当地で早咲きの梅となると最も有名なのは、
八幡宮の北東、二階堂の地におわす荏柄天神社境内の紅梅です。
この時期、受験の神様として名高いこのお社ですが、
本殿前のこの古梅は実にほれぼれするような姿に紅色の可憐な花をいっぱい付けて、
神頼みに必死な受験生や親御さんのこわばった顔さえ、
ほころばせてしまう優しく素敵な梅なのです。
ではそのお姿を・・。

この梅、早いときは12月頃から咲き出すことも多く鎌倉一早咲きの梅としても知られています。
何枚か、気に入った構図で撮影してみましたのでご覧ください。
まずは冬晴れの空をバックに、お社の丹塗りの屋根と・・。

お社脇には鈴なりとなった思いのこもったたくさんの絵馬が・・。

梅を愛でる暇も無い?
紅梅と言えば対となるのは白梅。なのでこちらも古梅の青軸と言われる白梅なのですが・・。

お日様が沖天に達するにつれて梅の花に光が回り始めます。

さすがご祭神が天神様・・。

当然、手水鉢の出水口も梅型。
絵柄天神様に詣でるともう一つ驚くのがこのビャクシン。
八幡様の大銀杏が倒れてしまった今、鎌倉一の大きさとなった境内の大銀杏も巨木ですが、
このビャクシンは巨木の上にご覧の通りクロスした夫婦木なのです。

バスに乗るため、バス停のある鎌倉宮様へ歩いて行くと・・。

今年一番の初桜。真っ白な大鳥居と空のブルーと桜のピンク。
鎌倉の春色本番ももうすぐですね!
宮域に足を踏み入れたならまず、ご祭神様への日頃の感謝を申し上げてから、
撮影に及べば、きっと思いもよらない光景を見せていたただけるかもしれません!
神社といえどよそ様のお宅とわきまえて失礼の無いように振る舞うように心がけましょう。