
2014/09/20撮影 一戸町中里

訳あって昨日一昨日と一戸へ出かけてきました。
9月とはいえ朝晩はもう10度を切る涼しさで、
秋と冬が駆け足でやってきそうな気配です。
田圃は稲穂がたれきってもうパンパンです。
このあたりは稲刈りが終わるともう冬支度。
今年は冬が早く来そうです・・。
酒屋時代の杜氏さんのお宅で彼岸団子をいただきました。
このあたりでは「おはぎ」ではなく米粉と麦粉餅にくるまれた、
塩気の効いたこしあん入りのおはぎ大の団子を作って仏様に備えます。
「食べていがんせ」と幾つもお皿に盛られて出していただきました。
それと杜氏さんのお宅らしく糀の効いた、
ほの甘酸っぱい、きゅうりのお漬け物の組み合わせ。
お茶をおかわりを何杯もしてしまいました。
さらにお土産に8個も団子をいただいてしまいました。
仏様にお供えする分がなくなりはしないかと心配になってしまいます。
「遠慮しなくて良いから、たんともっていがんせ・・」、
慈しみの気持ちから来る施し=おもてなしの心、
昔ながらの日本人の風習がこの地では今でも生きています。