06撮影 板東三十三観音、第7番金目山光明寺(金目観音)

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お堂の中には入らさせて頂けるのですが、外陣と内陣の間には格子の仕切りがありますので格子越しに少し遠くからになりますが、ご本尊様の聖観音さまと脇侍の仏様方のお姿を拝む形になります。
外陣には御賓頭盧尊者さまがおわしますので撫で仏は出来ますし、聖徳太子さま御像もお祀りされておりますので、ご尊顔を拝することが可能です。
境内には水屋と秘仏の歓喜天さま/聖天さま他のご神仏をお祀りする歓喜堂、文殊菩薩さま/普賢菩薩さまがおわす普賢堂、阿弥陀堂と鐘楼、寺務所がございます。
駐車場は小ぶりですが参拝者用として5台程度駐車できる広さのものが寺裏塀に隣接してございます。
〃 寺外、仁王門外から望む富士山

仁王門を出たご門前には金目川が流れ、川越しに遠くに富士山を望める静かな里にあられる、お寺様でございます。春になれば川端の桜並木がさぞ綺麗だろうと思いました。
さて金目観音さまを辞しまして、その足で第5番札所、小田原の飯泉観音さまへと向かいます。大磯丘陵越えの地元道を走り二宮から一国(旧東海道)へ出て国府津まで暫く走り、親木橋からは飯泉観音さままで、まっすぐ巡礼街道が通じていますが、ナビは別の道を示しましたので、その通りに走って飯泉観音さまへ到着。
2018/01/06撮影 板東三十三観音、第5番飯泉山勝福寺(飯泉観音)

立派な仁王さまと仁王門があるのは金目観音さまと同じですが、境内地はかなり広く、お隣の八幡神社さまと繋がっていますので、広大と言っても良い広さです。
堂塔は十一面観音さまのおわす本堂と水盤が大変特徴的で素敵な水屋、鐘楼と馬頭観世音堂、地蔵堂、境内神仏祠、大きくて新しい寺務所とウスサマミョウオウさまが丁寧にお祀りされている東司(トイレ)があります。市街地ではあまり見かけなくなった樹齢なんと700年!!の大銀杏もそびえております。
浄土宗の観音寺には明王さまがお祀りされているお寺が多いようです。ちなみに拙宅には銚子の観音さま、飯沼観音さまのウスサマミョウオウさまの御札を頂戴して、お祀りさせて頂いております。御利益大です!!。
ご本堂におわします十一面観音さまは秘仏であられますので、御前立ちさまを外陣から拝ませて頂けます。また、外陣には一瞬、おびんずるさまと思って触れそうになって、気がついて慌ててご真言を唱えさせて頂きました弘法大師空海さまのご尊像がございます。御賓頭盧尊者さまはおられなかったと思います。
また、このお寺、土地柄、薪炭を担いで歩きつつ書物を読む姿で、昔の小学校には必ず存在した二宮尊徳(金次郎)翁が崇敬されていた観音さまだったようで、このような↓ご尊像も置かれています。
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傍らには水向十三仏も奉られておりまして、小生もあの世へ旅だった後での今生の裁きを軽く!?して頂けるように、十三仏さまにお水をかけてお詣りさせて頂きました。
飯泉観音さまは年末のだるま市でとても有名で、境内地が広大なのもこのだるま市の屋台が並ぶためのスペースと思われます。駐車場もご門前にかなり広いものがありますので、駐車には苦労しないと思われます。
この後、ご参拝を終えて酒匂川沿いに一国まで出、酒匂橋を渡った袂にある地元では結構有名な魚介料理店の「すし政」へ行き、ランチの「あじフライ定食\860」を大変美味しく戴き、また海岸沿いを走って帰宅致しました。