くずまきクラフト市2024みなづき へ行ってきました〜。
たまたま、昨日一守書店主さんからお誘いを受けまして。
前々から一度お伺いしてみようと思ってまして、良い機会かなぁと。
一守書店出店を写したFB写真、あまりにも場に溶け込んだ書店主さんの姿にちょっと感心してしまいましたから。
葛巻市街地には、一戸からは姉帯から町界を越えて、1時間半弱。途中、一車線のワインディング道がありますが、ほとんどは気持ちの良いドライビングコース。
実はこのルート、一戸から葛巻・岩泉を抜けて宮古まで道なりに行ける最短ルートでして、北上山地縦断コースながら、その特性を生かして小鳥谷から岩泉まで、鉄道を走らせようとしたほどの道なのです。
なお岩手町からは、葛巻高原牧場入り口まで20分、あと20分走れば役場のある市街地に到着できます。
クラフト市は葛巻町市街地に残る旧遠藤邸※藩政時代から続く、葛巻の主要産業であった炭商いの大店、県北のコミュニテイに一軒は必ず存在する、古より経済/流通/文化の核として機能していた豪商商家、、をセンターハウスとして、市街地を巻き込んでかなり大きな民活イベントに成長していて、リピーターのお客さんが毎年開催を楽しみにしているそうです。
一守書店さんもここ数年参加なされているそうで、何度か出店ポイントを変わりつつ、今年はベストポイント !! と書店主さんが仰るように、次々とお客様が立ち止まられて並べられた本を手に取ると、お買い上げになっておられました。
小生も一冊、この雰囲気の中で手に取った本が欲しくなり、お買い上げしました !!
今日は昨日に比べて人の出が多い、と書店主さんが仰るとおり、お昼時もあってお客様で大賑わい。
書店主さんに教わった町食堂さんの、山口食堂さん、混雑する前に入店してこの地方で夏になるとメニュウに加わる、中華ざる+カレーライスをオーダー。
FBグループ、いわて町中華と食堂&more、に投稿させていただきましたとおり、シンプルさっぱりツルツルの喉ごしベストな、美味ざる麺とこれも旨甘な県北カレーライスでお腹を満たしましてね。
葛巻の凄いところは、町食堂と呑み屋さん・スナックが複数軒営業を続けている事です。
人口が減り町から若い人が流出し出すと、いち早く無くなっていく飲食店がしっかり生き残っている、これはなかなか凄いことです !! ですから、お味も保証付き。
以前お伺いした食堂さんも、昔から営業されているお店と一守書店主さんからお伺いしてまして、#20230425久慈要務の帰路鏡岩さん辺りの新緑で緊張ほぐしと葛巻大城食堂でホっとUPなのに 牛丼の美味しさに感動しましたので、確信はしてましたけれど。再確認っす !!!
で、山口食堂さんの感想を報告してましたら、魚とお惣菜で良いお店があるよ !! と追加情報が飛び出しましてね。速攻で行ってみました〜。
JRバス葛巻駅脇の路地をちょっと入ったところにある、川畑鮮魚店さん。
一戸で言うところの、内徳さんです。
お店を拝見して、あっこれは !! ともうピンときました。
お商売を始められてから、ず〜と葛巻の舌の肥えたジモティさん御用達のお店でしょうから、入って速攻でご主人に試食を勧められた、カツオのまあ美味しかったこと !!!
揚げ物が一戸内徳さんと違い、フライと言うところで※奥さんが天ぷらを揚げるのが苦手とのことで、、ますます食べたくなり。
ご飯もお昼用にワンパックで炊いてあったりして、見た目も美味しそうなそれも県南の金札米、とあっては買わずにはいられず。
オマケに置いてあったチラシに、自家製合い挽き肉入手造りハンバーグのメニュウを見つけたら・・・。
冷凍してあったそれがあるとのことで・・・。
クラフト市の見学へ来たのに、本日の夕飯とお惣菜を買って帰る事になりました〜。
ハンバーグは現在、県北隠れ名品の冷凍アイテムを見つけたら収集中ですから、冷凍庫へとしまって。
ホントにこのカツオとご飯、大エビフライとご飯、久々に堪能させていただきました。
いゃ、本当にマジでおいしかった !! 。
さすが市場で「一列 ? かつお」だけはあります。
エビフライもカラーラせずそのまま。これとんかつ屋さんのエビフライですぅ〜。
元々美味しい白米が「おかず」で数段旨くなる ! 久しぶりに体感しました〜〜。
「食」の美味しいお店屋さんやお食事処がしっかりと残っているところは、まだまだ大丈夫です。
何故って、ジモティの方々がおうちご飯だけで無く、お金を払ってまで食べたいと思ってお食事処へ通うから、お店も営業が成り立っているわけですから。
食べ慣れた自分のお口に合うラーメン一杯で、ほっと出来るし幸福感も得られる。
「これ、ホントうんまいなぁ〜」と感じることで元気も出るし、リラックスも出来る。
現に、山口食堂さんでジモティと思しきお客様方が皆、昔ながらのラーメンとチャーハン※ホントに旨そうだった、、を食されておられましたし、川畑鮮魚店さんではご主人の商売法を教えていただく傍ら見せていただいたオーダー表には、オーダーがびっしり書き込まれていました。
地元コミュニティ直結の町食堂さんや食料品店さんが競争しつつ、美味しいものを供給できるのも、美味しいからと食べに来る・買いに来るお客様あってだからです。
県北は幸い、都会から来たI・Uターンの方々だけではなく、ジモティの方々も皆「こっちの食い物ってなんでも美味しいよね !! 」と口を揃えておっしゃいます。
都会の風潮に合わせて地方部でも失われつつある流れの中で、地元で確立された「食べ物のおいしさクオリティ」を落とさず維持していくためにも、コロナを経てもまだ生き残った地元の名店を、今後も保持できていくことができていれば、すなわち限界集落・消滅コミュニティ化を食い止めることと結果的には同じポイントに収束するのではないか、と小生は感じました。