2016/09/18撮影 鎌倉長谷、御霊(権五郎)神社、例大祭、面掛行列・・・。 | 湘南陽光電しゃ館 神仏と自然館+精進落としと飯

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撮影した写真を掲載しています。
そして、お詣りの後は精進落としを。
「気」がピュアのままだと、疲れちゃいますからね!。

鎌倉は中秋の名月を過ぎると、秋祭りのイベントシーズンに入ります。

18日は長谷、御霊神社の例大祭とそれに伴う湯立て神事、鎌倉神楽艘上と、

面掛け行列が行われました。

2016/09/18撮影 長谷御霊(権五郎/ゴンゴロウ)神社 湯立て神事
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沸々と沸く湯釜の湯を神笹で参詣客に豪快に振りかけます。

この湯を浴びると無病息災となるとの謂われがあります。

小生もしっかり浴びさせていただきました。

さして熱くはなかったです。
 
〃 御神輿宮出し
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年々、このお祭りの情報がネットなどで広がり、

先出の神社例大祭の鎌倉神楽十二座艘上、湯立て神事と合わせて、

参拝客で大変な賑わいを見せるようになりました。

なにせ、参道を横切るご存じ江ノ電の電車が来ると、

あじさいの季節と同様に、タイフォンを鳴らしながら通過するくらいですから。

獅子阿吽頭 星の井戸通り
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この獅子頭は舞いません。枠担ぎで練り巡幸するだけです。

どうも現在の獅子舞の原型になる形のようです。

でも、頭の口はちゃんと開くようになっているみたいです。

〃 神輿巡幸 
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御霊神社の御神輿です。

権五郎神社には他に、摂社石上神社の大小二基の御神輿があります。

〃 おかめ(はらめ)
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鎌倉幕府の創立者源頼朝の情を受けた非人頭の娘を象徴するおかめです。

女性はこのお腹に触ると安産になるといいます。

行列の中で女性がいるとこのおかめ、お腹を差しだして触るように仕向けます。

〃 天狗(猿田彦)
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非人面十神の先導役として先頭を行く、天狗=猿田彦命です。

実に煌びやかな衣装を纏っていますのでもの凄く目立ちます。

後ろに控える、非人面十神の衣装が庶民の地味な衣装ですので、

その差が際立ちます。

面掛行列は元が鶴岡八幡宮で執り行われていた放生会でのお祭りを、

明治政府の神仏分離方針で御霊神社に移されたものです。

日本で脈絡と受け継がれてきた神仏混淆を明治政府は全否定してしまい、

日本全国の多くの信仰対象であった文物を消滅させてしまいました。

こんな所にもその影響が出ていることに、本当に心が痛みます。

それはさておき、今は長谷御霊神社の地元祭礼となっていますので、

このお祭りがもう権力側から規制を受けることは無いでしょうから、

この先は安泰だと・・・。

神様にしてみれば、「おお、わしの所に祭礼が増えるとな、結構結構!。

これで人の子の参詣が増える。歓迎歓迎、嬉しいことじゃ!!」

とニコニコしておられると思います。