2016/05/14撮影 信州諏訪、下社御柱祭里曳きへ行ってきました・・・。 | 湘南陽光電しゃ館 神仏と自然館+精進落としと飯

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ヤフーブログから引っ越してきました!。
鉄道館とは別に、神さま仏さまの居られる景色、
花/木、そしてその場所の空気感をお伝えいたしたく、
撮影した写真を掲載しています。
そして、お詣りの後は精進落としを。
「気」がピュアのままだと、疲れちゃいますからね!。

昨日まで行こうかどうか、迷っておりました「諏訪大社御柱祭里曳き」、

へ行って参りました。

ネットで調べましたら、あるサイトに諏訪大社の氏子さま以外の方は、

なかなか、この祭りの見物には難しいものがある、と書かれていたからです。

当然、小生は諏訪大社さまの「氏子」ではありませんし、

何せ、初めてこのお祭りを見物するわけで勝手が全くわからなかったからです。

けれど、まあ、撮影できなくとも、大社さまのお祭りを遠くからでも見物して、

皆様方と同じ時間を共有できるだけでも、楽しいかな、位に考えて、

気負わずにダメ元で思い切って出かけてみました。

で、結論から言うと、たぶん、小生を不憫に思った、

ヤサカトメノミコトさまの思し召しか、

とても素晴らしい時間を過ごさせていただくことができました。

なにせ、これらの写真↓を撮影することができたのですから・・・。

なにより、諏訪の皆様方の神々への畏敬の念と信仰心の深さに感銘し、

200年の間、連綿と続いてきた連帯感や結束力に、

実に清々しさを感じ、あこがれと一種、感動すら覚えてしまいました。

諏訪の地にまたひとつ、魅力が加わった充実した一日でした。

一枚目 諏訪大社春宮一之御柱 国道142号旧道曳行
イメージ 1
新緑に包まれる朝の陽光のなか、下社一番手の春宮さまの一之御柱が、
少年少女の澄んだ木遣りと威勢の良い喇叭隊の喇叭を谷筋に響かせながら、
多くの氏子さま方の手で谷を下っていくところです。

二枚目 〃
イメージ 2
大人の木遣り保存会の方々はどちらかというと控えめで、
年少の男の子女の子の澄んだ木遣り「○○○○、おねがーぁい~だ~」、
の一節が一節響くと、行列が動き出し、
「よ~いさ、おいさ、コ~レハ、サンノ~エ~、よ~いしょ、よいしょ」、
と列の曳き子の皆さんがみんなで合いの手をかえします。

三枚目 諏訪大社春宮二之御柱 国道142号旧道、注連掛曳行開始
イメージ 3
注連掛(山出し後の御柱の仮置所)先の橋の上には、
曳行の始まった二之御柱の曳行行列と、
三之御柱曳行待ちの担当の氏子さん方ですれ違いもままならないほど、
混雑しています。

四枚目 諏訪大社春宮三之御柱 国道142号旧道、注連掛前、曳行待機
イメージ 5
小さな氏子さんはじめ、法被に脚絆、地下足袋姿の大人の皆さん、
それに女性陣、皆、縄持参で注連掛前へ歩みを進めていきます。
さて、この縄は??。

五枚目 諏訪大社春宮三之御柱 国道142号旧道、注連掛前、曳行待機、男綱
イメージ 4
それは、御柱に繋がった曳き綱(左右二本と曳き綱の先綱一本)に、
氏子さんが各々、結んで皆で力を合わせて一斉に御柱を曳き出すための綱なのです。
この各自の綱こそが、氏子さんの真の証しでありこの綱を通じて、
神々と縁を結ばれるための重要なツールなのです。

六枚目 諏訪大社春宮三之御柱 国道142号旧道、注連掛木落し
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注連掛の木落坂上に春宮さま三之御柱が、曳行の氏子さま方の手で、
準備され姿を現しました。

七枚目 〃
イメージ 7
あらかじめ、道路へ曳きだしてあった御柱に繋がれた男綱女綱を、
三之御柱の木落しに備えて入念に慎重に準備していきます。
華やかな下社里曳きに参加できる喜びが表情から伝わってきますね。

枚目 諏訪大社春宮三之御柱 国道142号旧道、注連掛、木落し
イメージ 8
じっくりと時間をかけて綱を調整した後、御柱を慎重に曳きだして、
さあ、「木落し」です。山出し時の木落坂での木落しには負けますが、
七トン越えの御柱。緊張の一瞬です!!。

九枚目 諏訪大社春宮三之御柱 国道142号旧道、注連掛曳行開始
イメージ 9
喇叭隊の奏上は一つおき。
二之御柱は喇叭無しでしたので、三之御柱の曳行開始はちょっと賑やかです。

十枚目 〃
イメージ 10
そろそろ、次の行動を読まないといけない時間です。
この時点で本日の曳行計画の予定時間より一時間遅れとのこと。
小生もこの三の御柱の曳行について春宮さまへ向かうことにしました。
梃子棒を持つ梃子衆の役目は御柱の進む向きを調整する重要な役目ですが、
山出しの時に「荻倉の大曲」をすでにクリアしているので、
見せ場はちょっと控えめかな?。

十一枚目 〃
イメージ 11
曳行は少し進んでは停まり、また少し進むの繰り返しですので、
後ろから先頭に回って御柱の先頭直上に陣取る御幣と、
おんべ(これも御幣の一種です)を撮影。

十二枚目 〃
イメージ 12
再び、行列の最後尾に動いて見ると、
道路上には通過した三本の御柱の痕跡がくっきりと残っていました。
列の最後尾にはお掃除担当の氏子さま方も配置されていて、
御柱曳行行列が落とした塵や御柱が跳ね上げた小石などを、
箒で都度掃除していきます。
でも、昔は未舗装路でしょうから、今ほど御柱曳行のスピードは上がらず、
曳行自体、大変な苦労を伴ったのではと、
御柱の曳き痕を眺めていたら思ってしまいました。

十三枚目 春宮さま境内、遠景
イメージ 13
三之御柱について春宮さまへ向かいましたが、先行している一・二之御柱に、
だんだんと追いついてきましたので、先回りして春宮さまへの宮入りを、
撮影しようと思いました。ですが、境内は関係者と氏子さま方以外は、
立ち入り禁止と知っていましたのでせめてお社手前で捉えようとしましたが、
お昼近くになってきて人出が凄く、ここまで見せていただいたのだから、
これ以上は欲張らずもう、ここらでお終いにしようとおもいまして・・・。
一応、〆はないと格好悪いので春宮さま境内に並ぶ一之御柱担当の地区旗幟を、
撮影してお茶を濁すことにしました。
なので、この時点でまだ注連掛木落し前の四之御柱だけは撮影しておりません。
本当は四本キッチリとお姿を撮影したかったんですけど。
追々、また境内に建御柱されたお姿を拝見しても良いかなと思いまして。
※帰りがてら考えたら、四之御柱は御社殿の奥に建てられているので、
 普段は見えないじゃん、あらら・・。

十四枚目 下馬橋と春宮大路
イメージ 14
14/15/16日と続くこの下社里曳き、春宮さまの御柱は、
14日のうちに建御柱されて神域に収まられますが、
14日の午後、曳行され15/16日のにも曳行される秋宮さまの御柱は、
上諏訪市街のメインストリートを曳行されます。
なので、普段はひっそりとした下馬橋もこの時ばかりは華やかな景色に、
包まれるのではないでしょうか。
その証拠に、本日の春宮大路はご覧のような賑わいでした。
15/16日の下社御柱里曳きの情報↓です。ご参考まで・・・。