昨年秋の超大型台風19号による災害で甚大な被害を被って運休を余儀なくされておりました箱根登山鉄道の登山線が本日全面復旧致しました。
ファンと言うほどのものでもないですが、江ノ電と共に親しみを感じる鉄道ですので、何とも嬉しく喜ばしい限りでございます!。
箱根登山鉄道と言いますと、今災害級に比べても決して劣らないほどの天災で過去、長期運休に追い込まれた経験がございます。
最初は1923年の大正関東大震災、1年3カ月の運休を余儀なくされました。箱根地域の被害はそれはもう想像を絶するほど被害甚大で、西部で発生した山津波は沿岸部の根府川にまで達し、開通したての根府川の大鉄橋※白糸川橋梁、現鉄橋は2代目、を根こそぎ流し去ってしまいました。
戦後間もない1948年にはアイオン台風で今回と同じように橋脚/路盤流失で運休。復旧まで10カ月を要しました。
今回の災害は、箱根在住の年長者の皆さんにとっては、このアイオン台風の時の風水害を連想なさった方々も多かった、と言われています。
昨年の被災当初は完全復旧まで1年を有するとまで言われていた登山線の大被害が9カ月ちょっとで復旧/運転再開までこぎつけられたことは、ひとえに関係者の方々の不眠不休の努力と叡智の賜物と言っても差し支えなく、その艱難辛苦には本当に頭の下がるばかりでございます。
改めて、災害の完全復旧と全線での運転再開をお慶び申し上げます。
箱根登山鉄道公式HP↓
https://www.hakone-tozan.co.jp/
なお、運転再開記念でのオリジナルグッズ発売もされておりますので
併せてご覧くださいませ。
それと、運休前まで「金太郎の腹掛け」塗装で異彩を放っておりました108号が、運転再開を機に元の標準塗装に戻っております。
2001/7/4に撮影した本来の標準塗装を纏った108号の姿をとらえた画像がございましたので、併せて掲載させていただきます。
2001/07/04撮影 箱根登山鉄道大平台? モハ108号
20年前の姿とは言え、今もまだ全く衰えを見せない姿、早く再会したいものでございます。
併せて、塔ノ沢駅の弁財天さまにも早くお詣りに伺いたいです~。