今年もご来館のほど、皆様のご贔屓、よろしくお願い申し上げます。
新年最初の記事投稿は本日の「十日戎」についてです。
もうかれこれ、ん十年になりますか、1/10には必ず、
鎌倉本覚寺夷堂さまで開催される「十日戎」に参拝して、
福笹を頂戴して自宅玄関にお飾りする、という儀式?を続けています。
2017/01/10撮影 鎌倉本覚寺夷堂 「十日戎」

ポカポカと日だまりの中、お詣りをさせていただきました。
この「十日戎」、実は正月三が日も開催されており、
鎌倉の八幡さまへ三が日にお詣りするために鎌倉駅に降り立った方は、
遠くから響いてくる「商売繁盛!お祈り申し上げま~す!!」、
という声を聞かれた事もあるとお思いますが、
この声の元が本覚寺さまで開催されている「福笹授与」なのです。
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こちらが、本覚寺さまの境内におわす、恵比寿様を納めた夷堂です。
3.11の大震災で天辺の層輪が傾いてしまったときは、
ああ、何という・・、と痛ましい気持ちでいっぱいになりましたが、
それもすっかり綺麗に修復されて、冬の澄んだ大気の中で、
すっくと立ち上がっている姿は実に清々しい景色です。
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今年はこの「福娘」さん方に福笹を授けていただきました。
囃し手のおやじさまも、毎年、その声つやも衰えること無く、
開運招福で授与掛けをお願いすると最期に「今年も良いことがありますように!」
と声かけをしていただいて、とっても嬉しくなりました。
年々、この「十日戎」、福笹をお求めになる参詣客さんが増えていて、
まだ、始まり直後の9時頃にお伺いしたのですが、
すでに授与処に数十人の列が出来ておりました。
商売景気の向上を願う商家の方々が大変多く、
「商売繁盛、お祈り申し上げま~す!!」の授与掛けが続いたのと、
中には笹を複数本授与されて行かれる方も結構おられて、
さらに5000円の福笹が次から次へと選ばれて、
棚枠への補給が間に合わないのが、
今年はとても印象に残りました。
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昨年は本覚寺さまのこの本堂も大修理でシートに覆われていましたが、
工事もすっかり終わり、昔ながらの堂々とした本堂のお姿が望めます。
福笹を授与なされた参詣者の方々は皆、こうしてご本尊様へお詣りして、
今年一年の幸いを願う姿は、21世紀の日本人においても、
全く変わらない新年の風物詩となっているようですね。