今朝は県北、一戸あたりでも氷点下に近い朝でして、久しぶりに朝方ストーブを焚きました。

実は酒屋は夏涼しいのは良いのですが、今時は外気温より屋内が何もしなくてもかなり低いので、外の方があったかい ! のが常なのです。

ですから、窓・戸を開放しても外気が屋内に入ってきて、暖かい空気と入れ替わるのを待つ間もなく、ストーブ焚いちゃった方が早い、と言うことでして。

明日も、今日と同じく霜注意報が出てますから、今朝と同じ温度くらいになりそうですが。

日中はもう、初夏そのもので、表題の通り「岩手県北はもうヴィヴィッドグリーンシーズンに突入で山萌えがピュアグリン!」状態です。

②で書きます、二戸呑香(とんこう、と読みます、どんではないです)稲荷神社さんで、令和6年度湯立て神事、が催行されましたので、行きがけと帰りに馬仙峡の男神・女神さまあたりのピュアグリーンを撮影してきました。

まずは一戸・二戸市境の下から見上げた、男神・女神さまのフレッシュグリーンを。

本当はもう少し山萌え状態なんですが、画像にすると感じを出すのが難しく。

木の芽はもっと爽やかな緑、なのですが。男神さまのたてがみ、ももう少し萌えてます。

女神さまは岸壁のコントラストが付きすぎて、お顔が判別しにくく・・。

鉄道の鉄橋下へ移動して、馬淵川の初夏の流れ色と5月の青空と花木を入れて。

真ん中に屹立しているのが男神さま、右にちょこっと見えている岩盤が女神さま。

どちらも元をただせば、超古代の火山火口にマグマが地下からせり上がってきて、冷えて固まった溶岩柱です。

この後11時から神事を拝見させていただきまして、お昼を食べて※FBグループ、いわての町中華と食堂、の方で紹介します、たけ春さんの唐揚げ定食+餃子、、から今度は先日通行止め解除になったばかりの、男神さま上の馬仙峡男神・女神・鳥越山展望台に上ってきました。

先日名称の変わった福岡工業高=北桜高工業部脇から、奥山集落を抜けて展望台へと続いている道は、適度なワインディングと幅員ををもったプチ林道ですが、カーブがブラインドなのと下り傾斜が結構キツいので、二輪も四輪もスピードは落として走っていただきたく。

途中、今は摘花後になってますが、りんごの花が見頃↓です。

夏もみじ、がアクセント。

対岸の大崩崖をバックに。秀吉軍が九戸攻めで急峻な尾根伝いに密かに移動して、不意を突かれた九戸城に奇襲をかけてきたルートです。

展望台に上がる道路は展望台から先も伸びていますがダートに変わります。

観光目的であれば、展望台から先は行かないことをお勧めします。

展望台周辺は今、山吹の花が美しく咲き乱れています。名の知れぬ、可憐な高山植物もあちこちに。

展望台は3階建てですが、天辺は吹きさらしでたまに強い風が吹き上がりますので、注意してください。

馬仙峡に繋がる一戸町鳥越集落と、新幹線の一戸トンネル出口のある通称三角山と奥の山が、茂谷の山。

遠く七時雨山から八幡平に連なる県北の山々が眺められます。

左手の山稜が鳥越山、左手奥の山陰が一戸の町です。

右の道を辿っていくと、浄法寺町を経て安代JCから八幡平市へ抜けられます。

高速ルートは、橋のたもとで馬淵川と合流する安比川谷筋を通っていますので、一戸ジモティは南行するときは4号線で滝沢へ直に走るのが常です。

二戸旧市街、すなわち元の石切所地区から九戸城を経て折爪岳方向です。

白く見える崖が、戦国時代、九戸政実公の奥州反乱時、蒲生氏郷率いる豊臣秀頼軍が密かに通過して九戸城を急襲、九戸勢が劣勢に陥った大崩崖です。

超古代の太平洋海底が地殻変動で隆起と沈降を繰り返し、陸化したあと古十和田火山の大火砕流と火山灰が滞積したあとです。

崖の裏側の谷筋に旧奥州街道が通過しており、末の松山という切り通しのサミットがあり、古代の海岸浜辺の痕跡化石である、浪内峠の交差層、という珍しい地形化石が見学できます。

右手の馬淵川にかかる鉄橋が、新幹線とIGRが通る線路です。

ご覧の通り、もう県北は先日の春の終わりを通り越して、すでにグリーンシーズン真っ盛りの初夏ビビッドカラーに溢れる季節となっています。

冬枯れの山肌はいつのまにか緑が芽吹き、色とりどりの淡いグリーンは日に日に色合いを増して、山萌えのもっこり感はピュア新緑の季節へと衣替えをしつつあります。

どちらかというと岩手県北は青森奥入瀬と盛岡八幡平の狭間で、通過するところ、と思われがちですが、インバウンドにまだ全く染まっていない、それでいて内容の濃い隠れネイチャー&カルチャースポットが、数え切れないくらいストックされていて、「大人な価値の分かる趣味人の方々」を手ぐすね引いて待ち構えています。

是非、この機会にご来訪いただけることを、カシオペア連邦一同でお待ち申し上げております。

 

一戸町お食事処マップ

https://www.town.ichinohe.iwate.jp/material/files/group/10/20230803.pdf